軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

天空の里再び ~暑い!~・ツアー・オブ・ジャパン総括 ~焼け石に水~

2019-05-27 21:31:51 | 日記

(スタート・ゴールの東御市ふれあい体育館)
5月26日(日)午前中東御市の体育館で他競技の大会手伝いの仕事があり、お昼で終了したため、午後は再び八重原台地を中心としたコースを走りました。
暑い!日差しが痛いほどです。600mlの麦茶2本飲み干しましたが、自宅に帰って体重を測ると昨日の同時間と比較して500g少なくなっていました。
飲むより汗で出て行った方が多いようで驚きです。

(千曲川沿いの道は偽アカシアの花盛りです。蜜源にもなりますが、外来植物であり、増えすぎて困っています。根が浅く倒れやすく、蜜源の他には東信地域の人が好んで花をてんぷらにして食べる程度です。偽アカシアには微量な毒もあるとのことですが、花のてんぷらで中毒の話はありません。ちなみに私はあまり食べません)
東御市ふれあい体育館をスタート、羽毛山地区から八重原台地に登ります。ここから上八重原地区⇒中八重原地区⇒下って立科町藤沢⇒スタート地点⇒別ルートで下八重原地区に登り(このルートも結構厳しい勾配です)⇒芸術村公園内諏訪神社付近で休憩⇒上八重原⇒脇道を通って田楽平地区の下の方に出て⇒農道を登り返し⇒中八重原⇒立科町⇒スタート地点と微妙にルートを変えての八重原2周回、良い練習になりました。
台地への厳しい登りと、上に登ると平たんな道と、非常にバランスの良いコースですが、とにかく暑い日でした。

(諏訪神社周辺は木陰で涼しいのですが、5月だというのに蝉が羽化して鳴いていました…)


(ここは戦争中陸軍士官学校が疎開してきて軍馬の豪になったとのこと。当時は小学生も豪を掘る作業をしたと、当時作業をされた方から話を聞きました。小学生も戦争協力、そんな時代はもう嫌ですね…)

(ここにはコテージやバーベキューの施設もあります)

(ほぼ野生化したあやめが咲いています)

(交通量の多い幹線道路は私が走るコースに設定することはありません。時に農道、林道もコースに入れます。交通量は少ないのですが、このようなグレーチングの継ぎ目の大きな溝など、思わぬ危険もあります。落石や野生動物との遭遇も含めて注意が必要です!)

(日なたで咲いているあやめは、更に色が濃い様に感じました)

(田植えも済んで、美しい日本の農村の風景です)
スタート地点のふれあい体育館までもどり、本日の走行距離35㎞と少し短いですが、暑さを考えて予定コースを短縮しました。

ツアー・オブ・ジャパン総括
19日から始まったツアー・オブ・ジャパンが本日の東京ステージで閉幕しました。
トランプ大統領来日のため大井ふ頭スタート・ゴールになってしまいましたが、小池知事がスターターとなり始まった平たん路のレースは、私の期待通り窪木選手がゴールスプリントを制してステージ優勝です。
前日伊豆ステージでは総合4位に着けていた増田選手と共に何と落車、大変なことでした。膝の痛みがあったとのことですがチームメイトのアシストもあり見事な勝利でした。
ワールドツアーチームの参加なし、2部相当のプロコンチネンタルチームもNIPPO1チームのみ、しかも日本人選手主体の構成、このメンバーの中ではトラック種目で鍛えた窪木選手の、平地でのスピード、スプリント力は群を抜いておりました。
私が考えた日本勢の目標は
1.ステージ優勝最低1回
2.ステージ3位以内最低3ステージ
3.総合3位以内
このうち、ステージ優勝は2回ですので、大きな成果を上げましたが、総合は増田選手の落車により、3位以内には入れませんでした。
しかし、UCIポイント圏内に3名の日本人選手が食い込んだので、大成功と言えましょう。
ところが、世界ランキングは上がっていません。オリンピックランキングもわずかに順位を上げたのみのようです。
ベルギーやフランス、イタリア等強国はワールドツアーでガンガンとポイントをあげています。中堅どころの国々も着実にポイントを獲得していますので、ツアー・オブ・ジャパンでポイントを稼いだぐらいでは焼け石に水のようです。
オリンピックでの3枠獲得は厳しいと言わざるを得ません。
では、トラック種目はいかに?
ロードに比較すればはるかにメダル獲得が期待できます。
私が個人的に考えた目標は以下の通りです。
1.男子ケイリン 金メダル
2.女子ケイリン 3位以内
3.男子オムニアム 金メダル(橋本選手の成長を願って)
4.女子オムニアム 金メダル(梶原選手への期待を込めて)
5.男子チームスプリント 3位以内
6.+おまけとして団体追い抜きとにかく五輪に出る事
ここまでは難しくても3個以上のメダル獲得は最低目標に掲げて良いのではと考えています。
窪木選手のトラック種目での活躍も期待しています!



