松浦からFUKUOKAへ

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☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

昨日の投稿から24時間もしないうちに

2011年10月21日 07時10分14秒 | 反原発
昨日の投稿から、1日も経過していないのに、

次のようなニュースが届く。

遅まきながらも、

ひとつの光である。

原発の存在は、ひとつの町、村だけの問題では、

ないのことがよく理解できる。



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安全委指針案:原発防護範囲を拡大 半径30キロ圏に
毎日新聞、毎日JP

原子力事故時の防災指針の見直しを進めている内閣府原子力安全委員会は20日、

原発から半径8~10キロに設定されてきた避難などの防護対策を求める範囲を

半径30キロ圏に拡大するなどとした指針案を固めた。

放射性物質が想定を超えて広がった東京電力福島第1原発事故の実態に対応した。

現在の原発は全国で17カ所。圏内の市町村は現行の44から135に増え、

人口も6倍程度に膨らむとみられる。

関係自治体は避難経路の確保や放射線量の監視体制の整備などに追われそうだ。

 指針案は同日開かれた安全委の作業部会に提示された。

対象地域は従来、「防災対策重点地域(EPZ)」と呼ばれたが、

国際原子力機関(IAEA)が提唱する「UPZ(緊急防護措置区域)」に変更している。

作業部会は専門家や自治体の意見を聞くとともに、想定される原発事故や人口分布などを

基に検討し、近く正式に範囲を決定する。


 福島第1原発事故では、政府が3月11日夜から同12日夕にかけ避難指示区域を原発から

半径3キロから20キロへ拡大。防災指針で「屋内退避や避難の必要はない」とされ、

避難計画が未整備だったEPZ外では、国や東電と連絡がつかないまま自治体が

独自に避難指示を出す事態に至った。

 そこで安全委は7月に作業部会を設置し、指針の改定作業に着手。

他の原発立地国やIAEAの基準、複数原子炉で同時に過酷事故が起きた場合の

放射性物質の拡散状況などを踏まえ、今回の事故で「緊急時避難準備区域」とした範囲

と同程度まで広げた。

一方、「人口や地形、行政区分などの地域特性を踏まえて検討する必要がある」とし

、30キロ圏を目安に原発ごとに詳しい範囲を設定する方針。

 また、指針案では、重大事故が発生した場合に住民が直ちに避難する準備を整える範囲

「PAZ」を原発から半径5キロとした。

さらに、甲状腺がんを防ぐため、50キロ圏内を屋内退避や安定ヨウ素剤服用の準備をする

範囲「PPZ」と定めた。

 経済産業省原子力安全・保安院の森山善範原子力災害対策監は20日の会見で、

「拡大は当然だ。(実効性を高めるため)

自治体と議論し万全な対策を確保していきたい」と語った。
【比嘉洋、岡田英、関東晋慈】


◇防災対策重点地域(EPZ)
 国の原子力事故の防災指針で、原子力災害時に住民の被ばく低減策を効率的に図るため、
あらかじめ重点的な対策を講じる
範囲として設定された。
「Emergency Planning Zone」の略で、
現行の指針は1980年に策定され、その前年に発生した米スリーマイル島原発事故の災害規模
を想定している。
指針は原子力施設周辺の自治体が地域防災計画を策定する際の基準となる。
EPZ圏内の防災対策には、文部科学省から該当する道府県に「放射線監視等交付金」や
「緊急時安全対策交付金」が支給され、圏内の市町村で使うように求められている。

 ◇緊急防護措置区域(UPZ)
 原子力災害の際、周辺住民の被ばくを回避するため、防護措置を迅速に実施するための整備が
あらかじめ必要な区域として、国際原子力機関(IAEA)が提案している範囲。
速やかな屋内退避や放射線量計測の実施などが求められる。
原発の場合、半径5~30キロとなっている。
現在、日本の原子力施設周辺自治体が地域防災計画策定の基準としている
防災対策重点地域(EPZ)は、米スリーマイル島原発事故(79年)規模の災害を想定し、
同8~10キロと定められ、圏内の防災対策には、国から対象の道府県に交付金などが支給
される。
原子力安全委員会はEPZ内での対策はUPZの要件を満たしているとしてきた。

毎日新聞 2011年10月20日 11時32分(最終更新 10月20日 19時33分)
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