松浦からFUKUOKAへ

流れに抗してを経て そして今

☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

俳優:渡辺 謙氏の魂のスピーチ

2012年01月28日 08時45分11秒 | 反原発
渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える
(東京新聞)からの転載。
2012年1月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html


スイスで25日に開会した世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、

俳優の渡辺謙さんがスピーチに立ち、各国から寄せられた東日本大震災の

被災地支援への深い感謝と立ち上がる決意を語るとともに、

原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。

渡辺さんは、震災発生直後から、インターネットにメッセージなどで

被災者を応援するサイト「kizuna311」を立ち上げ、現地を幾度も訪れるなど、

支援活動を積極的に続けている。

スピーチ全文
------------

 初めまして、俳優をしております渡辺謙と申します。

 まず、昨年の大震災の折に、多くのサポート、メッセージをいただいたこと、

本当にありがとうございます。

皆さんからの力を私たちの勇気に変えて前に進んで行こうと思っています。

 私はさまざまな作品の「役」を通して、これまでいろんな時代を生きて来ました。

日本の1000年前の貴族、500年前の武将、そして数々の侍たち。

さらには近代の軍人や一般の町人たちも。

その時代にはその時代の価値観があり、人々の生き方も変化してきました。

役を作るために日本の歴史を学ぶことで、さまざまなことを知りました。

ただ、時にはインカ帝国の最後の皇帝アタワルパと言う役もありましたが…。

 その中で、私がもっとも好きな時代が明治です。

19世紀末の日本。そう、映画「ラストサムライ」の時代です。

260年という長きにわたって国を閉じ、外国との接触を避けて来た日本が、

国を開いたころの話です。

そのころの日本は貧しかった。

封建主義が人々を支配し、民主主義などというものは皆目存在しませんでした。

人々は圧政や貧困に苦しみ生きていた。私は教科書でそう教わりました。

 しかし、当時日本を訪れた外国の宣教師たちが書いた文章にはこう書いてあります。

人々はすべからく貧しく、汚れた着物を着、家もみすぼらしい。

しかし皆笑顔が絶えず、子供は楽しく走り回り、

老人は皆に見守られながら暮らしている。

世界中でこんなに幸福に満ちあふれた国は見たことがないと。

 それから日本にはさまざまなことが起こりました。長い戦争の果てに、

荒れ果てた焦土から新しい日本を築く時代に移りました。

 私は「戦後はもう終わった」と叫ばれていたころ、

1959年に農村で、教師の次男坊として産まれました。

まだ蒸気機関車が走り、学校の後は山や川で遊ぶ暮らしでした。

冬は雪に閉じ込められ、決して豊かな暮らしではなかった気がします。

しかし私が俳優と言う仕事を始めたころから、今までの三十年あまり、社会は激変しました。

携帯電話、インターネット、本当に子供のころのSF小説のような暮らしが

当たり前のようにできるようになりました。

物質的な豊かさは飽和状態になって来ました。

文明は僕たちの想像をも超えてしまったのです。

そして映画は飛び出すようにもなってしまったのです。


 そんな時代に、私たちは大地震を経験したのです。

それまで美しく多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命を飲み込み、

生活のすべてを流し去ってしまいました。

電気は途絶え、携帯電話やインターネットもつながらず、人は行き場を失いました。

そこに何が残っていたか。

何も持たない人間でした。

しかし人が人を救い、支え、寄り添う行為がありました。

それはどんな世代や職業や地位の違いも必要なかったのです。

それは私たちが持っていた「絆」という文化だったのです。

 「絆」、漢字では半分の糸と書きます。半分の糸がどこかの誰か

とつながっているという意味です。

困っている人がいれば助ける。

おなかがすいている人がいれば分け合う。

人として当たり前の行為です。

そこにはそれまでの歴史や国境すら存在しませんでした。

多くの外国から支援者がやって来てくれました。

絆は世界ともつながっていたのです。

人と人が運命的で強く、でもさりげなくつながって行く「絆」は、

すべてが流されてしまった荒野に残された光だったのです。

 いま日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、

その「絆」を頼りに前進しようともがいています。

 国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、

人は進化して行くべきだ。

私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。

しかし度を超えた成長は無理を呼びます。

日本には「足るを知る」という言葉があります。

自分に必要な物を知っていると言う意味です。

人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。

こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。

「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に

頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、

子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。

 私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力

があると信じています。

がれきの荒野を見た私たちだからこそ、

今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。

今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。

しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。

心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、

皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。

そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。


---------------
ここまで



投稿記事には、直接関係ないが、
先日、投稿した私の創作品、「知足の心」
(クリック拡大)




