3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

波乱万丈豪州紀行 3 ―グレートバリアリーフ編―

2015-11-07 15:53:43 | 
20150807

オーストラリア旅行2日目。

この日は一番楽しみにしていた日であったが、逆に忘れられないほど苦い思い出になった一日であった。


ケアンズは主に二つの有名どころがある。

一つは昨日行った山系、ウェットトロピクス&アサートンテーブランド地方。
そしてもう一方の方が有名であろう、グレートバリアリーフである。

世界自然遺産にも登録されているグレートバリアリーフ。
数多くのクルーズが出ている。

こちらも日本でグレートアドヴェンチャーズというサイトであらかじめクルージングを申し込んでいた。

ホテルから送迎が出ており、クルーズのターミナルへ。

受付を済ませ、クルーズ船へ乗り込もうとするが、長蛇の列が。
しかも海辺なので風が冷たい。流石冬だ。

まずはグレートバリアリーフの真珠と言われるグリーン島へ。
グリーン島まではクルーズ船で1時間ほど。
グリーン島はサンゴのかけらが堆積してできたコーラルケイという島。

真っ白な砂浜が非常に美しい。

まずはダイビングショップへ。
実は船内でのちに行くグレートバリアリーフでダイビングを申し込ん出いたのだ。
そこでダイビングの簡単な講習を受ける。このときはまだ楽しかったな…

支払いを済ませ、シュノーケリングセットを受けとる。

実はグリーン島でもシュノーケリングを楽しむことができる。

颯爽と水着になり、海へと向かう。白い砂浜に天気のいい空。なんて素晴らしいロケーションなんだろう。

そして海に入ってみると…

冷たすぎる…

どう頑張っても腰より下を水につけることができない。寒すぎるんだって本当に。
てか南半球だから今は冬なんだよ。
冷たすぎた。

やっぱりグレートバリアリーフは夏に来るべきところだと思った。

シュノーケリングはほとんど全く楽しめず。

一服したらもう次のアウターリーフへ向かう時間となった。

ここで船を待っている時間がめっちゃ辛かった。
水にぬれた上着を着ていなければならず、風が冷たすぎるため体温をどんどん奪っていく…
一瞬で唇は紫色に。

その後さらにクルーズ船に乗り込み、1時間かけてアウターリーフへ向かう。
アウターリーフにはポントゥーンが浮かんでおり、ここを拠点にシュノーケリングやダイビングをすることができる。

ポントゥーンに到着後、すぐにダイビングの申し込みをしていたのだが、容易にもたついてしまい、時間が遅れる。
加えて、俺が最初の練習時にもたついてしまったために、時間切れとなってしまい、今回はご遠慮くださいということで参加することができなかったのだ…

ショック…


とりあえずショックな気持ちを落ち着けるため二階に上って一服。
たばこは涙の味がした。

とりあえず落ち着いてからはせっかくなのでシュノーケリングを楽しんだ。

ナポレオンフィッシュが触れるくらい近くに泳いでおり、海の中はきれいだった。

何度かグレートバリアリーフの上を漂ったが、なんせ寒い。
水が冷たすぎて体が持たないんだよ…

前日にビックカメラで防水のデジカメを購入していたのでせっかくなので水中写真をとったが、難しい。

まったく食欲はなかったがビュッフェを少し食べる。

奥さんも酔ってしまい今回のグレートバリアリーフはかなり消化不良気味。


2時間かけてケアンズのリーフターミナルに戻る。

その後はケアンズの町をしばし探索。

お土産もここで購入したが、なんと日本から引きずっていた夏バテが姿を現し、気持ち悪くなってしまった。
夕飯が食べれず…

スーパーでフルーツのボウルを購入してそれが晩飯。

この日は結構心に傷を負った1日だったな…



まあ、今となっては笑えるけどね。






波乱万丈豪州紀行 2 ―ケアンズの熱帯雨林&動物探索編―

2015-11-07 15:52:13 | 
20150806

オーストラリア旅行1日目

中庭での転寝を終え、少しだけすっきりして、ツアーに。

このツアーは日本でネットで前もって申し込んでおいたツアー。
その名も、『ジェイさんの世界遺産と動物探索ツアー』

ケアンズに行くとなればやはり二つの世界遺産を両方制覇したい。
で、熱帯雨林の方面に行けるし、オーストラリアと言えば、やはりその独特な動物だ。
オーストラリアの動物を見たい。そう思ってキュランダ観光ではなく、動物探索ツアーにした。

まずはキュランダ方面へ山をどんどん登り、熱帯雨林の中を進んでいく。

途中で熱帯雨林内にあるRain Forest Stationという公園でコアラをだっこできるという情報が入る。

ガイドの方が、行きたい人いますか?って聞いてきたので、0.5秒すら間を開けずに、
“はいっ!”って手を挙げた。

俺だけだった。だっこしたがってたの。
周りには小学校と思われる小さな女子もいたけど、全く持って反応していなかった。
大人げないにも程がある。

コアラのだっこは究極的に流れ作業であった。
既にコアラの方はスタンバっていて、準備万端、と言いたいところだが、まずコアラは夜行性なのであって、たぶんあいつは眠くて根にが何だかわかっていないんですけど、といった顔をしていた。

