軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

実業団・学連・高体連

2019-03-13 21:49:26 | 日記

(明治神宮外苑クリテリウム 法政大学の応援団前を通過する集団)
日本学生自転車競技連盟の大会は、年齢別カテゴリーに置き換えるとアンダー23に該当します。
そしてインターハイやその予選等高体連の大会は年齢別だとジュニアに該当します。
実業団及び国内コンチネンタルチームはエリートに該当すると考えてよいでしょうか。

(明治神宮外苑の絵画館は実に古格のある堂々とした建物です)
今年も外苑クリテリウムではJスポーツの解説でもお馴染みの栗村 修さんが大変楽しく、分かりやすい解説をしてくださりました。
この大会と前後して(多分意識して)ツアー・オブ・ジャパンのブログに国内のロードレース界の統一プランについてのご意見を寄せられていました。
要するに日本のスポーツ界は自転車に限らず実業団・学連・高体連と職域や学校別の団体で分断されていて、年齢別のカテゴリーに分けられていない。
そうなると例えば同じアンダー23でも学連・実業団といった所属連盟を横断したランキングがつけられない。ジュニアも高体連以外のクラブチームやコンチネンタルチームの下部組織に所属している選手も含めたランキングがつけづらいといった問題が起こってきます。

(明治大学応援団)
単一型スポーツクラブ⇒総合型スポーツクラブ、企業チーム⇒地域密着型チーム、学校の部活⇒クラブチームへ、日本のスポーツ界では様々な改革が行われ、Jリーグの成功などの成果も収めています。
また、近年では「部活」をめぐる様々な問題点も浮かび上がっています。
しかし、外苑クリテリウムを観戦していても「改めて学生スポーツも悪くないよね」と思うのです。
各校のにぎやかな応援合戦もこの大会の楽しみです。

(中央大学の巨大な団旗、母校の代表である選手を応援する気持ちの強さが伝わってきます)
学業とスポーツを併せて頑張ることは人生の中では得難い貴重な経験です。仮に卒業後プロになったとしても一生プロ選手を続けることはできませんので。
実業団・学連・高体連という日本独自のカテゴリーはなかなか崩すことはできないと思いますが、例えば枠組みを外してU23、ジュニアという年齢別カテゴリーで所属団体を横断するオープンレースを開催するなどして、ランキングを付けたり、選手強化をしていけばよいのではないでしょうか?
その音頭取りは学連や高体連ではなく、上部団体として位置する日本自転車競技連盟が実業団・学連・高体連と連携しながらやっていけば何とかなるのかなと個人的には考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治神宮外苑クリテリウム

2019-03-10 21:41:53 | 日記

今年も明治神宮外苑クリテリウムに行ってきました。

多分自転車サイトにはすでにリザルトも出ていると思いますので詳細はそちらを参照していただければと存じます。
私の母校からはグループ3に1名のみのエントリーでしたが、何と突然の体調不良のため棄権となりました。
今年はOBの親睦会になりました。
昨年は大学対抗戦もチームで6位になったのですが、仕方ありません。
今年は地元長野県の信州大学と、そして一人でグループ3にエントリーしている上田市にある長野大学を応援いたしました。

新国立競技場も形になってまいりました。
慶応大学の応援団の前を集団が通過します。

早稲田大学の応援団の前を集団が通過します。
母校の応援指導部は早稲田、慶応にも負けていないレベルだと思いますが、今年はこの場にいないのが残念でした!

東京大学の応援団も頑張っていました。
東大の学生さんも、見事な応援をしていました。選手の方もグループ3では1位になり、勉強だけではなく活躍していました。
単騎で出ていた長野大の学生もグループ3で5位と健闘しました。
このレースではゴール付近で落車が発生、長野大の選手は、怪我はないようすですが、自転車が破損してしまいました。
大事には至りませんが何件かは、外傷も発生しているようでした。
また、バルーン式のアーチにぶつかったため、アーチがつぶれそうになり後続集団が迫っていたためヒヤリとしました。
平地のクリテリウムでは、集団でのゴールスプリントになることが多いので、選手も、主催者も注意が必要ですね。
一昨年の行田のクリテリウムでは死亡事故が出てしまいましたので、油断してはいけないですね。

帰りは東京駅でこんな弁当を買って帰りました。

盛りだくさんのお弁当でしたので、酒の肴にもなりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞報道 ~トラック世界選手権~

2019-03-06 21:26:39 | 日記

(伊豆ベロドローム)
トラックレースの世界選手権が終わりました。
日本は男子ケイリンで昨年に引き続き2位銀メダルを獲得しました。
新聞の朝刊は写真はありませんが新田 祐大選手のメダル獲得が報道されていました。
そして、女子オムニアムでは梶原 悠未選手が惜しくも4位、もう少しの所で銅メダルでしたが、日本の女子ではこれまでの最上位の成績でした。
朝刊の記事は写真入りでした。
また、男子オムニアムで橋本 英也選手の7位はごく小さく紹介されていただけです。