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是非、直接観て欲しい!ドキュメンタリー

2012年01月17日 07時32分04秒 | 反原発
昨晩のNHKのクローズアップ現代、

福島の高校生がドキュメント番組を制作した内容となっている

実にいい番組だった。


クローズアップ現代のWebサイトから転載
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3141

子どもが語る大震災(1)
 高校生が伝える福島


東日本大震災で被災した状況を自ら記録し続けている高校生たちがいる。

福島県立原町高校放送部の生徒たちだ。

原町高校は福島第一原発から30キロ圏内の南相馬市にあり、

震災直後から学校は閉鎖。

5月に2か所の「サテライト校」に分かれ授業は再開したが、

転校を余儀なくされた生徒も全校の半数に及ぶ。

放送部の2年生7人は震災と原発事故に翻弄される自分や家族の姿を記録。

ドキュメンタリー作品にまとめ、6月のNHK杯放送コンテストで発表した。

今も、刻々と変化する暮らしや学校生活を記録し続けている。

作品作りのために互いの本心をぶつけあい、困難を乗り越え、

心の成長も見せる生徒たち。

彼らの姿を通じて「見過ごされてきた等身大の被災地の姿」

「子供たち自身が記録し伝える意味」を探る。

------------ここまでが転載文

放送部員が使用しているのはHVR-Z1Jと思うが

良く出来ていると思う。

現代のサイトでは、
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3141

原町高校放送部のドキュメンタリーが2本見られる

「原発30km圏内からの報告」(約8分間)

「原町高校紹介2011」(約5分間)

是非・是非、観て欲しい そして 感じて欲しい

子供らの想いを!

映像は真実を伝えるのだから。


下の写真は、HVR-Z1Jでビデオを撮る私(2011年撮影)




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セヴァン・スズキのメッセージ

2012年01月16日 09時39分26秒 | 反原発
「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」が十四日から横浜市西区のパシフィコ横浜

14日で始まり、15日大成功裏に閉幕した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012011502000023.html

 やはり、大手メディアは、案の定大きく取り上げなかった。

やはり、メディアと報道が偏っての姿勢が伺える。



「徹龍」は、怒っている。


 
30ヵ国の子供たちも「脱原発」への意思を表し、進んでいる。


環境破壊への伝説的メッセージにいまこそ、学ぶべきと感じ、

全文掲載とする。


-------------------------------
1992年、12歳でカリス・スズキは、リオデジャネイロで開催された環境サミットに際し、

子どもの環境団体の代表として参加し、募金活動を行った。

そのメンバーと共に、-ミシェル・クイッグ、バネッサ・スッティ、

そしてモーガン・ガイスラーと共にセヴァンは、

会議で子どもの視点からの環境問題についての後に有名になった講演を行い、

満場総-立ちの喝采を博した。

--ここから、メッセージ-------------

こんにちは、セヴァン・スズキです。

エコを代表してお話しします。

エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・

オーガニゼェーション)の略です。


カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。

あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、

自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。

 今日の私の話には、ウラもオモテもありません。

なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、

選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。

 私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。

世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。

そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。

 太陽のもとにでるのが、私はこわい。

オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。

空気にどんな毒が入っているかもしれないから。

父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。

数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。

そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。

それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

 私の世代には、夢があります。

いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。

でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?

あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。

 こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、

まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。

まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。

でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。

あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。

オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。

死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。

絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。

そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは

知らないでしょう。

 どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

 ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。

あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。

でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、

おばであり、おじなんです。

そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。

 私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを

知っています。

そうです50億以上の人間からなる大家族。

いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。

国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、

このことは変えようがありません。

私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつに

して行動しなければならないことを知っています。

私は怒っています。

でも、自分を見失ってはいません。

私は恐い。

でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

 私の国でのむだ使いはたいへんなものです。

買っては捨て、また買っては捨てています。

それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。

物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、

そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。

 カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。

時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら

何日もかかることでしょう。

 2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、

私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。

 「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、

薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

 家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、

すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。

 これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、

私の頭をはなれません。

どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。

私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。

ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、

インドでこじきをしてたかもしれないんです。

 もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために

使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。

私はまだ子どもだけどこのことを知っています。

 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、

世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
 

争いをしないこと

話しあいで解決すること

他人を尊重すること

ちらかしたら自分でかたずけること

ほかの生き物をむやみに傷つけないこと

分かちあうこと

そして欲ばらないこと

 ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

 なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。

そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、

つまり私たちのためです。

あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。

 親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。

あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。

しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。

おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

 父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、

なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。

しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。

あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。

しかし、私はいわせてもらいたい。

もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。

 最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。


http://homepage3.nifty.com/shin_homepage/Environmental_Study/es_speech.htm

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セヴァン・カリス・スズキ - 環境サミット1992

Youtube版
http://www.youtube.com/watch?v=XjlUyVnDGIA

こちらの方も是非、聞いて欲しい。6m42sの時間で字幕付き


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探していたインタビュー記事 菅原文太さん

2012年01月12日 06時53分46秒 | 反原発
探していた記事があった

東京新聞で、俳優の菅原文太さんが脱原発について語る

内容のもの。

昨年の11月にブログサイトに投稿されたもの。

「Nuclear F.C:原発のウソ」さん
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/5397378.html