写真撮影は一瞬で終わった。もうすでにコアラがどんな感触だったのかすら覚えていないな…

けど、近くにあった機械でその写真を自分のメールアドレスに飛ばすことができ、そのサービスは良かった。
これでフェイスブックにアップできるぜ。

これで、16オーストラリアドル… やくざな商売だぜ、全く。
まあ、オーストラリアに来たらコアラだっこしないで帰れないなんえ考えてたんだけど。

その後、熱帯雨林を抜け、アサートンテーブルランドという高原地帯へ。

まずは巨大なアリ塚へ。人ひとり余裕で入れるくらいのデカさ。てかオーストラリアのアリってなんかやばそう。

その後ゴルフ場へ。
なぜゴルフ場へ行ったのかというとゴルフを楽しむためではなく、ここには野生のあるオーストラリアを代表する固有種を見ることができるのである。

オーストラリアで出会った動物① ⇒ カンガルー

オーストラリアを言えばまずカンガルーを思い浮かべるであろう。
普通にゴルフ場に寝そべっている。

ツアーのガイドさんから近づき方を伝えられる。

思ったよりも近づくことができた。10メートルくらいかな。
彼らは人間の接近の限界値に来ると、前足で体を掻き出す。これがもうこれ以上近づいてくるんじゃねーぞというサインだ。

じっとこちらを見つめる顔が何ともかわいらしい。

その後、ツアーのハイライト。マリーバという町の近郊にある花崗岩渓谷、グラナイトゴージ・ネイチャーパークへ。

オーストラリアで出会った動物② ⇒ ロックワラビー

ここではワラビーに餌付けができる。警戒することもなく近寄ってきて餌を求める姿が何とも愛らしい。
ペットにしたいくらいだ。つかまるけど。
積極性が高いやつは餌を求めるあまり、つかみかかってきて体を登ってくる。かわいい顔して意外とつめが鋭く、腕に奴らの爪が突き刺さった。

知らなかったのだが、カンガルーとワラビーとは全く同じ種類だということ。大きいものをカンガルーと呼び、逆に小さいものをワラビーを呼ぶ。
クジラとイルカの関係と同じだ。

その後はピーナッツショップへ。
ここは有名らしく、さまざまな種類のピーナッツが売っている。
で、これがうまい。普通のピーナッツもおいしかったんだけど、チリとか様々な味付けがあり、ビール飲みたくなる。ついつい試食を食べ過ぎてしまった。

で、次。ツアーなのでポンポンと回るな。

アサートンテーブルランドの随一の見どころと言われる場所へ。
で、俺的にはここが結構お気に入りの場所になった。

ヤンガバラという村のはずれにある、それは圧倒的な存在感を放っていた。

“Curtain Fig Tree”

日本語でいうと、“締め殺しのイチジク”

なんてインパクトのある名前だ。なんかの技みたい。

植物の生命力の高さ、強さを感じられる。なんか惹かれるものがあったんだよね。

その後、キャンプサイトへ移動。ここでは夕飯のBBQをする場所なのだが、何とも広い。

オーストラリアで出会った動物③ ⇒ キバタン

キバタンと言えば、あの特徴的なとさか。
インコやオウムはオーストラリア原種のものが多いらしい。

しかも彼はしゃべった。
英語を。

“ハロー♪”って高い声で。

これはかわい過ぎて萌死にしそうになった。

そして次。

カンガルーと並びオーストラリアと言えばこの動物。
しかも激レア。めったに野性を見ることはできないと言われた日にはどうしても見てみたい。
地元民でもそうは見れないらしいからね。犬が近くで鳴いた日にはもう一日中出てこないらしい。

オーストラリアで出会った動物 ④ ⇒ カモノハシ

“Pliatypus Viewing Platform”という場所があり、ここから見ることができる。

で、ここの雰囲気が最高であった。

しーーーーーん…

という音が逆に聞こえてきそうなほど音がしない。

風や、川の水が流れる音はかすかにする。しかしそれ以外の音が何一つしないのだ。

人は何人かいるのに。

皆一言も発さず、物音を立てないように気を付けながらしーーんと川辺を見つめているのだ。

あの緊張感というか、空気が最高だった。


しかも!


見ることができた。野生のカモノハシを。


思っていたのよりは小さかった。
そして思ったよりも黒かった。茶色いイメージがあったが、水にぬれているので、真っ黒に見える。

しかも見えるのは空気を吸いに来る一瞬なのである。
その一瞬を逃さずにカメラへ。

あー、いいもの見た。


最後に先ほど行ったキャンプサイトへ。

いい感じに腹が減り、BBQが楽しみ。

珍しい肉を食べることができた。

カンガルーの肉。意外と臭みがなく、普通においしかった。
奥さんは苦手みたいだった。

そしてワニ、クロコダイルの肉で作ったソーセージ。こっちは多少臭みがあった。俺は好きだったけど。
ビールが進む。寒かったけどね。南半球冬だから。

そしてかわいらしい訪問者が。

オーストラリアで出会った動物 ⑤ ⇒ オポッサム

普通に餌貰えると思ってか、入って来ていた。

しかもこの辺りから夜になってくるので、夜行性の動物たちにとっては絶好の活動時間である。

食事が終わった後はバカッ広いキャンプサイトをライトひとつ手に持って散歩。

ガサガサっと音がしてぱっとライトを向けるとさっと逃げる夜行性の動物たち。

オーストラリアで出会った動物 ⑥ ⇒ バンディクート

ネズミのでっかいバージョンみたいな動物。こいつも夜行性でさっきのBBQとか散歩しているときによく見た。

何ともこいつはあのプレステの名作ゲーム“クラッシュバンディクー”のモデルになったという。

それを聞いてやたら親近感が出た。バンディクート。かわいいやつらめ。

そして最後に真っ暗な中、夜空を見上げた。


星がすごい。


しかも南半球なので、日本とは見える星座も違うのである。

宇宙の話もいろいろ聞いて、人間の存在とか哲学的なことも少し考えてしまった。



一日目終了。

ホテルで金庫に貴重品を閉じ込めてしまい、スタッフにたがいなる迷惑をかけたことも最後に記しておこう。