棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

太宰治 カチカチ山

2012-06-05 06:15:54 | 山郷の暮し

先に投稿した「中学生までに読んでおきたい日本文学ー全10巻」ですが、ようやく6巻めの「恋の物語」を読み
中でもドッキリとさせられたのが太宰治・・カチカチ山 でした。
ご存知有名なおとぎ話 かちかち山 を読み返した作品です。
ウサギは美少女、狸は醜いスケベーな中年男に設定。狸の片思いをコミカルに展開しています。
まーーよくある中年男が、キャバクラの少女に夢中になり身を滅ぼしたということがあります。
他から見れば、何と年もわきまえず馬鹿オッちゃんだとなりますが、ご本人は純粋と打算が入り混じり、本気なのでしょう。

文中で印象に残ったのは、ウサギが狸に仕返しをすることに対して「美しく高ぶった処女の残忍性には限りが無い。
ほとんどそれは、悪魔に似ている。・・・」と女性のオットロシサを暗示している。
アホともいえる狸ー中年男ーはだまされていると気がつきつつも、もてあそばれたいという気持ちもある。
狸の発した言葉は「惚れたが悪いか」です。
いやーー、この言葉は理屈抜きの腹のそこからの思いかといえる名言です。
オトコとしてドキッ!!とした作品でした。
老いも若きも一読をお勧めいたします。
2に続く

桐の木

2012-06-04 08:22:51 | 山郷の暮し
花畑に桐がヒヨロヒヨロと伸び、5年もしたら直径30cmほどになった。
昔は「女の子が生まれたら嫁入りに備え桐を植えた」というのもうなずける成長の早さだ。
とはいってもいよいよ邪魔になったので、昨年の秋口に切り倒した。
ところが、切り株からは次々と立派な芽が伸びだし、いたってゲンキだ。切り株ばかりではなく、倒したままの幹からも芽が伸び、花を咲かせた。

切ても切っても限がないことは、ずっと以前に切り倒した桐の木でわかっていた。
この桐の木はまことに燃えにくく、生木にいたっては、ストーブに入れると火がともってしまう。
高級な桐たんすなどは、材質の美しさや軽さばかりでなく、燃えにくいのである。
金庫などに入れる桐の小箱もそのような理由もあるのかもしれない。
一見 ポヤポヤと燃えそうな木材だが、不思議である。


迷惑メールの反撃

2012-06-03 09:44:27 | 山郷の暮し
前回は迷惑メールについて投稿しましたが、その反撃のようにMYLINEなるところから山ほどとどいていました。
この御仁は、ネチネチとした粘っこいいやみな、もてないオトコにちがいない。
まったく見もしないのですが、ゴミ箱に捨てる作業には腹が立ってくる。
ほっておくと大変なことになってしまうのでマメにやらなくては。
なにかいい対策法があるのでしょうかねー。

迷惑メール

2012-06-01 08:29:40 | 山郷の暮し
私のメールは展示会などのパンフ゛で公開的なところがあるので、やたらと迷惑メールが多い。
90数パーセントは「ポカンと口をあいたアホ顔をした少女」の写真が添付されているエッチサイトだ。
そんなのを開いてニヤニヤ・モソモソするほどヒマジャーネー。
残りの数パーセントは「金融関係」FXとかなんとか・・。
そんなに私の懐を肥やしてくれよってなら、わが作品をまとめ買いしろ!!といいたい。
自動的に投稿しているのであろうが、効果あるのかねーーー。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本