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2019TOJ 昼の楽しみ

2019-05-23 22:41:28 | 日記
ツアー・オブ・ジャパンが5/19より開催されています。
初日のタイムトライアルでは岡 篤志選手(宇都宮ブリッツェン)がステージ優勝。
第2ステージでは入部 正太郎選手(シマノ)がステージ2位、第3ステージでは窪木 一茂選手(チームブリジストン)が惜しくも4位でしたが、第4ステージでは2位と健闘しました。
今年のTOJはワールドツアーチームの参加がなし、2部相当のプロコンチネンタルチームもNIPPOの1チームのみと例年よりレベルダウンは否めないところですが、日本選手の活躍が目立っています。
ネット配信でライブ中継されておりますが、ちょうど昼休み時間にゴールが設定されていますので、昼食を食べながら観戦しています。
そして今日は焼肉観戦が定番になった南信州ステージです。地元飯田の皆さんは焼肉をしながら観戦、私は職場の職員食(今日のメニューはカツでした)を食べながら観戦しました。
明日はいよいよ富士山ステージ、TOJはこのステージで総合の勝敗が決定することが多い重要なステージです。
開催前に私が設定した日本選手の目標成績は以下の通りでした。
・最低1回のステージ優勝
・最低3回はステージ3位以内
・総合3位以内
すでに現時点でステージ優勝1回は達成、2位か3位も2回達成です。
個人総合3位以内確保のためには、明日の富士山ステージで上位に食らいつくことが重要です。
山岳に強い選手が有利なステージですがどうか頑張ってほしいものです。
個人総合では入部選手が首位と9秒差の4位、増田 成幸選手(宇都宮)が24秒差の8位と良い位置につけています。
また、窪木選手は、最終東京ステージでの活躍を期待しています。
海の向こうのジロ・デ・イタリアでは初山 翔選手がまたもや長距離の逃げを成功させたとのニュースも入ってきました。総合成績は下位の方なのでこれからの山岳ステージでも頑張って、何とかタイムアウトにならずに完走できることを祈っています!
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トラックミーティング2

2019-05-19 22:26:04 | 日記

(かつて世界選手権が開催されたグリーンドーム前橋の333.3mトラック)
5月18日(土)先月に引き続きグリーンドーム前橋でのトラックミーティングに参加させていただきました。
オートバイ誘導での周回練習は、途中で脱落いたしました。厳しい!
その後はスタンディングスタートの練習ですが、トラックでスタンディングスタートをやること自体30数年ぶりではないでしょうか。
ギヤ比の設定も初心者向きぐらいの軽さなのですが、とても重く感じます。
こんな時にやはり年齢を感じてしまいます。
その後は、500mのタイム計測もしていただきました。
タイムは「まあ年だし、久しぶりだからこんなものかな」というところでした。
若い頃は1,000mタイムトライアルも専門種目の一つでしたが、後半になるととにかく苦しい。333.3mの走路ですと×3周=1,000mなので、説明すると分かりやすいです。一周目、トップスピードに乗って快調です。二周目も何とかペースを維持できます。そして鐘がなって後一周、苦しくなってきます。
一番苦しいのは残り半周ぐらい。筋肉に疲労物質が溜まって動かなくなります。
ゴールした時は、オールアウト状態で本当にキツイ!
しかし、500mですと疲労物質が溜まる前に終わるので楽です。

