軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

金食い虫②

2019-09-27 20:52:52 | 日記

以前スポーツサイクルは金食い虫だという記事を上げさせていただきました。

自転車1台購入すればそれでよいというものではないと…

当然ですが身を守るためのヘルメットやウェア、シューズ、グローブ等の衣類や用具、そしてタイヤは消耗品なので減ったり、劣化したら交換、ポンプや工具、潤滑剤等のメンテナンス用品、ボトルやサドルバッグ、パンク修理セット等の小物、サイクルコンピューター、ローラー台等きりがないと…

(30年以上前に使用していたパールイズミのトラック用ワンピースウェア。さすがにもう使用する事はできません。生地はへたり、ファスナーも動かなくなっています)

(パールイズミのPのロゴもかすれてしまいました)

(もはや使用できる状態ではございません…)

(現在は内外様々ななブランドのウェア類が市場に出ておりますが、70年代まではパールイズミが国内市場を独占していました。80年になりますと、デサントが製造したトラック用ウェアがナショナルチームで使用され、中野さんが世界戦で大活躍しました。そしてル・コックブランドも発売され、イタリアからはサソリのロゴのカステリも輸入販売されるようになりました)

(かつて使用していたトラック用の前輪、頑固ですが先進的でもあったサイクルショップのおじさんの勧めで、当時としては少数派のラジアル組です。もちろん手組です)

グレードアップのために新品のカーボンホイールを購入したら30万円という時代です。

30万円といったらそれなりの完成車が一台購入できる金額です。しかも穴にでもはまって破損して、一発で終わりということにもなりかねません。金銭感覚がおかしくなってまいります。

(昔のタイヤがそのまま付いていました。ソーヨー40A信頼できるタイヤでした)

少しずつ必要な物から揃える、また中古品を活用することや100円屋で売っているアームカバーやパンク修理セットなどを活用して、節約していくことが自転車を良き趣味として、長~く続けるために大切ではないかという趣旨の記事を以前上げさせていただきました。

この度、マスターズ枠でのトラック種目への復帰を決めたため、また物入りになってまいりました。

(30年以上前のシマノデュラエース競輪規格のハブです。私にとっては大変愛着のあるパーツです)

ワンピースのトラック用ウェアも購入が必要です。ホイールも中古品か中国製でもよいので、何とかグレードアップが必要です。

来期のレースシーズンを目指してお財布のことを考えながら準備を進めて参ります。

出場種目は500mTTなので、今の私の体力でも40秒少々で終わってしまいます。

おまけで個人追い抜きに出ても、たった2000mの勝負に過ぎませんが、そこに至るまでの準備は、機材や用具の調達とトレーニングも含めて、長距離で勝負するロードレースとなんら変わりはありません。

えっ、もし落車したらあんたが痛い目に遭うだけじゃなくて、せっかく買ったワンピースウェアもだめになってしまうって?

まあ、ケイリンやスプリントには出走しませんので、TTや個人追い抜きでの落車は見た事はありませんので大丈夫かと思います。

ただし練習では十分注意して、生涯スポーツとしての自転車競技に取り組みたいと考えています。

ちなみに80年代製造のデサント製レーサーパンツはもちろん安くはありませんでしたが、現在も使用可能です。たまに練習に使っています!

良い品質のものはやはり持ちも違いますね。

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釣りに行きました(何のブログ?)

2019-09-17 22:06:51 | 日記

ロードレースの世界ではブエルタ・イスパーニャ(スペイン1周)も終わり、シーズンもいよいよ終盤に入りました。しかし、国内では、10月に一番大きなワンデーレースであるジャパンカップが開催され、また、興行的なイベントではありますがツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(今年も観戦に行きます!)も開催されます。10月は日本では自転車好きにとっては1年で一番盛り上がる月かもしれません。それは私にとっても楽しみではありますが、10月を迎えてさみしく感じることがあります。

私は渓流釣りを趣味にしていますが、イワナ、ヤマメは秋が繁殖、産卵期になるため、長野県の各漁協の多くは9月末までが漁期であり、以降は来年2月中旬まで禁漁期になります。

(水量もあまりない源流部ですが、下のダムから遡上した大物が釣れた実績のあるポイントです。しかし今回はあたりがありません)

