軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

涼・1,000m林道

2021-08-31 08:22:51 | 日記

軽井沢も暑い日が続いています。先週末、暑さを避けて標高1,000m地点にある通称「1,000m林道」を走りました。
軽井沢町から小諸の菱野温泉までの道です。

水源では透明ですが、鉄分が多いため酸化して赤い水になる「濁川」です。

初秋の花「ツリフネソウ」が咲きました。

見晴らしの良いところもあります。佐久平が一望できます。

小諸市内を流れる「蛇堀川」の上流ですが、「濁川」と同じく赤く濁っています。

林道の終点から標高1973mの「車坂峠」に上る道です。ここまではとても涼しくて快適でした。ここからの登りは本当に厳しい!
今日は登るのはやめておきます。残念ですが、ここで毎年開催されていたヒルクライム大会は中止になりました。多分私はこの大会にエントリーすることはないと思います。私には厳しすぎるコースです。

来た道を戻るか下に下るか迷いましたが、下に下り昔の練習コースを走ることにしました。
この堰堤は「蛇堀川」の下流のようです。すごい水の色になっています!

この道もそれなりの標高のところにあるのですが、やはり暑い!このコースを選んだことを後悔しました。
しかし、学生時代に親しんだコースなので何とも懐かしい。

当時と変わらない風景です。
変わったのは私が歳をとったことや自転車、機材が進化したことなどでしょうか。
また、社会の変化はあまりにも大きいのですが、この辺りの風景が変わらないのは救いかもしれません。

変わったものもたくさんあります。道沿いに小さい公園ができまして、御代田町の「龍神まつり」にちなんだのか、龍の口から水が出ています。
顔を洗い、頭から水をかぶります。冷たーい!気持ちいい。

学生時代、このコースでの練習で熱中症になりかけました。やっとたどり着いた追分公園のこの水道の水を飲み、頭からかぶって回復しました。
当時は熱中症に関する知識も浅かったため、危険な状態になりました。
現在はきちんと水分補給しながら走っています。

追分公園に大きなキノコが出ていました。イグチの仲間のようです。1,000m林道は涼しくて、交通量も少なくて良いコースですが、御代田町あたりまでは別荘も増えて散歩の人も増えています。注意して走りましょう。
インカレロードレースについて
8月22日に開催された全日本大学対抗自転車競技大会のロードレースについて、その後判明したことがあります。
①雨天のため男子ロードレースのスタート時刻がAM8:30 に変更になった。
②午後の天候悪化の予報のため男子ロードレースの距離を180㎞から 150kmに短縮した。
③スタート後に落車があり、再スタートの措置が取られた。
ということです。
そして駒澤大学の後輩3名は残念ながら完走できなかったということです。
コロナウイルス感染と事故、怪我に注意しながらこれからも頑張ってください!
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インカレロードレース自宅応援・旧碓氷峠

2021-08-22 15:09:48 | 日記

(碓氷峠群馬側から)
群馬サイクルスポーツセンターで開催された、全日本大学対抗自転車競技大会のロードレース、駒澤大の後輩3人が参加しましたが、トラックレースと共に、コロナウイルス対策で無観客での開催となりました。
自宅でYouTubeの配信動画で応援になりました。1周6㎞の周回コースで距離180㎞なので、少し集団から遅れると除外されるという、サバイバルレースです。
周回を重ねるたびに脱落する選手が出てきます。

(町道三度山線入り口、旧碓氷峠まで6㎞ほどです)
長丁場なので、応援は一度お休み、私も走りに出かけることにしました。
今日の目的地は旧碓氷峠、ここを登るのは昨年以来です。

