◎ポジショニング
群馬の中古サイクルショップでサドルを購入したので、これまで使用していたISMサドルと交換してみました。前立腺がんの予防のため少しでも会陰部への刺激が少ないサドルを使いたいということで、以前トラックレーサーで使用して感じが良かった、Specializedのサドルです。
元々イタリアンブランドのGIOSのロードにアメリカンブランドのSpecializedのサドルですが、使い勝手が良ければこだわりません。
(以前使用していたISMサドル、決して悪い印象でもありません)
サドルが変われば世界が変わります。
ポジショニングの確認のため近くの涼しい場所を走りながらサドルの位置を調整します。
しかし、結論はすぐには出ませんが、ロード乗りがあまり使わないISMサドルも悪くはなかったと感じています。
新緑、紅葉の名所の雲場池です。夏も悪くはありません。
軽井沢も30℃を超える日が続いていますが、樹木が多い場所は涼しい。
昼でも暗い別荘地の中の道ですが、サイクリングコースになっています。
しかし、地元の人もあまり通ることはない道だと思います。
涼しくて快適です。
自宅近くを、ポジショニングを確認しながら楽に走って、走行距離18㎞でした。
花
先日は釣りに行ってきました。
花の写真を撮りましたが、名前が分かりません。
(この花はツリガネニンジンのようです)
ミヤマカラスアゲハの群れが水を飲んでいました。
◎ルールを守ること(ツール・ド・ポローニュ2020 第1ステージの重大事故に思う)
(トラックレースでもマディソンはかなりの熟練が必要です。個人的に好きになれない種目です。確かな技量とルールの遵守がないと大事故に!)
ヨーロッパではロードレースが再開しています。8月5日からポーランドで始まったツール・ド・ポローニュ2020 第1ステージの集団でのゴールスプリントで重大事故が発生しました。ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)の押圧行為でフェンスを突き破って激しく落車したファビオ・ヤコブセン(オランダ)は頭や胸を強く打ち付けたことで大量出血を伴う頭蓋骨骨折、臓器にもダメージとのことで、薬物投与によって人工的な昏睡状態に置かれ、そのままヘリで病院に直行とのことでした。
(明治神宮外苑クリテリウム:トラックよりも、ロードレースの方が、リスクが高いというのが私の考えです)
フルーネウェーヘンも鎖骨骨折をしたとのことですが、即刻失格、表彰式は中止。事故の原因を作ったフルーネウェーヘンは懲罰委員会にかけられるとのことでした。(参考文献:シクロワイアード)
彼は何故、ヤコブセンをフェンス側に押しやったのでしょうか?全力のスプリント態勢に入ってからの急激な進路変更、押圧行為は明らかに走行違反です。
また、シモン・ゲシュケ(ドイツ)はコースレイアウトの問題点を指摘してしたようです。
ゴール前には下りがあり、時速80㎞台での集団スプリントだったとのことです。スプリントやケイリンなどトラックの短距離種目でもそこまでは出ないと思います。
しかも大集団で…
(2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム:ツール・ド・フランスの無事の開催を心から祈ります)
コースレイアウトも大きな問題ですが、ルールを無視した危険な走行は非難されるべきでしょう。ルールの遵守がなければそれは既にスポーツとは言えません。
コロナ禍の中、ロードレースの再開は嬉しい事なのですが水を差すような嫌な出来事です。ツール・ド・フランスが安全にまた、コロナウイルスもなく滞りなく開催されることを祈るのみです。
◎ロード―スファンなら知っている自転車講座
先日、ロードレース界の事情に詳しくない家族との会話の中で出てきた疑問について説明させていただきます。
(今はあまり評価が高くなくなってしまったGIOSの普及版の愛車)
①自転車選手の収入は、トップのワールドツアーの選手でも、サッカーのスター選手には遠く及ばないことは理解してもらえました。
②トップ選手が使う自転車は100万円超えの場合があることも理解してもらえました。
しかし、自転車がチームからの支給品であることの理解がされていなかったようです。
そこは大事なので改めて説明させていただきます。
☆自転車はウェアなどと同様にチームからの支給品です。
☆自転車、パーツ、ウェア、ヘルメット等の用具はすべて契約したスポンサーからチームに供給される。
当然選手はスポンサーから供給された用具を使用する義務があります。
チームのユニフォームを着用するのは選手の義務、決められた自転車とパーツを使用するのも選手の義務であるということです。
例:チーム・イネオスの自転車はピナレロです。イネオスの選手がチーム・バーレーン・マクラーレンに移籍したらバーレーンの自転車はメリダなので、どんなにピナレロに馴染んでいてもメリダに乗らなければいけないということです。
結構大変な事ではあります。個人的にはフレーム以外に付いているパーツが更に問題です。例えば私の場合はシマノのパーツに慣れきっています。もし、移籍先の自転車のパーツがカンパニョーロだったら…。変速システムに慣れていません。しかし、好きでなくとも使わざるを得ない、慣れるしかないということです。
ただし、メカニックにとっては全員が同じ機材を使用している方がメンテナンスの作業は楽になるはずです。
(トラックはメリダを使用しています)
モータースポーツに例えるとわかりやすいでしょうか。ホンダF1チームのドライバーがフェラーリのマシンに乗ることはあり得ない。二輪ならばスズキチームのライダーがホンダやヤマハに乗ることもあり得ないということです。
ちなみに日本の競輪選手は、個人事業主です。競輪の規格品(NJS)でなければ使用できない。いまだにクロモリフレーム、30年前と変わりないような自転車しか使えませんが、規格品なら自分の好きなパーツを使えるという自由はあります。