もう少し、自転車にも乗りたいのですが、釣りでは今年になって大した釣果がなかったため、何とかシーズン最後に結果を残したいという思いから9月16日は、いつもの南佐久の渓流に釣行しました。

もっと水量が多い別の支流の沢に移動しました。この滝下もこの時期は実績があるポイントです。

(久々の良型イワナ、シーズン終盤でやっと結果が出せました)

上の写真の滝下では痛恨のバラシをやってしまいましたが、その下にある2か所のポイントでかなり良い型のイワナ2匹を釣り上げることができました。そして、写真の滝の上にある滝つぼでも良型イワナが釣れました。

(魚に感謝して大切に、美味しく調理します。イワナの塩焼きとヤマメのから揚げ、実に美味!)

良型のイワナ3匹をキープして、我が家の猫(グルメのお嬢様です)のために少し小ぶりのキープサイズのイワナとヤマメもキープ(15㎝以下はリリース)、他にやや小ぶりですが、から揚げにちょうど良いサイズのヤマメ3匹をキープ、他のキープサイズ以下はキャッチアンドリリースして、帰宅しました。イワナ3匹は塩焼きにして、1匹はご近所に差し上げました。今回の釣果は、ステージレースに例えれば、ツール・ド・フランスならば、後半のアルプス決戦で一気に挽回、大逆転で総合首位に立ちパリに凱旋といったところでしょうか。

(素焼きしたイワナの身をほぐしてキャットフードに混ぜます)

グルメお嬢様の我が家の愛猫のスペシャルご飯は、カリカリのキャットフードにほぐしたイワナの身を混ぜたイワナご飯です。お嬢様、夢中で食べていました。漁協が放流していない区域なのでほぼ天然のイワナです。天然イワナの混ぜご飯、考えてみれば猫ちゃんには贅沢でしょうか…

「猫のためにイワナを釣るなんて」というご批判もあるかもしれませんが、私は、犬や猫も大切な家族の一員として愛しむべきと考えております。さて、基本的に当ブログは自転車のブログですので、ここて釣り具の進化と自転車の進化についてについて考えたいと思います。

(トラックミーティングの時にお借りしたカーボン製バトンホイール、とても当方には購入できない価格です)

自転車フレーム素材の進化

鉄⇒アルミやチタン合金⇒カーボンファイバー

釣り竿の進化

竹⇒グラスファイバー⇒カーボンファイバー

と、行きつくところは自転車フレームも釣り竿も一緒になりました。更に自転車はハンドルやステムなど金属以外は無理ではと思っていたパーツまでカーボンで作られるようになりました。

私が現在乗っている安物のアルミフレームもフロントホークだけはカーボンですが、フルカーボンのフレームは、試乗ぐらいでしか乗ったことがありませんので何とも言えませんが、本当にベストの素材なのか時として疑問に思うことはあります。

今年のツール・ド・フランスでゲラント・トーマス選手が落車したときにカーボンフレームが真っ二つに破断したのをテレビで見ています。金属フレームならここまでひどい破断はなかったのではないかと思っています。

確かに釣り竿についてもカーボンの竿は本当に軽い!扱いやすい!しかし、物にもよりますが、シマノ製とダイワ製の渓流用カーボン竿を何回か折ってしまいまして、それ以来一本千円程度のホームセンターで買った安いグラスファイバーの竿を使っています。これなら折っても惜しくないですから。ただしこのことは、日本を代表する釣り具メーカーのシマノとダイワ(自転車部品でもシマノはもちろん世界のブランドです)の竿が悪いのではなく藪が多い上流部で荒っぽい使い方をする私にも問題があるのです。

しかし、そのような釣り人個別の理由から考えてもカーボンロッドには釣り具としても、軽さを優先させたため犠牲にしている部分があるように思えてなりません。                

カーボンに比べてグラスファイバーの竿は重いですが、独特の弾力があるため、大物がかかっても糸が切れにくく、何とも言えない釣り味が楽しめます。しかもカーボンより弾力があるためか滅多なことでは折れません。

確かにカーボンは軽いですし、自転車パーツの素材としても大きな可能性がありますが、フレームに関しては、釣り竿同様に重量の軽さと引き換えに犠牲にしている部分もあるのではないかと思えてなりません。       

また、釣り竿に関してはカーボンロッドの注意点として通電性の高さがあります。雷がなったら直ちに竿を畳んで撤収するしかありません。え、自転車ではどうなの?

やはり避難しかないと思いますが、タイヤは絶縁体ですので、その辺はどうなのでしょうか?         

中古などで機会があれば、私もカーボンフレームの自転車を入手しても良いのではと考えはていますが、釣り竿の経験からどこかでカーボン素材に懐疑的になっている私です。臆病なのでしょうか?それとも単に頭が古いだけなのでしょうか?

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軽井沢の地名 ~笑坂~

2019-09-11 22:11:09 | 日記

(「笑い坂」追分方面へ向かう登り)

宿場町として賑わった追分地区と軽井沢の隣の御代田町(みよた)の間の旧中山道の坂道を「笑坂」といいます。

9/8日曜日、御代田に用事があったので、練習を兼ねてロードで行くことにしました。

笑坂を含むこのルートは、高校生の頃の練習コースの一部でした。

笑坂とは面白い名前ですが、この名前にはいわれがあります。

昔、中山道の宿場町として賑わっていた追分宿(北国街道との分岐でもありました)には、沢山の遊女もいたとのことです。御代田方面から若い衆が追分に遊びに行くため、この坂を歩いて登って行き、宿場が近づくと明かりや賑やかな声が聞こえてきて、うれしくて笑ったため笑坂という名前がついたとのことです。

追分地区には、現在堀辰雄文学記念館や宿場の歴史について学べる追分宿郷土館があります。

写真が暗くて分かりにくいですが、右側に登ると追分1.8㎞、左側に下ると中山道の小田井宿3.4㎞、塩名田(宿)13.5㎞の道標があります。

御代田駅方面への下りです。

しなの鉄道御代田駅の南側に位置するのが、旧中山道の小田井宿です。今も宿場町の面影が残ります。

(軽井沢町上発地地区のぼんぼん坂隧道)

軽井沢の坂と言えば、上発地地区には「ぼんぼん坂」という名称の坂があります。

ぼんぼん坂という名前も面白いのですが、こちらのいわれは私も知りません。

地元の方に聞けば分かるかもしれませんが、昔のことを知る人も少しずつ減ってきている可能性があります。

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嬬恋キャベツヒルクライム2019 ③ ゴール後~イベント~帰り道

2019-09-04 21:34:18 | 日記

ゴール付近でみつけた「本日この辺りにクマがいます」との表示です。

これだけたくさんの人間がいれば出ることはありませんが、クマさんのお家の中に道路を通してもらっているのでいるのは当然です。軽井沢でもゴミを目当てに町の中にも出てくるクマがいまして大きな問題になりました。

果敢な逃げで今年のジロ・デ・イタリアを沸かせた初山 翔選手も来てくれました。

ゴール後のトークショウ、そしてNIPPOチームや大会スポンサーからのプレゼントや嬬恋村の特産品等が当たるじゃんけん大会も楽しみです。残念ながら三回目の参加の私は、今年も負けて何ももらえませんでした。通訳のマルコさんもNIPPOチームに帯同する形で毎年来ていただいています。

司会は、毎年サイクルナビゲーターで、チーム右京の畑中選手の奥様の絹代さんでした。

この後NIPPOチームはツール・ド・北海道への参加ため、北海道に向かいます。

帰る途中、地元のスーパーサンエイに寄りました。

サンエイでは群馬の地酒セットを購入しました。

谷川岳以外の秘幻(浅間酒造)と貴娘は吾妻のお酒です。谷川岳も良いお酒ですが、秘幻は美味しい!

また、貴娘もとても美味しいお酒です。吾妻の温泉に亡き父と行ったときに一緒に飲んだ思い出のお酒です。

グランフォンドのコースにもなっている、つまごいパノラマラインを通って帰ることにしました。

浅間山です。

私たち長野県人から見るとこれは裏浅間ですが、群馬県吾妻の人たちから見ればこちらが表なのだと思います。

車坂峠を群馬側から登って帰ろうと思い立ちました。(もちろん車で登っています!)

