軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

上信国境山岳コース

2019-08-26 20:51:58 | 日記

(田口峠頂上手前のトンネル)

8月25日(日)スポーツコミュニティ軽井沢クラブのグループサイクリングに参加させていただきました。

前回7月28日と同じ、佐久市臼田⇒田口峠⇒群馬県南牧村⇒大上峠⇒長野県佐久穂町⇒スタート地点の臼田に至るコースです。

前回は、田口峠の下りでのタイヤサイドの損傷を伴うパンクという致命的なトラブルで途中で引き返しましたが、タイヤを新品に交換して参加させていただきました。

(田口峠頂上)

当日は乗鞍のヒルクライムと日程が重なったため、イベント主催のスポーツコミュニティの方と私、二人だけになりました。

雨川ダムまでは結構厳しい個所もありますが、ダムから先は割と緩い勾配で私にも上りやすいコースです。

(雨川ダム湖)

かつてはダムの上に不老温泉湖月荘という国民宿舎があり、亡き母と一緒に来たこともありましたが、温泉というほどの効能はないとの成分分析の後、営業中止となり今は建物も取り壊されて更地になっています。

写真が暗くなってしまいましたが、頂上から南牧まで長い下りが続きます。

見通しの悪いコーナーもたくさんありますので慎重に下りました。

普通は峠のピークが県境ですが、峠をほとんど下り切った広河原地区まで長野県佐久市(合併前は南佐久郡臼田町)になります。

なぜこんなところまで長野県なのか?

それには民話も伝わっています。ネットで検索してみて下さい。

ちなみにスタート地点には、龍岡城五稜郭があります。日本には、函館の他には臼田にしかない西洋式城郭です。

この城を作ったのは幕末の三河奥殿藩の藩主で、この一帯にも領地を持っていた殿様の松平 乗謨です。

幕末になり、城を現佐久市田口の地に移して田野口藩としました。長野県に五稜郭があることご存知でしたでしょうか?

南牧川の清流です。イワナ釣りに行きたくなりました。

この先、南牧村熊倉地区から大上峠の登りが始まります。

距離は8㎞程度ですがかなり厳しい登りです。

確か昨年の夏、この峠に単独で来た時に、ランニングで登っていたグループがいて驚きました。

この峠をランニングで登れれば箱根駅伝の、芦ノ湖への登り区間もこなせるのではと思いました。驚くべき「山の神」の皆さんでした。

しかも登り切った後は、夏でも冷たい南佐久を流れる抜井川上流の水を浴びてクーリングをしていました。

「あなたもどう?」と言われましたが冷たさは良く知っているので遠慮させていただきました…

大上峠頂上は眺望はありません。

森林の中で落ち着いた感じですが、何かの工事をやっていました。

何ができるのでしょうか?

ここからは南佐久郡佐久穂町⇒スタートの臼田まではほぼ下りとフラットのコースになります。

先月は、パンクのトラブルで完走はなりませんでしたが、無事ゴールできました。

ご一緒いただいたスポーツコミュニティの方には、心より感謝させていただきます。

実は、この日はグリーンドーム前橋のトラックミーティングもあったのですが、嬬恋のヒルクライムのために今回は山岳コースの走行を選択しました。

9月1日はいよいよ嬬恋キャベツヒルクライムです。天気が心配ですが、自己記録更新を目指して頑張ります。

本日の走行距離55㎞でした。 

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軽井沢から湯ノ丸高原への道③ ~高所トレーニング施設~

2019-08-24 15:38:24 | 日記

湯ノ丸高原に作られた全天候型陸上トラックです。

練習用なので3レーンしかありませんが、高地トレーニング施設としては貴重です。

現在プールも建設中です。

この秋には完成予定です。

この施設では、来年のオリンピックに向けて、水泳日本ナショナルチームの強化が期待されています。

他にトレイルランニングコースなども整備されております。貸し切りになりますが自転車関係もMTBの練習に使えそうです。

トレーニングルームが完備された宿泊施設もあります。

ロードレースのチームの合宿にも使えそうですね。

高地トレーニング施設の整備には多額の費用が掛かり、現東御市長には批判の声も多く寄せられたとのことです。

しかし、宿泊の予約はかなりの数に上っているとのことで、短期的には五輪の選手強化のためという目的が大きいとはいえ、長期的に考えればこれらの施設は、日本のスポーツ界にとっても、東御市の地域振興にも必ず寄与してくれるものと確信しています。