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東京新聞・こちら特報部の11月21日発行

11/22 菅原文太さん 脱原発を語る @こちら特報部

(以下全文掲載)

 「生活様式を変えなくても、みんなが使っていない電気を消すくらいで、

原発がなくても十分やっていけるんじゃないの」。

そう話すのは、俳優の菅原文太さん(78)だ。

数々の映画やテレビドラマで確固たる地位を築いた“国民的俳優”は、

山梨県で無農薬の有機農業にいそしむ毎日。

南アルプスを望む豊かな自然のもとで、脱原発への率直な思い

を語ってもらった。(鈴木泰彦)


 「昔、仕事で福井県の敦賀に行ったとき、街並みが普通と違っていて

驚いたことがあった。

映画のセットは瓦も木も、妙に新しいだろ? そんな人工的な、

ピカピカした街のように感じた。

聞くと『原発の交付金で(さまざまな施設や道路が)つくられた』と。

奇異な感じだったね」

 代表を務める山梨県北杜市の農業生産法人「竜土自然農園おひさまの里」

の事務所で、スタッフとの打ち合わせを終えたばかりの菅原さんは、

首に手ぬぐいをまいたまま、ゆっくりと口を開いた。

 「ずっと、原発には賛成でも反対でもなかった。どちらかというと無関心だった。

原発から離れたところで暮らしているとね。

でも福島の事故で変わった。やめたほうがいい、危険物は。

科学によってつくられたものが無謬であるはずない」

 「ドイツは政府が脱原発で、20年後にすべてなくそう、自然エネルギー

に変えていこうと明言している。

イタリアもそう。なのに(原発事故を起こした)日本はいまだにはっきりしない。

専門家は人によって全く違うことを言い、メディアも分かったような分からない

ような報道しかしない。国民は誰の何を信じていいか分からない。

何という国なんだろうな」

 福島第一原発事故を機に、原発への世間の関心は飛躍的に高まった。

6月には東日本大震災の被災地支援事業の発表会見で

「日本でも原発の是非を問う国民投票を」と発言した。

だが、芸能界では原発の賛否すら明らかにしない人が多い。

 「何で言いづらいんだろう。みんな東電にお世話になっているの?

 そんなことないだろう。芸能人だろうが、政治家だろうが、農家だろうが、

個人として言いたいことを言わなきゃ。憲法が定めてくれているじゃないか、

言論の自由を」

 「夏の節電時、街は薄暗くなったけれど、俺には心地よいくらいだった。

24時間こうこうとってのは、まともじゃない。昼は明るく、夜は暗い。

子どものころはそうだった。

20年くらい前まで家にはコンピューターもなかったし

その前は冷蔵庫やテレビもなかった。でも、それなりに暮らしていただろ?
 
女房と飯を食いながら、ちょうどいいねなんて話してたんだ。

あのまま節電を続ければいいのに」

 農園では、若い従業員が数人住み込みで働く。

つい最近、建物の屋根に太陽光発電用のソーラーパネルを設置した。


 「使う分くらいの電気は賄えそうだ。黙ってあぐらをかいてりゃ電気

が来ると思ってきたけれど、ミニ水力(発電)とか、

いろいろ工夫する人が増えているみたいだな。

一人一人がそういう新しい認識を持つようになったら、電力会社から

もらう電気は少しで済む。

日本中がそういう方向へ行けばいいね」

 これだけの惨事が起きてもなお、財界は原発推進の姿勢を堅持する。

 「それは自分たちの都合だ。企業はいろんなモノを作り、

それが山のように積まれている。

でも、みな人間の暮らしを左右するほど

重要なファクター(要因)なんだろうか。

国民は何でも買いまくるのではなく、必要のないものは

買わないようにすればいい。

ないないづくしの時代まで戻る必要はないけれど、

ちょうどいいところってあるはずだよな」

 宮城県の実家は農家だった。山梨で農園を始めたのは、甲府市で開いた

講演会で聴衆に「勤めばかりしないで農業をやれよ」と発言したのを

聞き付けた山梨県知事から、

「ではうちで農業をやってください」と頼まれたのが発端。

 2009年に北杜市で立ち上げた農園で、若者たちといっしょに無農薬の

ホウレンソウやトウガラシ、ミニトマト、ラディッシュなどを育て、

都内のレストランやホテルなどに出荷している。今年は冷え込みが緩く、

大根の出来があまりよくないそうだ。

 「3年目だけど、赤字続きだ。面積は二町五反くらい(約2・5ヘクタール)

あるのかな。

農業は奥が深くて、果てしない。はっきりした方法があるようで、

ないんだ。土も地域によって違うしね。まだ試行錯誤の最中だよ」

 仙台市生まれで、宮城県栗原市で育った。有数の穀倉地帯で、

原発事故で飛散した放射性セシウムで汚染された稲わらや肉牛が、

そこから出回ったと報じられた。


 「なぜ原発からあんなに遠い栗原で、と気になって聞いたら、風で運ばれたんだと。

静岡あたりにも飛んでいるというじゃないか。農薬と同じで、

放射能も体内に入らないに越したことはない。

でも、そもそもわらを作った人のせいじゃないんだよね」

 幼少時代から身近だった農業だけでなく、菅原さんが思いを向ける

いろいろなところに、原発は深刻なダメージを与えた。

主役の会津藩士を演じた1980年放送のNHK大河ドラマ「獅子の時代」

ゆかりの福島を思い、心を痛める。

 昭和一桁世代。父親の威厳にこだわり、「げんこつおやじの会」を

立ち上げたこともある。

映画で演じた役柄さながら、硬派を貫いてきたその目に、

今の日本はあまり良く映っていない。

 「原発のために途方もないカネがばらまかれ、いやも応もなくからめ捕られてしまう。

戦後、日本はカネばかり追い求めてきた。

敗戦から立ち上がるにはそれしかなく、頑張ってきたのは確かだけど、

あまりに偏りすぎたんじゃないのかな」


 「財界人や政治家は『経済成長』とお題目のように言うが、それしかないのか、

もっと大切なものがあるんじゃないのかと思う。国会中継を見ていても、

とってつけたように復興の問題は出てくるが、増税がどうとかカネの話ばかりだ。

そろそろ経済はいいじゃないか」

 「この間、中国の人権活動家が『日本も人権問題で発言を』と求めたという

記事を読んで、ああそうだな、と。

人権とか自由とか、本当の意味の民主主義とは何なのか、

言い合ったり考えたりしないよね。ここらで立ち止まって、暮らしとか自由とか権利とか、

そういうところへ立ち返らないといけないね」

<デスクメモ> 
経済成長を最優先して弱者を切り捨てる政策は、小泉政権の十八番だったが、

いまや野田政権も同じ道を進んでいる。政治の目標は成長ではない。

弱者に手を差し伸べ、格差を是正し、国民が誇りを持てる国にすることではないのか。

菅原さんの素朴な問い掛けに、国の姿勢や自分の生き方を考える。(立)


<すがわら・ぶんた> 

1933年8月、宮城県生まれ。58年、新東宝入社。

松竹、東映などで多数の映画に出演し、シリーズ化された「仁義なき戦い」

「トラック野郎」は大ヒットした。

山梨県北杜市で遊休農地を借りて農業生産法人を設立、有機農業に取り組む。

都会から農山漁村への移住を手伝うNPO法人「ふるさと回帰支援センター」

顧問も務める。

---------------------ここまで



「知足の心」作品を創ったように

今から、必要な価値観のひとつであろうと思う「知足」


(創作品 ―知足の心―)

その「知足」の心で、実践し、生きておられる

俳優:菅原文太氏に深い感銘を受けた。






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「ぬまゆのブログ」さん 負けないで頑張って投稿してください」

2012年01月11日 07時51分48秒 | 反原発
Gooのブログ人気記事第1位の「もう黙ってられない!原発なくせ!ちばアクション」さんの
http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507/e/ac1f23b61e0e9f5156c0f6cf5de36727


投稿記事を通じて、福島県南相馬市市在住の

「ぬまゆのブログ」さんの
http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924

ブログを読む、観る。

衝撃的な投稿記事があり、今、政府、大手メディア、マスコミが

真実を語らぬなかで、大切なかつ重要な、日本国民が観る、語るべき

ブログサイトと思う。

中傷、「デマ」、「嘘」という

嫌がらせコメント等、に負けずに、

負けないで、投稿をお願いいたします。


「松浦からFUKUOKAへ」    松瀬 徹


下の「龍」は、2011年に亡くなった父、義母の関係で

喪に服すといくことで、賀状はださないでいますが、

下絵だけは、作成していました。

トシオトコ(辰年)に因んで、「龍」です。


(画像クリックで拡大)

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記事は変わって情けない記事の紹介

薄汚れた画面…大河「平清盛」を兵庫知事が批判
2012年1月10日(火)18:52
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120110-567-OYT1T01017.html

(全文掲載)
8日に始まったNHK大河ドラマ「平清盛」について、日宋貿易の拠点として清盛ゆかりの地である
兵庫県の井戸敏三知事は10日の記者会見で、「鮮やかさがなく、薄汚れた画面ではチャンネルを
回す気にはならないというのが第一印象。観光にも影響が出る」と感想を述べた。

 今後の展開次第では、NHKへの申し入れなども検討するとしている。

 自宅で初回を見たという井戸知事は「うちのテレビがおかしくなったのかと思うような
画面だった」と話し、色彩を抑えた映像手法などを批判。

 「時代考証は史実に忠実にするというのが方針と聞いているが、
何も時代考証を学ぶために見るのではない」とし、「日宋貿易に象徴されるような、
将来を先取りした人物像を正面に据えていただけ
るよう期待している」と注文を付けた。

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ああ━━━━!!、日本には、良き知事、政治家はいないのかな?