少し見ない間に変化がありました。別荘地の造成のため樹木が伐採されていました。

浅間山がよく見えます。手前のこんもりした山は軽井沢町民のふるさとの山である離山です。その山容から外国人は「ヘルメットヒル」と呼んだとのことです。

道には栗が落ちています。もう秋です。

旧峠熊野神社周辺、いつものこの時期に比較すると観光客は少ないようです。

下に下り反対側(西)から見た離山です。木が茂っているのでよくわかりませんが、頂上はいくつかの峰があり、でこぼこで、東側から見たヘルメットのような形とはかなり違います。
帰宅後、再び配信を見てみます。駒大の選手が残っているかは不明、残り3周、集団のスビートも上がっている様子、そしてかなりの選手が脱落している様子です。
鐘が鳴って最終周回、10人程度の先頭集団がゴール前になだれ込みスプリント勝負となりましたが、1人が落車、一回転して路面に叩きつけられました。
自力で起き上がり、自転車を押してゴールしましたが、ゴール後は倒れて起き上がれず、助け出されました。
かなりの重傷のようです。群馬のコースは詳しくないですが、ゴール前は、ゆるやかな下りのようでかなり速度が上がっていたようです。
危険回避のためには登ってゴールの方が良いようです。伊豆の日本サイクルスポーツセンターの場合はあえて逆回りにして、登ってゴールにしています。
今回もそのような措置が必要であったと思います。
正式なリザルトを確認しました
1 谷内  健太   京都産業大学 3:54'59''
2 仮屋  和駿   日本大学 3:55'00''
3 片桐  東次郎  日本大学 3:55'00'' 0
4 園田  大智   順天堂大学 3:55'00''
5 武智  光    愛媛大学 3:55'00''
6 松井  夢源   明星大学 3:55'00''
7 上野  颯斗  京都産業大学 3:55'00''
8 佐藤  宇志 明星大学 3:55'01''
9 高本  亮太 立命館大学 3:55'01''
10 兒島  直樹 日本大学 3:55'02''
11 古谷田 貴斗 鹿屋体育大学 3:55'16''

1位京都産業大学、2位・3位日本大学でした。
京産大あっぱれですね!
落車負傷は鹿屋体育大の選手のようです。大丈夫でしょうか…
トラックと合わせての大学対抗は1位日大、2位中央大、3位京産大となりました。
完走29名の中には残念ながら後輩3名の名前はありませんでした。
この後もいくつかの大会があると思いますが、コロナ禍のこともあるので、怪我に注意して頑張ってほしいと思います。
 
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4,000mチームパーシュート記録の変遷

2021-08-16 09:06:00 | 日記

(庭で咲いているユウスゲの花です。夕方になると開きます。)
前線の停滞による雨の影響で、各地で災害が発生しました。
長野県内でも警報が出ている中で、開催された全日本大学対抗自転車競技大会でした。途中で打ち切りでも良かったのではとも個人的には思いましたが、最終日まで、全種目実施されました。
私が参加した1982(昭和57)年の伊豆で開催されたインカレは台風のため1日目が実施されたのみ、成績なしの幻の大会でした。
コロナウイルスも怖いのですが自然災害も恐ろしい。松本は山の上の競技場なので少し心配でした。

(松本自転車競技場は標高1,000mの美鈴湖畔にあります。)
何にせよ無事の開催は幸いでしたが、母校駒大が久々に出走した4,000mチームパーシュート(団体追い抜き競争)の記録の変遷についてオリンピックを中心にして考えたいと思います。
1976年 モントリオール五輪 1位 西ドイツ    4分21秒06  室内板張り
1980年 モスクワ五輪    1位 ソ連      (タイム不明) 室内板張り
1984年 ロスアンゼルス五輪 1位 オーストラリア 4分25秒99 屋外
1988年 ソウル五輪     1位 ソ連      (タイム不明) 
1992年 バルセロナ五輪   1位 ドイツ     4分08秒791
1996年 アトランタ五輪   1位 フランス    4分05秒930 屋外走路であったはずです。
2000年 シドニー五輪    1位 ドイツ     (タイム不明)
2004年 アテネ五輪     1位 オーストラリア 3分58秒233
2008年 北京五輪      1位 イギリス    3分57秒101
2012年 ロンドン五輪    1位 イギリス    3分52秒499(世界新)
2016年 リオ五輪      1位 イギリス    3分50秒265
2021年 東京五輪      1位 イタリア    3分42秒032(世界新)       
※記録にはウィキペディア等不正確な文献を参考にした部分もあります。
ソウルは室内であったか記憶があいまいです。シドニー以後は室内250mで開催で間違いないはずです。
大変すみませんがタイム等間違いがあるかもしれません。ご了解いただきたくお願いします。

