介護職に復帰するので、テキストを読み返していた。現実の現場ではテキストのお手本通りにはいかなくて、90%は現場で覚えることになり、臨機応変に援助仕事をこなさなければならないのだが、やはり基本を押さえておくことはしておきたい
テキストでは高齢者・障がい者の自立支援が大事で、介護が必要となっても幾つかをあきらめたり、切り捨てる人生ではなく、主体的に生きるために援助をする、、とある
その1つに利用者の意欲を引き出す働きかけがある
意欲を引き出す働きかけの1つに
自ら決定することが重要なので、「自己決定をうながす」働きかけをする。自己決定をうながすためには、「選択肢の幅が必要」とある
そのために選択肢の情報を介護者が与え、選択肢の幅を広げる
(事例)食事のメニュー
スタッフとAさん
今日は何を作りましょうか?
「何でもいい」
何が食べたいですか?
「何でもいい」
昨日は魚だったので、肉料理にしましょうか?
「そうね」
ジャガイモとタマネギがありますし、しららく作ってないから、カレーはどうですか?
「いいね」
お肉は何がいいですか?
鶏肉、豚肉、牛肉
「私、鶏肉が好き」
それでは鶏肉を買いに行きましょう。どこに行きましょうか?
鶏肉専門の鶏屋さん、、親戚のやすしさんのお店ね。それとも佐藤精肉店。キティちゃんのお店の隣のスーパー、、、
「やすしさんのところ、近いから、、」
ここではAさんの主体性を尊重し、Aさんが自己選択をしやすい条件を示しながら、夕食のメニューや材料などを自分の力で決めていけるような援助(やりとり)を行っている
ここで大切な視点は、Aさんの自己決定をうながすために、決めるだけの選択肢が必要であるということ。自分で決めるということは基本的には自己責任を伴うので、いろいろな情報がなければ、きちんとした判断はできない
人間が自分で考え、自分で決定し、行動するための一連の流れ
情報入手
↓
説明
↓
検討
↓
選択
↓
同意・拒否
利用者に情報を提供し、選択肢の幅を広げる援助をすること
■ルルは必要最小限暮らし、選択肢は狭くが快適なのだが、それは私の個人的な見解。性格的なもの
怠惰=無気力=無欲
ルルの知る仏教の教えは、介護職では封印しなくてはならないが、、
それでもやはり、老いと共に無気力になるのが自然だとルルは思うの