天気が怪しくなってきましたので下界に降りることにしました。

こんな花も咲いていました。

シナノキの大木です。

ぼけてしまいましたが、シナノキのそばにある、五一番馬頭観音です。

横堰地区の池からの眺めは晴れていれば見事なのですが今一歩でした。

長野側の地蔵峠は勾配がきついので注意しないと、知らない間に下りはスピードが上がります。

コーナーは時速20㎞台に減速しますが、直線では何もしないと軽く時速50㎞を超えてしまいます。

あわてて減速しましたが、経験上本当に安全に下れるのは時速30~40㎞までかなと思います。

現在自転車には制限速度はないようですが、将来的には交通規制していない公道では、自転車にも速度制限が課せられる日が来るのではないかと考えています。

新張(みはり)地区の一番観音です。

ぼけてしまいましたが、一番は如意輪観音です。

どうか峠を行き来するサイクリストやドライバーの安全を守っていただきたいと祈りました。

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軽井沢から湯ノ丸高原への道② ~如意輪観音~

2019-08-21 22:20:49 | 日記

浅間サンラインから農道を登り始めて、何とか標高1,000mを越えたあたりの奈良原地区まで到達しました。

ここは私の自宅のある軽井沢の市街地より標高が高いので、風も涼しくなってはきましたが、何しろ暑い、体がオーバーヒート気味になっていました。足はまだ動きそうですが、無理して頑張ると熱中症が心配になったので、足を止めて日陰に入り体温を下げることにしました。

(三十三番 千手観音)

しばらく日陰で休んで再スタートしました。

この峠には東御市新張(みはり)地区の一番観音から始まり、群馬県側の鹿沢温泉の百番観音まで、百体の石の観音像が祀られています。

三十三番は子年生まれである私の守り本尊の千手観音です。

サイクリストのためだけに建てられたものではないですが標高の案内板が細目に建てられているのは、助かります。

バス停の名前が「六十番」つまり六十番観音の前だということですが、峠の途中のここで降りる人は稀ではないでしょうか?

少し前に戻りますが四十四番は如意輪観音です。

調べると如意輪の「輪」は釈迦が説いた仏教の教えを意味する「法輪」のことだそうですが、「輪」が意の如くなるのでサイクリストにとっても有難い仏様ではないのかと考えた人がいました。

私が高校時代にお世話になった、当時高崎市内にあったサイクルショップの職人気質のおじさんが、知人から如意輪観音の石仏をもらったと店の前に飾り、その名前が気に入ったと笑っていました。

しかし調べるとそれは昔の墓石ということで、それを話すと気味悪がるお客もいたとのことです。

しかし歌詠みでもある店主のおじさんは「優しい顔の野の仏をどうしてあなたは気味悪いというのだ?」との意味の短歌で返したとのことです。

その後お店も閉めてしまいました。かなりのお年になっていますがご存命なのでしょうか…

私も如意輪観音をサイクリストの守り本尊としたいと考えています。

(頂上直下標高1,700mの表示、もうひと頑張り!)

峠の上は雲の中、標高を稼いでいくと寒くなってきます。しかし、勾配はキツイ!

撮影しながら休みつつ登っていきます。

元々スプリンターの私には厳しすぎます。

どうにか標高1,750mの湯ノ丸高原に到達しました。

地蔵峠頂上には八十番の十一面観音の他に地蔵菩薩も祀られています。

頂上のお店で、くるみと並ぶ東御市の名産ぶどうの巨峰ソフトクリームを食べて一休みです。

雲の中なので寒い、ウインドブレーカーを持ってきたのは正解でした。

ビジターハウス内に展示されている熊と狐のはく製です。

熊さんの迫力がすごい!

暑さがなければもう少し頑張れたかもしれませんが厳しい登りでした。

群馬側からだと比較的楽な峠ですが、長野側からは厳しい!

私にとっては車坂峠よりもきつかったというのが率直な印象です。

獲得標高1,000m超ですので、カテゴリーとしては立派に超級山岳になると思います。

湯ノ丸高原では、現在高地トレーニングの施設を整備中です。

次回、もう一回湯ノ丸高原を巡る最近の話題を取り上げてみたいと考えていますのでお付き合いいただければと思います。

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軽井沢から湯の丸高原への道①

2019-08-19 20:33:46 | 日記

(軽井沢町大字追分地籍を流れる濁川)

昨日8/18(日)は東御市にある職場の行事のため、出勤、8/19(月)は公休日でした。

行事終了後は慰労会で一杯(いや沢山いただきました)、車は職場において家内に迎えに来てもらい帰宅しました。

今日は、自転車で車を持ちに行きがてら、地蔵峠を長野県側から登り、湯ノ丸高原に行くことにしました。

追分から1,000m林道に入りしばらく行くと真っ赤に濁った「濁川」が流れています。

水源では濁っていないのですが、鉄分が多いためしばらく地表を流れると酸化して赤くなります。

決して増水のため濁っているのではありません。澄むのを待つのはそれこそ「百年河清を俟つ」になってしまいます。

1,000m林道は標高1,000m地帯を走るのでそのような名前で呼ばれています。

そのまま1,000m林道を小諸まで行ってもよいのですが、やや遠回りになるので、午後は雨の予報もあるので少しショートカットして、御代田町塩野地区に下ります。

昔の私の練習コースを逆に走っています。ここは上り坂を利用してのスプリント練習の場所でしたが、今は新しい道が開いて分断されているので、スプリントで登り切ることはできなくなりました。

一時停止が必要です。

ツール・ド・フランスといえばひまわり畑の中の道を走る選手の姿が印象的ですが、ここにも向日葵が咲いてます。

先日噴火した浅間山は今は静かです。

今日は雲に隠れています。

職場に車を取りに行って、ここまでの走行距離27㎞でした。

車で東御市の道の駅雷電くるみの里に移動。駐車場に車を置いて難コースである東御市側からの地蔵峠を登り、湯ノ丸高原を目指します。

東御市は日本一のくるみの産地、道の駅のくるみおはぎはお勧めです。しなの鉄道田中駅近くの花岡のくるみ菓子も有名です。

軽井沢のスーパーつるやにも出店しています。

東御市の丸山晩霞記念館で猫まみれ展という特別展を9/16までやっています。

ホールには自慢の猫写真を展示するコーナーもあり、我が家の猫の写真も展示しています。

猫関連作品だけでなく、丸山晩霞画伯の作品も素晴らしい。手前にあります小諸高原美術館の白鳥映雪画伯の作品や、浅間山の絵で知られる懐古園内の小山 敬三美術館と併せて鑑賞されると良いと思います。

雷電は現東御市大石地区出身で江戸時代に活躍した伝説的力士です。

立派な銅像もあるのですが、でかすぎて実感がわきません。

こちらは等身大で身長192㎝です。大きかったことには変わり在りません。

勝率は歴代第一位、史上最強と言われながら大関にはなりましたが、横綱には昇進していません。

よろしければこんな写真も撮れます!

道の駅をスタートして、本道の入り口はやや狭いので、真っすぐ伸びる農道から登り始めます。

暑い!そしていきなりキツイ!もう少し涼しければよいのですが、暑さが容赦なく体力を奪っていきます。

いままで登ったコースの中でも屈指の難度でした。

この続きは次回にあげさせていただきます!

 

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ハルヒルコース②

2019-08-14 11:46:44 | 日記

榛名神社からの登りは厳しいですが、登り切った後は、美しい榛名湖の風景が待っています。

湖畔のお店には自転車用のラックが備え付けてあります。

サイクリストをお客に取り込む作戦大当たりです。

自転車乗りにとっても大変うれしいことです!

看板猫ちゃんがいるお店で蕎麦を食べました。

撫でようとしたらお店の中に入ってしまいました。

我が家の猫のにおいがついていたのでしょうか?

自転車ヒルクライム、トライアスロン、マラソンとスポーツイベントでの地域振興を柱に据えているようです。

湖畔をしばらく走ってから下山です。

注意喚起の看板もありますが「自転車運転中の皆様へ」との記載があります。

自転車から降りて押していれば歩行者ですが、乗れば車両です。

サイクリストは車両を運転しているという自覚と責任を持つべきだとの意味だと自分なりに思いましたが、そのような見方によれば「運転」という表記は的を得ているのではないでしょうか。

看板・標識は本当に充実していますので感動ものです。

標高1,000mの爽やかな高原から標高200mの酷暑の下界に戻ってきました。

高崎市榛名庁舎(旧役場)にもヒルクライムの看板がありました。

合併して高崎市の一部になっても、スポーツを中心にした地域振興に意欲的に取り組んでいるのは素晴らしいことです。

登っている時にも散歩中の年配のご婦人から「行ってらっしゃい」と声掛けがありました。

何と暖かい。

榛名神社からの登りは厳しかったですが、自転車乗りを暖かく迎えてくださっていることに感謝です。

来年のハルヒルにはエントリーしたいと思います。

ただし神社までのコースにしたいと思います…

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