(伊豆ベロドローム玄関)
2010年のロードレース世界選手権で新城 幸也選手が9位に入った時には、写真入りでかなり大きな記事が掲載されていたことを今でも覚えていますが、日本のスポーツ記者はよくわかっているなと思ったものです。
今回の新聞報道の真意は「ケイリンでは昨年銀メダルを獲得したので、やはり今年は金でしょう。まして、ケイリンは日本発祥の種目でしょ、頑張ってよ!」と激励の意味も込められているのだと理解しています。
そして梶原選手については「日本の女子が長距離種目でよく頑張ったよね。オリンピック期待しているよ」ということでしょうか。
また、2010年ロード世界戦の新城選手の9位という成績は自転車競技のことが分かる人であればいかに凄いことか理解できると思います。
自転車がメジャースポーツでない日本でもスポーツ記者はきちんと理解して、評価しているということであり大変公正で、適切な報道をしていると今回の世界戦の記事と併せて感心しています。

(伊豆ベロドロームに展示されている2011年ケイリン世界チャンピオン、シェーンパーキンス選手のマイヨ・アルカンシェル)
今日本の自転車界に必要なのはマイヨ・アルカンシェルであり、金メダルではないでしょうか。
今回の世界選手権では、他にも期待がかかっていた男子オムニアムの橋本選手は非常にまずいレース展開だったようで不完全燃焼。
私が何とかなるかなと思っていたチームスプリントも予選落ちであり、短距離、中長距離種目共に今一歩という感想です。
来年の東京オリンピックは日本の自転車競技にとっては正念場です。
トラック短距離:男子ケイリン金、女子ケイリン3位以内、男子チームスプリント3位以内
トラック中長距離:男子オムニアム金(橋本選手の成長を願って)、女子オムニアム金(梶原選手に期待を込めて)
トラック種目メダル3~5個ぐらいは目標にしていただきたいと願うところです。
ロードレースは?
正直厳しい!というのが率直な気持ちですが、新城選手、別府選手以外の若い力も育っています。
ロードではとにかく3枠ぐらい取れるように世界ランキングを上げるところから頑張っていただきたいと願うところです。
そこから日本のロードレースの発展の第一歩がはじまるのではないかと思うところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然変異?

2019-03-03 14:42:49 | 日記

(ぼけてしまっていますが、さいたまクリテリウムで走る新城選手と別府選手です)
前回の記事で私の母校は、自転車競技の強豪校ではないと述べましたが、実は女子ではインカレのロードレースで優勝したことがありました。
私も応援に行っていましたが、ぶっちぎり独走でゴールした時には思わず目頭が熱くなりました。
強豪校ではない母校の後輩としては、彼女は突然変異だったのでしょうか?
同様に、それほど全体のレベルが高くない日本のロードレース界において、現在もワールドツアーライダーとして活躍している新城選手、別府選手も突然変異だったのでしょうか?

(こちらもぼけてしまいましたが、ゲラント・トーマス選手と一緒に走る新城選手です)
都内にある私の母校の練習環境は、もちろんそれほど恵まれてはいませんでした。
トラックの練習は多摩川サイクリングロードを、トロトロとブレーキを付けたトラックレーサーで自走して川崎競輪場まで行っていました。
ロードは、東京五輪ロードレースのコースの一部になる稲城市や、川崎市の坂があるところまで行って周回コースを走っていました。
そんな環境はあまり変わらないと思います。
コースに行く途中で思わぬ事故に遭うこともありました。
見つければほとんど車の来ないコースがあるこちらとはかなりの差があります。
大きくは変わらない環境の中で、実力に差がつくのはやはり才能というものに左右される面が大きいということなのかもしれません。

(さいたまクリテリウムパレードランでの別府選手)
しかし、学生の大会で私の現役当時と大きく変わったのはレースの数、特にロードレースは格段に増えたことでしょう。
そのような環境の変化が、何人かの選手の才能を開花させる要因になっていることは間違いないと思います。
私はロードレースでは良い思い出は何一つとしてありませんでした。トラックの短~中距離で二流止まりの選手でしたが、練習環境と優れた指導者がいれば、案外上の方に行けたかもしれないなあと残念に思っています。

(マイヨ・ジョーヌを着てパレードランをするトーマス選手)
見方を変えるとサッカーではスペイン、イタリア、イングランド、ドイツと世界のトップリーグで活躍する日本選手がおりますし、野球でもメジャーで大きな足跡を残した選手や活躍中の日本人選手がいます。
そのことは、日本人の運動能力が他国の選手、民族と比較して決して劣るものではないことを示しているのではないでしょうか?
新城、別府両選手も私の母校の後輩も決して突然変異ではなく、本人の努力と環境が才能を開花させてくれたのだと考えています。
まだまだ、改善の余地はありますが、私の時代から比べれば格段に競技環境は良くなっています。
二人のワールドツアーライダーに続く若手が出現するのは遠くないと期待しています。
特に、今年ヨーロッパツアーに参戦する元宇都宮ブリツッセンの雨澤選手やNIPPOチームで好調な中根選手には、私も大きな期待を抱いています!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治神宮外苑クリテリウム

2019-03-02 17:16:59 | 日記

今年も3月10日(日)に2018年全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦の明治神宮外苑クリテリウムが開催されます。
今年は、私の母校からは残念ながら大学対抗の部へのエントリーはなく、1年生部員が1人、グループ3のレースに参加します。
昨年はあった応援指導部の参加もありませんが、OB会としては例年通り応援に行くことになりました。

母校は自転車競技の強豪校ではありませんが、何とか頑張ってほしいと願っています。
インカレロードレースで強豪校の選手を置き去りにしてゴールを切る後輩が現れる日を待ち望んでいます。
そして私たちOBもできる限りの支援をしたいと思うところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする