斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

国際会議ISESS参加

2012年11月29日 23時38分06秒 | 高専訪問記
せっかく北アイルランドからお客さんが来ているし、他の国々からもお客さんを呼んでいっきに国際シンポジウムを開催しようということで、米田校長先生が音頭をとって、ISESS(2nd International Symposium on Expertise in Sustainable Society)を開催しました。私もついでに10日間英語づけだったのでそのまま富山に行きまして、30分間講演を行ってきました。太陽光パネル設置の苦労話、風力発電の洋上展開など、ダイナミックな講演が多くて、とても楽しめました。夜の懇親会で最後の挨拶を行って、そのまま長岡に戻りました。さすがに、そろそろまともな生活に戻らなければと思いつつ。

講演の様子


記念品の交換


プログラムです。
2nd International Symposium on Expertise in Sustainable Society
November 29 - 30, 2012, Toyama, JAPAN
Venue: Sunforte and Toyama Jiyukan, Toyama, Japan

Organized by Toyama National College of Technology
Co-hosted by Kyung Hee University (Korea), Northeastern University (China),
CollegesNI (UK), University of Hawaii (USA), Nagaoka University of Technology (Japan)
Supported by Toyama Prefecture, Toyama City, Imizu City, Kurobe City,
Association for the Promotion of Industrial Technology at TNCT

Language: English is the official language of the Symposium


Programme

29th November

12:30 – 13:00 Registration
13:00 – 13:30 Opening Ceremony
Masaaki YONEDA, President of Toyama National College of Technology
Kazuo IGARASHI, Executive Director of Institute of National Colleges of Technology, Japan
Takakazu ISHII, Governor of Toyama Prefecture

13:30 – 15:00 Invited Lecture Session I
1.Demand Side Management – Creating Flexibility to Accommodate Renewable Energy in Existing Energy Networks, Neil HEWITT, Professor of Ulster University, UK-Northern Ireland
2.Techniques of Liquid/Supercritical CO2 used in Cleaning- Decontamination of Radioactive Contaminants
Kwang-Heon PARK, Professor of Kyung Hee University, Korea
3.Hematite-base photocatalytic anode for visible light responsed water splitting: the first principles calculation and experiments, Gaowu QIN, Professor of Northeastern University, China
4.Ken WEBB, Chief Executive and Principal of SERC, UK-Northern Ireland

15:30 – 15:45 Break

15:45 – 17:15 Invited Lecture Session II
5.Anthony KUH , Professor of University of Hawaii, USA
6.Muhamad NABIL Hidayat, Professor of Mara University of Technology, Malaysia
7.Hidetoshi SAITO, Vice-President of Nagaoka University of Technology, Japan

17:15 – 17:30 Break

17:30 – 19:30 Discussions and networking opportunities
30th November

9:00 – 10:00 Poster Session
1. Presentation from Toyama-Prefecture and NPEC
2. Presentation from Toyama-City, Imizu-City and Kurobe-City (Unazuki)
3. Presentation from Companies of members of Association for the Promotion of Industrial Technology at TNCT

10:00 – 11:30 Parallel Sessions (General Chair: M. Tafu)
Session A: Waste Management
(Chair: M. Tafu, Advisors: K. Webb, and S. Tsuda)
1.Overall presentation – All KOSEN project for waste gypsum board –M. Tafu (TNCT)
2. On site monitoring of impurities in waste gypsum board, A. Manaka (TNCT)
3. Open Innovation of Recycling Waste Gypsum Board: Hokkaido, Toyama and all Japan (Tentative)
T. Ohshima (Hokusei Kigyou Co.)

Session B: Disaster Prevention & Environmental Monitoring in Toyama Bay Area
(Chair: S. Furuyama, Advisors: N. Hewitt, and A. KUH)
1. Overall presentation , S. Furuyama (TNCT)
2. Novel breakwater "biplane" technology dissipating tsunami energy, H. Okumura (Univ. of Toyama)
3. High resolution and high performance tsunami run-up simulation, S. Furuyama (TNCT)
4. Weather measurement system using two-wavelength differential absorption spectroscopy, I. Mizumoto (TNCT)
5. On the yorimawari waves, M. Kawai (TNCT)
6. Oceanographic observations by onboard CTD and ADCP at Toyama Bay, H. Chiba (TNCT)
7. Remote sensing of the marine environment in the Northwest Pacific, G. Terauchi (NPEC)
8. Overall discussion,

Session C: Technologies for Actions towards Restoration after the Fukushima Daiichi
Nuclear Disaster
(Chair: E. Takada, Advisors: K.-H.Park, and M. Nabil Hydayat)
1. Overall presentation, E. Takada (TNCT)
2. Aerial survey for radioactive cesium deposition on the ground after the Fukushima, Daiichi NPP accident:
T. Torii (JAEA)
3. Development of gamma imager with stacked scintillation detectors, J. Kawarabayashi (Nagoya Univ.)
4. Cesium decontamination technology with CO2 Gas, T.Chohji(TNCT)
5. System safety Issues in the design and management of the Fukushima Daiichi NPP, Y. Mikami (Nagaoka Univ. of Tech)


Session D: Functional Materials
(Chair: T. Toshima, Advisors: G. Qin, and K. Sato)
1. Presentation about this session, T. Toshima (TNCT)
2. Removal of Heavy Metal Ions from an Aqueous Environment by Photocatalyst, Particles Combined with Fine Ferric Hydroxide Particles, K. Sato (Nagaoka Univ. Tech)
3. Field-Induced Orientation of Ceramics Nanosheets and Polymer Hybrids, T. Nakayama (Nagaoka Univ. Tech)
4. Nano Ceria Preparation from Aqueous Media, Y. Oyama (TNCT)
5. Flash synthesis of non-trivial shaped oxide materials, T. Toshima (TNCT)
6. Overall discussion, T. Toshima (TNCT)

