我が家の紫陽花にとまったアカタテハ
最近、何かにつけ「人口が減少してきた」
と、よく耳にするようになった。
人口減少といっても、若者が減り、老人の割合が増えては
社会の仕組みにも弊害がでるだろう
そういうニュースを耳にすることが増えたと感じていたが、
今回は、外科医が減った とテレビで云っていた。
父は町医者で、外科医だった。
田舎の町立病院に派遣され
私が生まれる頃に、ちいさな医院を開業
それから
2、3回同じ町の中で転居をし、
少しずつ医院らしくなったのかな?
私が幼稚園~高校生くらいの時期に借りていた建物
この写真は近年撮ったもので
無人になって、 久しく
よく残っていたと感動だった
私が小学校低学年の頃だったか
破傷風の患者さんが
荷車に載せられて運ばれてきたことがあった。
(そう言う時代だったのです)
父が往診で使うのはサイズの大きい自転車
(あの時代の人にしては体格の大きかった父)
大事な自転車は
夜には
玄関の中に大事にしまわれた。
私が高校生のころ、父は耳鼻科や内科の先生と一緒に
新たな病院を設立し、
最後まで其処で働きました。
私の兄も、その父の後を継いで数年勤めた後
自分の医院を開業しましたが、
それも数年前には閉院し
最近、取壊し更地になった。
人の一生は
長いようでも、案外あっと云う間かもしれない
医療は随分進み、特に外科などは
個人の医院では対応しきれないでしょう
(私が口出し出来ることではないですが)
父の時代、夜昼なしに呼び出しが。。。
小学生の私を連れて
少し大きな街へ、映画を見に行くことが時々ありました。
映画館で
呼び出しがかかります
「○○からお越しの△△先生、お電話がかかっております」と。
薬の指示でしょうか?
家に居ても、夜中にも
しょっちゅう
電話
電話だけでは済まなくて、
夜中に起きて出て行くことも。。。
命を預かるって事ですものね
今は時代が変わったから
個人医院(病院)では無理かもしれないですねぇ?
どの職種でも
携わる人が減少するのは、困ると思いますが。。。
外科医減少のニュースで
忘れていた昔の暮らしぶりを
思い出しました。