入り口は舗装路でしたが、途中から未舗装になりました。長野側は完全に舗装されていますが、群馬側はダート区間が全体の7割ぐらいを占めています。ロードバイクでは難しいですがMTBなら面白そうです。

しかし、嘘でも脅しでもなく熊はいます!

もし自転車で登る場合は熊よけの鈴を体や自転車に装着したり、仲間と話しをしたり、ラジオを鳴らすなど音で人間がいることを知らせる必要があります。

蓼科山と八ヶ岳です。

車坂峠を登り切り長野側に入ると雄大な眺望が望めます。

少し曇っていますが佐久平方面が望めますが標高2,000m近いので圧倒的高度感です。ここも5月はヒルクライムの大会がありますが、厳しいコースです。私には無理ですが坂が好きな方は参加する価値がある大会です。

冬が厳しい軽井沢でも、後少しは気持ちよく走れる季節が続きます。仕事も多忙ですが、空いた時間で、しばらくは、力を抜いて

楽しく安全に走りを楽しみたいと思います。

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嬬恋キャベツヒルクライム2019 ②

2019-09-03 22:27:40 | 日記

ゴール後の振る舞いは毎年コーンスープと笹まんじゅう、ほっとする味です。

そして、嬬恋村の天然水もいただきました。持ち帰って飲んでみるとなかなか美味しい水で、水割りに使って飲みました。

下山は時速30㎞で下るようにとのことですが、下山の列が途切れて前方が開くと40㎞台後半も出ていたようです。

十分注意してほしいです。

途中の給水ポイントでボランティアをしてくれた地元の高校生や立哨員の皆さんが手を振って送って下さります。

地元の皆さんに支えられての大会です!

私も心より感謝を込めて手を振らさせていただきました。参加料を払っているのだからもてなしてくれて当たり前だと考えてはいけないです。

交通規制に協力して下さり、私達を温かく迎えてくださることは、本当に感謝に堪えません。

20㎞にわたる長いダウンヒル、ブレーキングで手が痺れてきますが、無事下山!

途中で足がつっている人やパンク修理の人は毎年いるようですが、落車等のトラブルはなし!

何と言ってもこれが一番です。

(大好評の嬬恋産モロコシは会場では、売り切れのようで、帰り道で買いました)

下山後の振る舞いでは、野菜がいっぱいのお汁や、甘いモロコシが本当に美味しい!

疲れも、自己記録更新が達成できなかった無念も吹き飛びます。

では、調整に失敗した原因は?

・年齢の影響:昨年は楽に出来ていたことが出来なくなってきている。

・長野側からの湯の丸高原や榛名湖等自分にとって厳しすぎるコースをトレーニングに選んだ事。⇒厳しすぎて途中で休んでしまうようなコースでは、練習にならないということです。

むしろ、シーズン序盤での勾配が緩い碓氷峠を、アウターギアだけで負荷を掛けて登坂するような練習を、もっと続けるべきだったと思います。

標高差1,000mの超級カテゴリーでも、万座ハイウェイは湯の丸ほど厳しくはありません。もっと本番に近いコースで、この大会に特化した練習をすべきでした。

・大会前1週間はハードな練習、運動を避け、ストレッチ等体のケアを行い、疲労のないフレッシュな体で望むべきでした。

(NIPPOチームの選手の足は、私よりずっと細くお箸のようです)

そして、私が本格的なクライマーに転向できない理由は?

3位以内に入賞している人たちの身体は、細身か小柄で足もお箸のような細さです。

いかにもクライマー的な体のNIPPOのイタリア、スペイン人選手も長身であっても、足はお箸のように細いです。

しかし、私の足は太くて筋肉量が多い。(年齢は高くなってきていますが、まだかなり太いです)短時間で大きな出力を出すことには適していますが、長~い山坂でハイペースを維持し続けるには適していない体です。

後何㎏か体重を落せばもう少し登りのタイムは早くなりますが、逆に平地のタイムは落ちてしまう可能性もあります。

特に、来年はできればマスターズでのトラック種目に出たいと思いますので、ヒルクライムだけに特化した練習は難しくなります。

しかし、キャベツヒルクライムは本当に楽しい大会であり、来年も参加したいと考えていますので、上手に両立していきたいと思います。

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