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英国北アイルランドカレッジ連合組織の皆さん、ようこそ

2012年11月28日 17時29分48秒 | 来学者足跡
スリランカから帰国してそのまま、英国北アイルランドカレッジ連合組織の皆さんと富山高専の成瀬副校長先生はじめとする皆さんと合流して、本学を見学していただきました。


英国北アイルランドには、6つのカレッジからなる連合組織CollegesNI(富山高専が交流提携を結んでいるSERCはこのカレッジの一つ)と2つの国立大学(University of UlsterとQueen’s University)でConnectedという機構を組織しています。Connectedは,企業との連携や大学間連携に意欲を持っており,日英の高等教育機関で国際的な産学官活動を行いたいと考え、今回わが国に訪れたのをきっかけに長岡にお越しいただいたわけです。

大変天気の良い日で暖かく、北アイルランドに比べたら夏だ!という人もいるくらいでした。本学にお越しになる前に長岡市内の施設見学をし、その後に天然ガスプラントをすこし外から見学しました。本学では、留学生寮やいくつかの研究室を見学していただきました。今回は環境関係に関する技術に興味のある方が多かったので、ちょうど良かったかもしれません。朝9時ころから16時頃までみっちりした見学だったので疲れたことと思います。私も体がまだ夏で少し本調子ではありませんでした。

記念品の交換
 

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これから、スリランカに出発

2012年11月24日 09時03分04秒 | 長岡技術科学大学の広報
バンコクからコロンボに向けて出発し、コロンボにて調査研究をおこなってきます。
ISTSのさまざまな報告があるのですが、飛行機の中で作る予定です。

スリランカには、本学から複数のルートで入国しています。複数のルートというと少し怪しげですが、いろいろなプロジェクトが進んでいるという意味です。3週間前に入国した研究チームは水関係でしたが、われわれも今回水関係です。水関係で入国して、ついでにさまざまな調査を行ってくる予定にしています。

インド洋ベンガル湾を通って、スリランカに到着しました。スマトラ沖大地震の津波の影響か、東海岸の空からの様子はこのような感じでした。内陸まで砂が入り込んでいるように見えます。


コロンボ空港は西海岸にあります。周辺はやしの木で埋め尽くされています。一年中夏の国です。

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国際会議参加中

2012年11月22日 02時17分54秒 | 長岡技術科学大学の広報
国際会議の会場から8Kmほどはなれたホテルから会場に通ってます。バンコクは慣れているし、タクシーにのりながら街中の様子をみるのも楽しみです。ところが今回の街中はものすごい渋滞。たった8Kmくらいなのに1時間かかりました。9時から開会式だったので、冷や冷やしましたが、5分前に到着、ほっとしました。
 

オープニングセレモニーに参加した人々です。


オープニングセレモニーでは,Monai Krairiksh KMITL 副学長及び木谷雅人高専機構理事(理事長代理)が主催者挨拶をしました。さらに在タイ王国日本大使館の青木伸也広報文化部長が祝辞を述べました。

さて、今回の会議には全国の高専の学生が参加しています。全部で200名近くでしょうか。そのほか、タイ、ベトナムなどからも参加しています。私はずっとオーラルセッション会場に座ってまじめに聞いてました。日本の高専の学生はたいへんまじめで、一生懸命練習したのでしょう、たいへんじょうずな学生から、私の高専時代よりましという学生までいて、感心しました。少なくとも、全員、私の30年前よりよほどましでした。


今回はタイのキングモンクット工科大学の現地実行委員会がとてもすばらしい企画をたててくれました。夜のバンゲットではタイの料理がバイキング方式でふるまわれ、民族舞踊などたくさんのアトラクションがありました。もちろん参加費(飲食費)は全員自費です。


ここでちょっと苦言。日本の高専生、私の高専時代よりよほどプレゼンテーションが上手で発表内容もすばらしい。でもバンケットが終了するころ、大多数がいなくなってました。発表練習したかったのでしょうが、発表がすべてと思ったら国際会議に出席する意味ありません。せっかく準備された催物をみんなで楽しみ、いろいろな話をすることが、まず第一。それが交流の基本です。少なくとも私が高専生のときには、最後までパワーを発揮しておつきあいしました。

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国際会議参加中

2012年11月21日 00時22分06秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は、高専と両技術科学大学が運営にかかわっているISTS 2012 (International Symposium on Technology for Sustainability) という国際会議に出席するため、バンコクに来ています。バンコクにはしょっちゅう来ていたのですが、ここのところクーデターとか、洪水とかで足が遠のいていました。久々にバンコク市内をタクシーで行き来してますが、今年はなんでこんなに渋滞しているのだろうといやになっちゃうくらいの渋滞です。しかもメーター課金のくせにメーターを使おうとしない運転手がおおすぎ。そういうタクシーはきっぱりすぐ断りますが、ルール違反もほどほどにしてほしいですね。

通勤電車です。この中もぎゅうぎゅうづめでした。駅に到着する直前でドアが開き、まだ走っている電車から飛び降りる人がいました。おろし終わってから走り始めて、しばらく走るとやっとドアを閉めます。飛び乗る人ありです。
なんでもありです。



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