(世界選手権後は競輪の他色々なイベントに活用されているグリーンドームです)
講師の先生からは最近のギヤ比の傾向について説明がありました。公営競技の「競輪」はギヤ比の制限があるとのことですが、国際競技の「ケイリン」等の種目はギヤ比の制限がないため(ジュニアはあります)私が現役選手時代とは異なりかなり重いギヤが使われる傾向にあるようです。
「競輪」で使う自転車は、ガールズではカーボンフレーム、ディスクホイールがOKになっていますが、男子ではいまだにスチールフレームにスポークホイール、私が現役時代と変わらない仕様なので、懐かしさを感じます。
しかし、一般の自転車競技ではカーボンフレームにディスクホイールは当たり前になってきました。
このような機材の進化は理解していましたが、ギヤ比の変遷については重いギヤになっているのは知ってはいましたが実際に聞くと驚きでした。
浦島太郎ですね。
逆にロードでは、昔は重いギヤでトルクを掛けてギリギリと坂を登っていたのが、現在はまるでツーリング車のようなワイドなギヤ設定になりまして、楽になりました。これは私にとってはありがたいことです。
何しろ年ですから…

(穴あきサドルにしたら会陰部の圧迫が軽減され楽になりました)
メリダのトラック完成車はハンドル幅が広すぎて他の物に交換しましたが、次のカスタマイズはサドルです。
Specializedの中古品に付け替えましたが、穴あきタイプです。以前の記事で前立腺がん予防のためにロードのサドルを会陰部に負担を掛けないタイプ(ISM)に変更しましたが、トラックも同じ目的によるものでした。
完成車の従来型サドルを使うとやはり会陰部への圧迫感、しびれを感じましたので迷わず交換いたしました。穴あきになるとかなり会陰部の圧迫が軽減され楽ですね。
人体への有害な刺激、負担を軽減するパーツを開発することは、速く走るためのパーツを開発するのと同じぐらい大事だと感じております。

今回も周回練習でペースが上がると厳しかったですが、500mTTは気持ちよかった。
グリーンドームを走る機会を作っていただいたことを心から感謝申し上げます。
次回もよろしくお願いいたします。
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ジロ・デ・イタリア ~見事!逃げ職人~

2019-05-15 22:57:51 | 日記
ツール・ド・フランスに次ぐ歴史と、ツールに勝るとも劣らない規模と難度を誇るステージレースである102回目のジロ・デ・イタリアが開催されています。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネチームからは、初山 翔選手と西村 大輝選手が出場しておりますが、すでに自転車サイト等で報じられている通り西村選手は、初日のタイムトライアルで突然の体調不良を訴え失速、何とタイムオーバーで失格です。
もし、極度の緊張からスタートが近づくにつれて体調が急変したとしたら、彼のような選手には、メンタル面の強化やケア、スポーツ心理学からのアプローチ等も必要になるのではと考えています。
かく言う私もあがり症のところがあります。自転車以外の競技で全国大会出場の経験もあり、西村選手ほどでないにしても緊張はいたします。しかし、振り返るともっと小さな県大会程度の大会でも結局緊張するのは同じなので、最近は、どんな大会も同じなんだと思えるようになりました。
ですが、西村選手を責めてはいけないと考えています。人間のメンタルの強さには個人差がありますので、上手にスポーツ心理学などからのアプローチでメンタル面のトレーニングを行えば、「心」も体と同じように強化できるのだと考えています。