ホント、困ったもんだ。





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原発依存

2011年12月31日 08時21分12秒 | 反原発
今年最後の投稿となる 「原発依存」

年内にどうしても投稿したかったものである

それは、

12月16日(金)NHKのTV番組、特報フロンティア

「原発依存」〜九州電力と自治体、そして原発マネー〜

九州電力の原発依存の体質とその構造を内容としたものであり

久しぶりにNHKも「いい仕事」をしているな!と実感。

(製作は、福岡、佐賀、鹿児島3局の合同製作・制作)

放映内容は、

次のように、進んでいった。

1974年  「電源三法」制定
        ↓
       依存を生んだ原発マネー

       「原子力発電の優等生」
        ↓
        原発推進の陰で

        ●元九州電力社員 井原東洋一氏

        当時、九電内の少数組合ー「全九電」総評系、その時代での

           「九州電労」同盟系 との統合の際の

           労組としてのエネルギー政策についての

           経緯が話された。

それは、「全九電」としてこだわったのが、

     「原子力発電については、新エネルギー開発までのエネルギー源

      と位置づける。」


     その上、過度的なエネルギーだと位置づけて

     両組合の合意が図られたと。

     しかし、その声も小さくなっていって

     疑問をもっていても 言わないという風土でしょうか?

     言えないのか、言わないのか

     そういうものが形つくられてきた ・・・・・と

     ★参考
        ●井原東洋一氏のブログサイト「ここでトヨさん出番です」 
        http://toyoichi.blog.so-net.ne.jp/
        ●原子力発電を考える石巻市民の会
        九電労組OBの会、九電に「脱原発」を求める!
        http://shiminnokai.info/cat58/post-40.html

番組はさらに、原発依存の問題点
       ↓
       自治体を動かす原発マネー
       ↓
       原発マネーの構造

       ↓
       (私たちが収めている電気料金が寄付金として使われている)
       ↓
       原発の町
       (寄付金の実態)
       ↓
       巨額の寄付金
       (九電の思惑)
       ・端的にはギブアンドティク

       行政は原子力発電所を置かしてやる、それなら、
       地域に何らかの協力をしなさい。

       寄付金はお互いが出せる範疇、求める範疇、
       折衷として最終的に寄付金額が決まる。

       しかし、まだまだ、不透明だと・・・・


       そして、いくつかのゲストのコメントで番組は終わる。

-----------------------

● 12月27日の西日本新聞の朝刊の
  「九電九州考」では、九電社長辞任表明
            「再稼働のため身引く

            信頼回復ではなく、冷酷なビジネス追求だけしか
            彼の頭の中にはないのだろう。

● 同じく、12月30日の朝刊のトップには、

            やらせ後も「関係」不変
            原発の町”接待”忘年会 今年も

   私のコメント「ホントニ、困った会社と町である」



1月5日・12日新年特大号 「週刊文春」

  ●     上杉隆 ー最後の渾身ドキュメントー
   隠し続けた90日「福島原発衝撃の真実!官邸、東電、大メディアの「原罪」

  ● 東京電力と放射能の「タブー」すべて話そう
      
    坂本龍一×河野太郎 120分白熱対談

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参照)電源三法(でんげんさんぽう)とは、電力に関する法の総称のこと。
以下の三法のことである。

電源開発促進税法
特別会計に関する法律(旧 電源開発促進対策特別会計法)
発電用施設周辺地域整備法

これらの法律の主な目的は、電源開発が行われる地域に対して補助金を交付し、
これによって電源の開発(発電所建設等)の建設を促進し、
運転を円滑にしようとするものである。

1960年代以降の日本の電力は火力発電所に比重を強めていたが、
1973年に起こった第1次石油危機が発生して、火力発電所に依存する日本経済が
大きく混乱した。
それを受けて、1974年に火力発電以外の電源を開発することによってリスク分散
をし、火力発電への過度の依存を脱却することを目的として制定された。

電源三法による地方自治体への交付金は電源三法交付金(でんげんさんぽうこうふきん)
と呼ばれる。

ウィキペディア出典より


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 今年も「松浦からFUKUOKAへ」にお付き合い頂きまして、有難うございました。
 
 皆様方の御多幸を祈ります。

 松瀬 徹



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何!値上げは義務だと!! ―怒―

2011年12月23日 09時35分37秒 | 反原発
東電、値上げは「事業者の義務」
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/740/e459e2829c65e4f25587859cea700340.html

--------
東電値上げ要請 上乗せ「総原価」手つかず
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011122302000026.html?ref=rank

