3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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10000キロの距離

2010-03-09 18:58:53 | 英語
最近の趣味はメールである。
最近メールを送るのが楽しくて堪らない。
俺は携帯を買って貰ったばかりの中学生か。

と言っても素晴らしさに気付いたのは携帯ではない。
PCのメールだ。

もともとPCのメールはあまり開かない。専らデータ保存用。
USBメモリを持っているのにも関わらずすぐに紛失するため、
何か家のPCで作ったデータ等を持ち歩く際には、ホットメールで添付して自分宛に飛ばすということをしている。
で向こうでまたログインして受信箱に入っているデータを引っ張り出すって訳だ。
これはとても便利である。ネット使える環境であるならば。

しかし難点としては、受信箱がとても寂しくなるということだろうか。

当然、受信箱には友人からの楽しいメールなんぞはほとんど無く、
自分のアドレスからの受信メールがバーっと表示される。


で、なぜ俺がメーリスト(今ここで俺が作った)になってしまったのかと言うと、
きっかけは先週の金曜日。決戦はいつも金曜日だ。
きちんと筋道がある。そして長くなった。

ず~っと前にも日記で書いたんだけど、
通称「太陽」と呼ばれている素晴らしい後輩がいる。
彼のモチベーションの高さ、行動力、興味、人生設計…
何をとっても真剣で、見惚れてしまう。本当に見習うことが多い。

そんな彼がこの度大学を卒業することとなり、地方勤務なので、
行く前に一度語ろうかということになった。
まあ、俺が彼からモチベーションを貰いたかったというのが大きい。

そこではとても有意義な話をし、充実した時間を過ごすことが出来た。
企業のこと、日本のこと、政治のこと、留学のこと、海外の文化のこと、旅行のこと、
以前は同僚だった塾のこと、英語のこと、中国語のこと…
まあ、ここでは割愛。

そして最後に彼がオクスフォードに留学していたときに取っていた国際政治論の授業のFinal examであるプレゼンのパワポを見せて貰った。
本当に努力をしていたのがそのパワポから見て取れた。
彼は何があってもこのデータだけは捨てないって言っていた。
それだけ自分で言えるようなものを努力して作ったこと自体がそもそも感嘆する。

で、俺も実はケンブリッジで受けた“Laughing matters”と“Contemporary Blitish Society”の授業のパワポも自分のプレゼンのパワポも、ついでにICレコーダーで録音した俺のプレゼンの音声まで取っていてある。

で、当然、交換しようってことになる。

お互いに興味がある分野、しかも海外の授業のパワポを入手できるなんて非常に嬉しい。


そんなこんなで家に帰ってPCのメールを開いてみる。
相変わらず自分からのメールばっかりなのだが、ごみ捨てがてら少し遡ってみると、俺がケンブリッジにいたときのメールに行き着いた。
そこで普通にTAとか授業の先生とかとメールしてるのを見ちゃって、
イギリスで授業を受けていた時の記憶とかが一気に巡ってきた。

気付いたら、急に一番お世話になったTAと授業の先生にメールを送ってしまっていた。
向こうから帰ってきてすぐの頃はメールを送ったりもしていた。
しかし、この一年間すっかり忘れてしまっていた。
なんかあともう少しで、俺は本当に貴重な繋がりを断ってしまうところだったのではなかろうか。

まず、TAの方だが、アドレスに“cam”って文字が入っていたので、
もしかしたらと思ったのだが案の定、繋がらなかった。
そう、彼はすでに大学を卒業してしまっていたのである。

しかし、まだ望みはある。
授業のレヂュメを引っ張り出し、先生のアドレスを確認する。
思いを託し、送信する。








返信が来た。
このときは本当に嬉しかったね。

そしてそのメールの内容も本当に嬉しかった。

お互い近況報告をする。たかが近況報告なのにとても楽しい。
向こうもハイテンションな文面が非常に嬉しい。
何より俺のこと覚えててくれたのが本当に嬉しい。

今度イギリスに来たときには連絡してくれって言っていた。
そしてTAのアドレスも聞くことが出来た。

今は英語でメールを作るのが楽しみで堪らない。


なんて素晴らしいんだろう、メールって。
10000キロの距離を一瞬にして埋めやがった。

何より、貴重な繋がりが切れなくてよかった。




ってわけです。














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