斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

YAHOO!ニュースオーサーに就任その2

2020年07月20日 12時14分04秒 | YAHOO!ニュースの背景
YAHOO!ニュースオーサーに就任して1年が経ちました。
様々なニュースやコメントを発出しました。本日現在、ニュース85本、コメント432本になりました。

人の受け取り方は様々です。いろいろな人が書き込んだコメント欄のコメントを全部読んでいます。しかも何日にもわたって。そうすると、ほんとうにそれでいいのかと感じることがよくあります。ニュースに対して、被害者を攻撃するコメントのオンパレード、被害者や家族を思いやるコメントの中にひとつやふたつ、攻撃をするコメント、時々オーサーコメントへの感想や意見。

心に思うことは、すべての人ができることで、なんの問題もないです。でも、それをコメントとしてインターネットに書き込んだ瞬間、問題化します。コメントは匿名に見えますが、コメントを打ち込んだ人のすべてのコメントは、誰でも見られるようになっていて、すべてのコメントを読めば場合によってはその本人がほぼ特定できることもあります。

オーサーコメントは、名前も所属も晒して書きますから、それなりの結果を覚悟しながら執筆しています。匿名(にみえる)コメントは、安心感から書きすぎる傾向にあります。実は匿名の方がさらに厳しく後悔することになりかねません。

なお、オーサーコメントに対するコメントの多くは別で、たいへん役に立ちます。
1.誤字脱字の指摘
2.間違った解釈の指摘
3.こういう見方もあるという指摘
4.根拠を示せという指摘
以上については、ニュースを執筆する時の参考にすることが多いです。より視野が広がります。特に「根拠を示せ」というご意見は、それだけ深く知りたいということの表れであり、400字では語り切れない、深い部分をニュースにしたりしています。



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YAHOO!ニュースオーサー就任1年その1

2020年07月19日 09時07分54秒 | YAHOO!ニュースの背景
YAHOO!ニュースオーサーに就任して1年が経ちました。
様々なニュースやコメントを発出しました。本日現在、ニュース85本、コメント432本になりました。

ニュースに対するフィードバックはこれまで数件です。そのうち一件は、「厚手のジャケットで浮けるわけないだろ、即刻ニュースを削除しろ」というフィードバックがYAHOO!ニュース編集部に届けられました。その後水害の状況がさらに悪化したため、厚手のジャケットでの浮き方をニュースで公開しました。「逃げ場がなくなったら、いよいよこうやって呼吸を確保してほしい」と。

まだ被害状況がそれほど悪化していない時に、緊急浮遊の写真を載せると、いま不安な中を過ごしている方々の重荷になります。だから、災害対応ニュースは、「次はいよいよ」くらいの所をタイミングを計って流すことになります。YAHOO!ニュース編集部も、「次はいよいよ」をタイミングよくトップページに掲載するようです。この場合は、2階に避難した人が大勢いる状況になった時です。

原稿はたいてい1週間前から頭の中で作り始めて、おおよその文章が完成したら、前の晩くらいにパソコンに打ち込みます。一晩寝かせて、早朝6時くらいに、てにをはチェックをやり、午前10時頃に自動出稿予約をしておしまい。一回だけ真夜中に自動出稿予約をやったつもりが、出稿ボタンを押したこともあります。


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科研費塾 今年はリモートで科学研究費申請の講習会を行います

2020年07月17日 08時05分31秒 | 高専訪問記
全国の高専の先生方

今年は、リモートで科研費塾を開催できます。
ぜひ高専ごとに斎藤秀俊宛にご連絡をください。
リモートの良さをふんだんに使った、例年以上に効果の上がる焦点の絞り方を伝授していきます。


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霞提か。それは減災のはなしであって、防災ではない

2020年07月17日 07時29分35秒 | 斎藤秀俊の着眼
今ほど、テレビで霞提の話題をやっていました。
昔の先祖の知恵であり、限られたリソースの中でいかに災害による損害を減らすか、という観点で優れた考え方です。
ただ、これを現代に持ってくると、防災ではありません。減災のための手段です。防災は遍く全員が被害を受けないように目標を立てるのであって、減災はどこかは「ごめんなさい」の考え方です。

「上流の田畑に水を溢れさせる」
農家にとって、田畑は職場です。この観点はぜひ言葉として取材してほしかった。
車の工場に洪水を誘導するといって、その会社は納得するでしょうか。
職場であり、生活の糧であり、そこに大雨が降ったら、浸水させますと言うこと、どうでしょうか。
同じお願いするにしても、田畑は大切な職場、大切な生活の糧という認識がお願いする方にない限り、この昔のアイデアは成り立たないでしょう。
残念。

農地を水浸しにすれば、わが国全体の食糧問題にもかかわります。
かといって、宅地も守らなければならない。

大昔から、治水は政治の重要課題だったと社会で習いましたよね。
要するに、どうやって当事者に予想される被災をお願いするか、納得されなかったらみんなでお金を出して立派な利水事業をやる、という歴史の繰り返しです。

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本日ラジオ出演

2020年07月15日 23時11分08秒 | 水難・ういてまて
本日、NHKラジオ第1 Nらじ ニュースのしゃべり場 に出演しました。アナウンサーは畠山智之氏、黒崎瞳氏、弓木春奈氏です。

2020年7月15日(水) 午後6:00~午後6:50(50分)
◆ニュース ◆気象情報 ◆ニュースアップ「在宅勤務 座りすぎに注意」中川恵一さん(東京大学医学部附属病院准教授) ◆特集「水難事故に注意!同時多発水難事故とは」

番組詳細
◆特集 首都圏などでは多くの海水浴場がこの夏は開設しないことを決めていて、監視員やライフセーバーがいないなかでの水難事故多発が懸念されています。海では一見安全そうに見えても非常に危険な状況が、離れた地域でほぼ同時刻に発生することもわかってきました。川や海での水難事故発生の状況と注意点について専門家に聞きます。 出演:斎藤秀俊さん(長岡技術科学大学教授/水難学会会長)

2014年に同時刻の番組枠に出演して以来のことでした。

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