人生の坂道

持病を持つ身になったことをまだ公にできないのですが、
自分の体や心の変化を日記代わりに綴っていきたいと思います。

胸がつまる 無言館展

2022年06月21日 | 日記
 
朝から生憎の雨でした
 今日は無言館展を観に行こうと決めていました
車で30分? いわば地元 の美術館です
 
無言館へは、以前から行きたい! 行きたい!! と
思っているのですが、今までそのチャンスがありませんでした。
 
数年前に隣の県で 無言館展 があった時に初めて観に行きましたが、
今回は私の住んでいるところなので、展示内容もより身近なもののはず!
 

 
画に添えられた説明を読むと、
生まれた年、出征はいつで、亡くなった年齢と場所も書かれています。
 
みんな、美術学校の学生や卒業生
名だたる画家の息子さんだったり、将来が楽しみな方達です
 
生まれ年をみれば、私の父や義父と同年代の方から
もう少し若い方達です。
 
無くなられた年齢は20代前半
 
そして、昭和20年前半に亡くなられている方が多いのです!
 
あと少し、もうちょっと 生き延びていたら・・・
終戦となったのに。。。
 

 
ご本人たちの覚悟は、それはそれは立派なもので、
遺言書を残されて、それが展示されているのもありました。
 
お国のために。。。
家族の為にという思いもあったかもしれませんね
 
義父は軍医として最初から最後まで
主に南方、ガダルカナルにも行っていました。
よく、無事に帰って来れたと思います。
戦地でのことは
ほとんど何も話さなかったと
夫はいうのですが。。。
 
今も世界の内に 戦争をしている国があることが
残念でたまらない
 
私は戦後の生まれ(ぎりぎり)
ずっと戦争のない(日本では)平和な時代に生きていける
 
そう、信じ切って 生きてきました。
 
その考えが 今 甘かったかと感じたりします
 
人類は 何処までも自分勝手で
自分の 欲望を叶えるために暴力をふるう
 
それは本能なのでしょうか?
 
生き物としての 本能だとしても
其処を 我慢したり、 他の手だてを考える知恵を
持っていないのでしょうか?
戦没画学生の涙の様な雨が 一日中
静かに 振っています
 
我が家のアジサイを載せました
 
 

つばな?

2022年06月14日 | 植物
ウォーキングコースとして私のお気に入りの場所。
幾つかのコースの中でも、一番のお気に入りかも知れない。


いつも豊かな水をたたえている川の土手。
ただの草原と見る人が多いかもしれないけれど
四季折々に表情が変化しているンですよ~

私はそれを眺めながら、
時には
ウォーキングの足を止めて
気になる植物を覗き込んだり
手を添えて、眺めてみたり。。。

まるで其処ら中の自然を独り占めした感覚
空と 水辺と 植物と そして 私

つい先日
一面の緑の中に
白い穂をなびかせている つばな に引き寄せられました

小さいころの思い出が
遥か遠くに霞んでしまった思い出ですが
輪郭のぼやけた絵のように
思い出されました。

土手で穂を出している つばな を
ツーっ と引き抜いては 
食べた
そんな思いでを


写真のように たけてしまったら
駄目ですよ
こんな姿からは 別の物を連想しました

夜市で買ってもらった
綿菓子
口に入れたら
スーーッと 溶けてしまう
あの
綿菓子ですよ

割りばしに 残り少なくなった綿菓子が
こんな姿に 似ていたような気がします

私は、つばな と云っていましたが
夫は ズンバ と云います

つばな の方が 良いな~~

調べてみましたら

千茅(チガヤ)の葉鞘から出る前の膨らんだ花穂を
つばな(茅花)と云うそうです。
初夏、鞘をほどき銀色の美しい穂をなびかせる。
茅花の中の穂には、微かな甘みがあることから、
昔から子供のおやつとして食べられてきた。

・・・と、こんな風に紹介されていました。

食べてもたべても・・・お腹の足しにはならなかった
遊びの感覚で、
でも そうやって食べられる物という知識が受け継がれていたのですね。

今の子供達には多分
受け継がれていないでしょうねぇ~

三日月のほのかに白し茅花の穂 
    正岡子規

プラチナ ジュビリーによせて

2022年06月03日 | 旅行
エリザベス女王の在位70周年、心より祝福を送ります。
昨夜、テレビで結構長時間、祝賀行事の番組を見ておりました。

20年もの遠い出来事、初めての海外旅行を思い出しました。
主人と一緒に、勿論ツァーに乗っかっての旅行でしたが、
丁度20年前のイギリス縦断旅行です。

ロンドンに近づくごとに、
ゴールデンジュビリーに湧きたっている様子が感じられました。

私たち二人は(他の方々は知ってか知らずか?)
女王様の御座位50年ということも知らず。。。
それが、どんなに喜ばしい事かにも。。。
気持ちを一にできない、部外者のままでした



行く先々で ↑ の様な旗が多く見られました
(この写真のものは、ランチをしたお店で貰ったもの)

バッキンガム宮殿前の通りはザ・マルと云うのだと、昨日のテレビで知りました。
その通りで、旅行の時にすっごくドキドキ はらはら 忘れられない事がありました。

ツァーでの自由時間となり、私たち夫婦だけがザ・マルを渡り、向かい側で予行演習の様子を
見学していました。 見学者は自由に通りを渡って行き来していましたから、
のんびり見学をして、そろそろ集合時間も近づいたので、元に戻ろうとした途端に
横断禁止になってしまったのです!

警護の方に、必死で訴えました。
 どうしても、あちら側に渡らないといけない。時間も無いのだと。

すると、その通り沿いに暫く行ったところで渡れる。。。と、ジェスチャーがあり
二人で、小走りに。。。行っても行っても渡れる場所がない💦

又、走りながら戻って、駄目だったことを伝えている時です

高齢のご婦人が 道を渡って行かれてるじゃないですか

警護の方に 指さしながら、渡っている人がいる

そうしたら、警護の人、
 手のひらを下にして上下に ゆっくり上げ下げしつつ
 「スローリー スローリー」と。
それから
 手のひらを上に向けて どうぞ という仕草を。。。

やっと、ぎりぎりで 集合時間に間に合ったのです。

めでたしめでたし の お話は お終い