斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

5月24日放映の番組に対する私の個人見解

2013年05月31日 07時10分41秒 | 水難・ういてまて
映像をみて断言します。
正答はただひとつ、「直ちに119番通報する」

これまで、騙されて入水救助を試み命を落とした方々の無念を代弁したいと思います。

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正しく伝えるとは

2013年05月30日 19時31分03秒 | その他
7年ほど前の話です。
全国に病院を展開しているある医療法人の責任者の会議があり、そこで行われた講演の講師として呼ばれた時の話です。講演のあとになぜかそのまま責任者会議の会場で会議を傍聴する羽目になりました。

その日の報告の中で、法人の中のある病院で発生したボヤの報告がありました。
業者が病院が発注した工事を行っていた際に、火花が壁に燃え移ったという事件でした。

法人の担当者が明確に言いました。「市民から見れば、病院が火事を出したのです。そのことについて、ただちに素直に謝罪しました。」「施工の最中に病院側から監督を出して工事の安全を確認しなかった点に問題がある。全国の病院においては、施工には必ず職員が立ち合い、安全を確認すること。」

これで同じ間違えが起こらないように、正しいことが伝わったと感じました。

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着衣泳のシーズンに入ります

2013年05月30日 06時24分27秒 | 水難・ういてまて
いよいよ着衣泳シーズンに突入します。
このところ、問い合わせが急増しています。なんとか調べ物をしながら指導しようとお考えの方は、ぜひつぎのホームページを参考にしてください。小学校で参考になるプログラムを掲載しています。
着衣泳のホームページ

テキストについては、こちらのものを参考にしてください。

小学校で指導前にみたり、雨の日の学習に使えるDVDがあります。

実施時期ですが、全国的なピークは7月第2週あたりになります。9月第1週にも少し大きなピークが来ます。7月の着衣泳を計画する学校の先生が指導員派遣の問い合わせや教材の問い合わせを始めるのが6月からとなります。だからシーズン突入なのです。

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実務訓練シンポジウム

2013年05月29日 23時55分35秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、実務訓練シンポジウムが開催されました。
実務訓練は、大学院に進学の決まった4年生が約半年にわたって企業等で実務を経験する制度です。その後さらに2年間の修士課程での勉学を進めるにあたって、その実務を参考にしていきます。実務訓練は本学においてはたいへん大きな行事です。その実務訓練を前に4年生に啓発するために行われるのが、本日のシンポジウムとなります。

学生教職員ばかりでなく、受け入れ企業の関係者の方々も集まりました。


中出副学長による実務訓練制度の説明に続き、新原学長の講演。
 

受け入れ企業の関係者をパネラーに迎えたパネルディスカッションの様子。


今年は実務訓練における技学を考えるのがテーマでした。技学とは既存の技術体系を科学でとらえなおして、整理して理解する手法です。実務訓練は技術体系を知るのにたいへん有効なシステムとなります。

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本日の学部講義

2013年05月28日 14時27分23秒 | 講義記録
本日の無機材料科学の講義で座標軸がよくわからなかったという質問がありました。図を使って説明します。

左の図は、立方格子を3次元的に透視した図です。[100],[010],[001]の関係はすぐに理解できると思います。
右の図は、[110]方位を太線で表現しました。[110]から直交右方向に向かうのが[-110]です。下の方位図を見てください・手前に[110]が来ています。それに対して右方向に[-110]が来ています。なぜ[-110]かというとa軸方向の負の方向に矢印が進んでいるためです。またb軸方向には正の方向に矢印が向いているので、2番目の1には負の符号がつきません。

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講義の半ばで、ちょっとした脱線話として、研究者 、技術者の責任について言及しました。研究者 、技術者は新しい分野で新たな発想で勝負します。そういう分野ですから 間違ったことを社会に発信したり 、間違った製品を販売したりすることがあるかもしれません。しかしそれは決して許されないことです。最先端の研究者、技術者は常に慎重に物事を検証して、議論して、それから少しずつ進まなければいけません。

自分の発した一言を信じて実行して命を落としてしまった人が1億2700万人のうちのたった一人だったとしても絶対に許されないのです。

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