(室内、板張りの走路も昔は国内にはありませんでした)
先日のインカレの記録と比較してみてください。
驚くなかれ、日本の学生の出したタイムもしばらく前でしたら五輪の金メダルに相当する記録なのです。
1 位 日本大学   4分06秒655(学連記録、大会新記録)
2 位 中央大学   4分08秒454(学連記録、大会新記録)
3 位 朝日大学   4分08秒734(学連記録、大会新記録)
4 位 鹿屋体育大学 4分13秒904
5 位 日本体育大学 4分13秒982
6 位 京都産業大学 4分14秒983
7 位 慶応大学   4分23秒265
8 位 早稲田大学  4分25秒069
9 位 法政大学   4分25秒262
10位 明星大学   4分26秒597
11位 関西大学   4分38秒465
12位 立教大学   4分38秒831
13位 立命館大学  4分40秒697
14位 駒澤大学   4分43秒638
15位 同志社大学  4分44秒558

(私が使用している比較的安価のアルミフレーム車ですら昔から比較すると驚くほど軽量です。)
なんと1位の日大の4分06秒655というタイムは、バルセロナ五輪当時であれば、金メダルのドイツを上回っているのです。
モントリオール五輪当時で比較すれば優勝タイムは4分21秒06ですから、6位の京産大までが、金メダルタイムを上回っています。
タイム向上の要因としてどのようなことが考えられるのでしょうか?
①会場の環境:室内か屋外か、板張りかコンクリートかアスファルト、平地か高地か?
②機材の進化:スチールフレーム⇒アルミ⇒カーボン、スポークホイール⇒ディスクホイール、バトンホイール、その他の部品もカーボン化になり軽量化が進んだ、空力抵抗に考慮した設計になった。
③用具の進化:ウェア、ヘルメット等も空力抵抗を考慮した設計になった。
④戦術、走行方法の進化
⑤記録を破るための努力をしてきたこと等

(私が競技を始めた頃はワンピースのウェアも存在しませんでした)
様々な要因があると思いますが、機材の進化はすごいと思います。しかし、おかけで自転車、部品が大変高価になってしまいました。
そのことは競技普及の妨げになっていると個人的には考えています。
ロードとトラック、自転車2台そろえるだけでもミドルグレードの物でも新品なら50万円程度はかかるのではないでしょうか?更に冬場のトレーニングでシクロクロス用の自転車を用意したり、ロードもタイムトライアル用を用意するとなったら大変なものです。
昔は程度の差こそあれスチールのフレームにアルミのスポークホイールとオリンピック、世界戦に参加する選手も、私のような者までみんなが同じような機材を使用していました。
記録が向上するのは結構なのですが、機材が高価になれば金はかかるし、レースの速度が上がれば落車の際のダメージも大きくなります。
今の状況が昔に比較して良いのか悪いのか、にわかに判断はできません。
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インカレ自宅で応援

2021-08-14 11:03:16 | 日記

(松本自転車競技場は標高1,000mの美鈴湖畔にある日本で一番高地にある自転車競技場です)
松本自転車競技場において、全日本大学対抗自転車競技大会が開催されています。
あいにくの雨の中での開催です。
8月13日には、チームパーシュート(団体追い抜き競争)が実施されました。母校の駒澤大学も参加したので、通常なら応援に出かけるところです。
しかし、今回はコロナウイルス感染防止のため無観客での開催となりました。YouTubeで動画が配信になるので、自宅での応援になりました。
残念ですが仕方ありません。

(今年5月、私も参加した松本トラック大会も無観客、万全の感染対策の中で開催されました。)
今回は一発勝負のタイムレースです。
17チームのエントリーでしたが順天堂大と明治大の2チームは棄権で、15チームの出走、駒大は1組目の出走です。ロードレースが活動の中心でしたが、トラック競技への参加は費用の面でも大変のようです。私たちの頃とは機材が違います。
無事4,000mを走り切ってタイムは4分43秒638でした。
やはりというか、別格の走りで日大が優勝でした。タイムは、学連新記録、大会新記録の4分6秒655でした。