全文転載
東京電力が二十二日、家庭向け電気料金の値上げを申請する方針を発表した。
だが、電気料金の基準となる「総原価」に東電関係者の接待用施設の維持管理費まで
含まれることが判明しており、利用者の反発が強まるのは必至。政府内では「
東電が値上げの申請に踏み切れない可能性もある」との声も出ている。 
(東条仁史、宮本隆彦)

 東電の西沢俊夫社長は会見で、値上げの申請について「電気事業法に基づく事業者の義務と
いうか権利だ」と説明。福島第一原発事故の影響で経営が厳しくなるなか、
「何もしないわけにはいかない」と強気の姿勢をみせた。

 東電の発表を受け、値上げの認可権を持つ枝野幸男経済産業相は「徹底的な合理化が行われて
初めて俎上(そじょう)に載せるべき」と、簡単には認めない考えを強調した。

 電気料金は、発電施設の修繕費や人件費などに電力会社の利益を上乗せした「総原価」
を基に決まる。東電は原発の代替で火力発電の比重を高めた結果、燃料費が前年度より
八千億円超増えるため、家庭と法人向けの値上げで費用を回収すると説明している。

 だが、東電管内のほとんどの家庭や企業は、東電から電気を買わなければ生活や営業ができない。
原発事故の対応に批判が消えない中での西沢社長の発言は、それを見越したものといえる。

 さらに、東電は本紙の取材で、発電とは無関係の福利厚生施設のほか社内サークルの活動費、
自社株式の購入奨励金、高利の財形貯蓄の利子などまで算入していることが判明している。

 東電に対し、経産省の有識者会議は、広告宣伝費や寄付金などの除外で一致し、
人件費でも原価への算入額を制限する方向で議論している。

 枝野経産相は「有識者会議の議論を踏まえなければ認可されない」と述べており、
東電の思惑通りの値上げは難しい。
-------------------
そして、西では、
九電、報告再提出見送り…代わりに再発防止文書
読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000726-yom-soci

全文転載
玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、
九州電力は22日、経済産業省への最終報告書の再提出を見送ることを明らかにした。

 代わりに、枝野経産相あてに再発防止の取り組みなどをまとめた文書を提出。
枝野経産相は「九電の自主的な努力の一つ」と一定の評価をした。

 文書は、第三者委員会の最終報告書について「真摯(しんし)に受け止め、
再発防止、信頼回復に向けた取り組みを進めていく」などとした。
だが、古川康・佐賀県知事の関与には言及しなかった。

 再発防止策としては、メール問題の舞台となった原子力発電本部と、
火力発電本部を来年7月をめどに組織統合するなどの計画も盛り込んだ。

経産省を訪れて文書を提出した深堀慶憲副社長は、福岡市の本社で記者会見し、
最終報告書の再提出は「考えていない」と強調。第三者委がメール問題を
「古川知事の発言が発端」とした認定に関しても従来通り認めなかった。

最終更新:12月22日(木)21時49分
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初公開! 玄海原発事故SPEEDI、1時間で有明海・佐賀市・福岡市汚染の可能性
国際環境NGOグリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/speedi1/blog/38508/
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不当な電気料金断固反対!


注意警報:九電も連動して値上げ申請する恐れあり



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脱原発世界会議 2012.1.14〜15

2011年12月17日 18時37分18秒 | 反原発




 実行委員会は 原子力資料情報室、ピースボート、環境エネルギー政策研究所など、

6団体で、来年1月14〜15日、横浜市の国際会議場で開催される。


 福島県、脱原発を決めたドイツなど国内外から市民団体代表や科学者、

政治家など50人以上が出演し、シンポジウム、トークライブなどが

行われる予定。

 脱原発がテーマの映画祭や写真展も同時開催。


詳細は、こちらへ→http://npfree.jp/
         「脱原発世界会議」

 13日の都内での記者会見では、環境NPO法人代表の野中ともよさんが

「原発の使用済み燃料の置き場はもうすぐ満杯。脱原発しか

選択肢がないことを多くの人が気づく会議にしたい」と・・・。




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反原発ストの実施について 其の2

2011年12月14日 08時34分53秒 | 反原発
前回の続き

---------------------

このストの実施については、現状の日本労働運動の力では、

難しいものだろう。

 なぜなら、かっての総評が解体され、連合が誕生して数十年

その間に、労働運動の基本である労働者の権利が弱体化され、

「企業内労働運動」に押し込められているからである。

労使協調主義が強くなり、「雇用か賃上げ」らの思想攻撃に

よって、いまや「春闘」は、死後になりつつある。

そして、反戦平和、護憲を守る闘いが、政治的教育が後退され、

何時の間にか、多くの原発が設置され、同時に「原子力村」が

誕生してきた。

 こういった状況下、大震災と人災である「福島原発事故」が

発生したのである。



(画像クリックで拡大)


反省しつつ、本来の労働者運動の原点に立ち返り

進むことが求められている。



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何故?報告しないのか?

