写真は先日の野辺山のスーパークロス男子エリートの様子です。
好天だったのでスビートのある展開で、選手も泥人形にならないで済みました。
補足ですが、前々回の記事での加藤 一さんの経験談で、なぜシクロクロスが軍事教練になったか、やったことのある人なら理解できるでしょうか?
整地されたコースではなく不整地を走り、時に自転車を担ぎ坂や障害物を越える過酷な競技形態は、強靭な体力が必要な、強い兵隊を養成するのに最適だったからではないでしょうか。
実際に旧日本陸軍ではフィリピンなどでは自転車で移動する通称銀輪部隊が存在したそうです。
さて、そんな過酷なシクロクロスに適した自転車やメカとはどのような物なのでしょうか?
レースでは、シングルスピートのクラスもあったそうです。
シングルスピードのシクロクロスバイクもあるのですね。
高低差があまりないコースならむしろシングルギアの方が合理的かもしれないと思いますがいかがでしょうか?
また、フレームについてはいまだにクロモリ製を使用している選手がいるのも印象的でした。
私も多分クロモリフレームを選択します。
観点を変えればカーボンやアルミよりも優れた材質なのではないかと思うこともあります。
ブレーキについては、少なくともシクロクロスバイクではやはりディスクブレーキが適しているのではと考えています。
ギアについては、フロントはロードと同様にダブルを選択している選手とシングルギアの選手に分かれていました。
チェーンを落とすなどのトラブルを避けるには、むしろシングルギアの方が合理的ではないかと思いますが?
ロードバイクでは、今やリアは12段の時代で、ロードレースでもフロントギアはシングルギアというチームが出現したのを見ました。
そもそも計算すると仮にフロント2段×リア12段でもどこかでギヤ比が重なるので実質24段にはならないわけです。
それならトラブルの少ないフロントシングルを選択した方が良いのではと個人的には考えています。
フロントシングルギアならフロントデュレイラー不要です。
コントロールレバーも片方はブレーキレバーだけで済みます。フロントギア変速のためのワイヤーも不要です。
当然フロントのインナーギアも不要です。
では、私が現役選手時代は?
それは無理ですよ。
何しろリアギアは5段からせいぜい6段という時代でしたので…