(2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムでのゲラント・トーマス選手:いつの日か日本にもグランツールで優勝できる選手が現れることを願っています)
初日に二人の日本人選手の一人が失格なってしまいましたが、残された初山 翔選手は第3ステージで何と144㎞を単独で逃げるという華々しい活躍をしました。
結果は集団に吸収されましたが、144㎞単独の逃げという活躍はイタリアでも話題になり、何とジロ・デ・イタリアを主催しているスポーツ紙「カゼッタ・デロ・スポルト」の一面を飾ったとのことです!
初山選手は2018年にもモニュメントと言われるクラシックレースの一つである、ミラノサンレモで単独ではありませんでしたが200㎞以上の逃げを成功させています。
「逃げ職人」と言ってよいでしょう。見事ですがもちろん途中で集団に吸収されるのは必定ではあります。
しかし、極端に言えば自転車ロードレース不毛の地である日本にも、このような卓越した走力と粘りがある選手がいることを世界に知らしめることができたのですから日本のロードレースの歴史に大きな一歩を残すことができたと評価してよいのではないでしょうか。
144㎞のロングエスケープ実に痛快です。
大あっぱれ!
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2日間連続

2019-05-12 22:52:02 | 日記

(学生時代汗を流した農道の練習コース)
学生の頃、夏休み中などは毎日練習に明け暮れていました。
午前中はロードレーサーで50㎞ぐらい走って、午後はブレーキ付きのトラックレーサーで、交通量の少ない農道でスプリントの練習。自宅からの往復や約3㎞~4㎞の周回コースでのインターバルを入れたスプリント練習で結局1日100㎞ぐらいは走っていたのでしょうか。
体力の衰えから迷っている間にグランフォンド軽井沢の受付期間は終了。5/11・12の二日間の日程でグランフォンド軽井沢が開催になりましたが、今年は、イベント参加ではなく一人で走ることになりました。
現在の生活の中で、2日連続で走れるというのは滅多にないことです。
5/11(土)は比較的フラットなコースを28㎞と距離は少ないですが、かつてトラック練習した真っすぐな農道でスタートやスプリントの練習もしました。
「この年になってなんて馬鹿なことを…」と考えましたがスポーツマスターズでの復帰を考えていますので、必要な練習でありました。
この道もゴルフ場や観光農園が出来たので昔ほど自由には使えなくなりました。
グランフォンドの1日目のコースとも重なっていました。塩沢湖タリアセン前で、カメラマンさんが私を撮ろうとしたので「参加者ではありませんよー!」と声掛けしました。
5/12(日)昨日の農道近くから八風林道⇒妙義荒船林道の山岳コースです。

こんなきれいなホテルができて、温泉も出ました。

(軽井沢ではこの時期でも山桜が咲いています)

このコースも学生時代から何回登ったことでしょうか。

(この辺りが一番高い所です)

佐久市に入ったところで落石発見!

山岳道路では十分な注意が必要です。有料林道時代よりは管理が行き届いていない印象があります。
時間帯にもよりますが熊、鹿など野生動物にも注意が必要です。

佐久市香坂のソーラー発電施設ですが、個人的には樹木を切り倒してまでも作ってよいのかなと感じています。

下りの途中、山の中のお宅では、通行人誰でも飲めるように水場を作ってくださっています。清冽な水が湧き出ています。感謝!
とても美味しい八風の名水です。
アップダウンに富んだコースで、後半も厳しい登りがあり、やはり体力の衰えを感じます。
スタート・ゴールは風越公園です。

1964年の東京五輪馬術競技と1998年長野五輪カーリング競技の会場になった軽井沢には二つの聖火台があります。
1964年の東京五輪の時、私はやっともの後心がついた頃でしたが、馬術競技の開会式に連れて行ってもらったことを今でも覚えています。
会場は今ではゴルフ場になっていますが、10月、秋の真っ青な空が鮮明に記憶に残っています。
来年の2020年東京五輪は、灼熱の暑さが予想されます。
自転車競技ではトラックは屋内で良いですが、ロードレースでは、選手も観客も十分な水分補給など熱中症対策が大切なのは言うまでもないことです。
ロードは厳しい状況ですが、トラックではメダルを期待しています。2020年東京五輪は日本の自転車競技の正念場です。
本日の走行距離43㎞、獲得標高は正確に計測していませんが、多分700~800mぐらいと思いますが今の私の体力では厳しいものがありました。
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