2011年12月12日 07時55分27秒 | 反原発
定期検査中の玄海原発3号機で9日発生した「冷却水漏れ」

については、マスコミ等は大きく報道せず、新聞では小さく

載ってる程度。

----------------

 9日、午前10時48分に発生し
 ↓
 〃  午後6時に報道各社に発表(冷却水漏れ)には触れず。
 ↓
 〃  午後9時頃 報道機関から問い合わせを受けた佐賀県が九電に照会し、
    冷却水漏れを把握。

 10日 午前8時以降 九電が玄海町等に冷却水漏れを報告
  (12月11日の西日本新聞より抜粋)
---------------------

いったいこの会社は、何を考えているのか、

呆れ果てて、怒りがあふれる。

関係する自治体トップが10日に批判しているのも

当たり前である。

 故郷である長崎県松浦市の友広郁洋市長も

「聞かなければ黙っておくみたいな姿勢は信頼という

点で厳しいものがある」と苦言。
(当新聞記事より転載)

誠に当然の発言である。


エネルギー産業、インフラ産業企業は、

安心、安全、信頼」が常に注視される。

当たり前のことである。

私たち市民は、この企業を自らの眼で監視しなければならない

時がきたようだ。

 昼夜、市内の上空にヘリコプターが出現したとき、

 注意と警戒を要する。

(今まで、玄海原発でなにか、あるときは、必ずと言っていいほど現れる)


(クリック画像拡大)
写真のタイトルは、「監視」


★記述12月11日 TOHRU MATSUSE(ソフトバンクホークスの日本一祝賀バレードの日に)





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粉ミルクからセシウム!!

2011年12月08日 07時56分15秒 | 反原発
12月7日の西日本新聞のトップでは、

こう伝えている

食品大手の明治(東京)は6日、粉ミルク「明治ステップ」(800グラム缶)

から、最大で1キログラム当たり30.8ベクトルの放射性セシウムが検出

されたことを明らかにした。

 埼玉県春日部市の工場で3月14〜20日、牛乳や水などを混ぜた原料を

乾燥させた際、福島第一原発事故で大気中に飛散した

セシウムが混入があるとしている。

--------------------

判明したのは、行政の追求ではない

福島県二本松市の市民団体が、

11月下旬、明治の粉ミルクを測定し、

セシウムを検出。

詳しい検査を明治に求めていたもの


-----------------------------
明治ステップの一部から1キロあたり最大30・8ベクレルの放射性セシウムを検出
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/742/6071d41e112dfa701834d7dbeea0ef34.html


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震災がれき受け入れ拒絶は当然のこと。

2011年12月04日 09時53分56秒 | 反原発
佐賀県武雄市長が震災瓦礫の受け入れを表明し、4日後、見送りを

表明した。

その理由として、主に県外・市外からの脅迫?、批判と抗議が

多数だったとのこと。

もともと、市長の独断で、受け入れ表明したもの

当然である。

マスコミ等は市職員に危害を加えるとう脅迫や千を超える

批判抗議に対して記事として記載されているが、

「放射能汚染の瓦礫」問題の本質には、迫っていない。

狭い視野でのものの見方

玄海町では、部外者の立ち入り禁止の看板等を掲げ、

外部からの玄海原発反対に意義を唱える
(もちろん、反対者の数も多いのだが)

もともと、マスコミは、

世界で大事故などが起きると、

決まって「日本人はいなかった、含まれていない」との被害者差別の

姿勢をもったマスコミの姿、

いわゆる、局地的なものの見方が充満しているのである。

ならば、おまえは受け入れに何で反対するのかと言われるだろう

震災復興に反対するのかと?


-----------------------


(画像クリック拡大)



(画像クリック拡大)

---------------------------

私の考えは

「震災がれき」ではなく「放射能汚染がれき」だからである。

復興支援という美名の裏には、反省なき原発推進者たちの

意図が隠されているからである。

---------------------------

福島の原発全廃要求 ! 福島県佐藤知事

11月30日の記者会見
(新聞記事の見出しは小さい)

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けて、福島県の復興計画に

「国と東電に対して、県内の原発10基すべての廃炉を求める」

と明記。

至極、当然のことである。

原発事故が復興計画の大きな壁になっているのだから当然である。


隣には、玄海原発が存在する武雄市、

がれきの受け入れの前に、しなければならないことがあるはずである。

そう「九電のやらせメール」問題の解明である。



核燃料税や交付金が失われる財政上の問題には、

上記の福島県佐藤知事は、

「税制を精査して取り組む」と記している」

この姿勢と発言に

九州人は、まなぶべきである。

そして、正しい復興への道を進もう。

(2011.12.4 記 松瀬 徹)