第76回全日本大学対抗自転車競技大会 男子4,000mチームパーシュート決勝の成績

1 位 日本大学   4分06秒655
2 位 中央大学   4分08秒454
3 位 朝日大学   4分08秒734
4 位 鹿屋体育大学 4分13秒904
5 位 日本体育大学 4分13秒982
6 位 京都産業大学 4分14秒983
7 位 慶応大学   4分23秒265
8 位 早稲田大学  4分25秒069
9 位 法政大学   4分25秒262
10位 明星大学   4分26秒597
11位 関西大学   4分38秒465
12位 立教大学   4分38秒831
13位 立命館大学  4分40秒697
14位 駒澤大学   4分43秒638
15位 同志社大学  4分44秒558
   順天堂大学  DNS
   明治大学   DNS

(高地のためスケート場時代を通じて記録の出る走路として定評があります)
日大、中央大、法政大は私の時代も三強でした。そこに中京大学と東北学院大学の2校が加わり当時の学生自転車競技が回っていました。
残念ながら法政大チームは、途中で空中分解1走、2走、3走の間が大きく開いてしまいタイムを失ってしまいました。
また、かつては自転車競技に取り組んでいなかった大学が力を着けました。大会の度に遠路鹿児島から参加してくれる鹿屋体育大学、駒大からは目と鼻の先の日本体育大学や、岐阜の朝日大学などです。
賑やかになって嬉しく思いますが、都会の大学チームは道路事情の悪化で練習が大変になっている事と推察します。
トラック練習に行くのも手間はかかりますが、少なくとも公道よりも安全に練習できます。かつては川崎競輪場まで行ったものです。懐かしい。
上位3チームは別格のタイムですが、母校駒大については、よくぞトラック競技に取り組んでくれたと嬉しく思います。
トラック競技で基礎的走力を養い、ロードレースでの成績にもつなげてほしいものです。
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東京五輪自転車トラック競技・軽井沢夏

2021-08-08 13:50:13 | 日記
<東京五輪自転車トラック競技>

(伊豆ベロドローム)
梶原悠未選手銀メダルおめでとう
女子では日本の自転車競技史上初の銀メダルです。
強いだけでなく、巧みなレース展開でした。良い位置にいるため一番目の種目、スクラッチでの大落車にも巻き込まれずに済みました。
最終種目のポイントレースでは思いのほか走れず、落車もあり残念でしたが、何とかメダルが取れました。
大学院での研究テーマが「自転車競技のエリミネーションレース技能における達成度評価」ということであり、自分の苦手種目の選手の動きの統計学的な分析ということです。
基礎的走力も卓越していますが、戦術面の研究をチームの支援スタッフでなく自分で行える知性を備えている文武双方に秀でた素晴らしいアスリートです!

(松本自転車競技場での梶原選手)
梶原選手の活躍は見事でしたが、男女ともに短距離勢はメダルゼロでした…
頑張った。よくやったとは思いますが、この成績に私個人としては満足していません。
脇本、新田、小林各選手、競輪選手の本業に加えて、ナショナルチームの活動は大変であったでしょう。しかし、ナショナルチームには多額の強化費が使われてきました。フレームを提供したブリヂストンサイクルやパーツメーカー等企業の支援も大きかったと思います。そのような支援体制の中で結果が出せなかったことはやはり、力が足りなかったということでしょう。
コロナ禍の中困難なことはあると思いますが、パリ五輪に向けて奮起してほしいと願っています。私も自転車短距離選手の端くれでした。五輪でのメダルはすべての競技者の夢です。多くの競技者が果たせなかった夢と願いを次の五輪で果たしてほしいと願っています。
<軽井沢夏>

軽井沢も最近は温暖化の影響により、30度を超える日も珍しくはありません。
しかし、木陰の道は涼しくて快適です。

もみの木の根にサルノコシカケの仲間なのでしょうか?大きなキノコです。

女郎花の花が咲きました。

道の向こうはゴルフ場です。
コロナウイルス感染に注意しながら、走りたいと思います。
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