長居公園へ行った
Sは親友とバレーボールのようなことをして遊んでいらしたが
ぼくはそれを眺めていたのだった
Sがひょいと、落ち葉をくれた
それはSが、フィンランドからの手紙に同封して送ってきたものと同じだった
ぼくはその木を探すことにした
するとぼくの背丈ぐらいの、その木があった
ポプラのような枝の伸び方。
ボサッとして、強そうな。
ぼくはなんだか、ずっとこの木を探してきたかのような錯覚をおぼえた
うちに帰って調べてみると
それはちょっと不思議な(?)
イギリスナラという木の葉のようだ
イギリスナラ
ぼくはすこし特別なこの木の名前、知ることができてよかった
それはたぶん、出会って嬉しい、よかったのだ、ということだろう