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弱腰の行政から生まれるものは

2011年11月27日 08時17分45秒 | 反原発
11月23日(水)の西日本新聞から

原子力安全協定見通し立たず
「九電に対し弱腰」
福岡県議会特別委員会(防災及びエネルギー・水安定供給調査)


何というか、福岡県民の生命が懸っているいる安全協定が

九電との協議が一度も開催されておらず、

申し入れ後も、そのまま放置とは、

委員からの批判は当然である。

---------------------------

投稿原稿を作成するいまも、

あきらめ、失望感が漂うこの時、

怒りが溢れる。

地球全体が痛み、人間の奢りに対し、

最後の警告を発した福島原発事故

いまなお、収束しない現状のなか、

我、思う。

国政から、地方の村長選挙にいたる候補者に

対し、党派を超えた

「脱原発」「脱原発」を唱える候補者に生命の一票を

託そう!

曖昧な候補者は、あてにならぬ。

-------------------------------

写真は、11月25日撮影したもの
(クリックで画像拡大)










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「反原発」、「脱原発」の拡大のために、

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いま、気になるブログサイト

2011年11月25日 07時42分46秒 | 反原発
ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、
特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に
避難すべきだと僕は考えます。
優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、
できる限り早く避難することをすすめます。


この呼び掛け文が

投稿記事のなかで、繰り返される

このブログサイト

放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ

「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927

そして、もうひとつのサイト

大村京佑のサイト
http://kayskayomura.com/ja/node/82

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私の心情を描いた

今の気持ちの作品


(クリックで拡大)


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集 会 宣 言
 
 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波によって、
東京電力福島第一原子力発電所は大量の放射能を環境中に放出する大事故
を引き起こしました。
放出された放射能は、放射性セシウム137換算で広島原爆168.5個分とも言われています。
大地も水も空気も放射能で汚染され、多くの人々が被爆する事態となったのです。

 東北地方太平洋沖地震は天災でした。しかし、福島原発事故は明らかに「人災」です。
国土面積が地球上の0.3%しかない日本に、地球の全地震のおよそ1割が発生するこの
日本に、54基もの原発が存在するという厳然たる事実の前に、政府や電力会社は原発
の過酷事故は起こり得ないと「安全神話」を振りまいてきました。
しかし、1979年アメリカのスリーマイル島原発事故、1986年旧ソ連のチェルノブイリ
原発事故は私たちに原発は事故を起こすこと、ひとたび事故を起こせば、その被害は
甚大であることを教えました。
また日本においても2007年7月、マグニチュード6.8の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽
原発全7基がすべて運転停止に追い込まれるなど、これまで原発の危険性については
十分な警告が出されてきました。
そうした警告に耳を貸すこともなく、事故や災害の想定を過小評価し本来とるべき
対策を怠ってきたことが、今回の原発事故の最大の原因であるといえます。

 こうした状況の中で、多くの市民の「もう原発はやめよう」という切実な声を背景に、
私たちは、九州・沖縄・韓国に住み、そこにくらしている市民として、脱原発の一点で
一致する人々が声をあげるための集会を準備してきました。この間、各地から賛同と
激励の声が寄せられ、大きく運動は広がっています。

 この集会の目的は、①現在世論調査などで示されている7割の脱原発の意思をゆるぎ
のない、継続的なものとすること。
②韓国・アジアの人々にも呼びかけながら、日本に住む人々の多数の意志を示し、
脱原発の大きなうねりを起こすこと。
③幅広く、既存の団体・個人の結集をはかるとともに、これまで原発を容認してきた
人々へも参加を呼びかけるなど行動を広げること。④今まで交流のなかった団体・
個人が集会を通じて交流する機会とし各団体個人が相互に励まし合い、今後の自らの
取り組みの力ともすること。⑤原発推進の政党・政治家は全市民の支持を失うという
状況を作り出すことです。

 今、九州電力の「やらせメール」問題を契機に、電力会社と立地県・市町村との
「緊密な協力」関係や、規制当局であるはずの原子力安全・保安院自らが電力会社を
指導し、原発推進の世論形成を推進してきた経緯が明らかになるなど、日本の原子力
行政は根底から揺らいでいます。

 福島原発事故は未だその原因は不明のままです。原子力安全委員会は事故の教訓を
ふまえ、安全設計審査指針や耐震設計審査指針、防災指針などを見直すことを決めま
した。
従って、現在行われているストレステストは、テストの前提となる耐震設計の想定
自体が根拠を失っており、テストに合格することが再稼働の前提となり得ないこと
は自明の理です。

 二度とふたたび悲惨な原発事故の悲劇を繰り返してはなりません。私たちは今日、
ここに集まった1万有余の意思として、すべての原発の廃炉を求めます。

    2011年11月13日「さよなら原発!福岡1万人集会」参加者一同

●この集会宣言は上記のとおり、メディアも一部の新聞を覗き、紹介されなかった
11月13日の集会宣言案。



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