日本ではドアの蝶番と言うとほとんどの物が外から見えないようにドアの内側に入ったタイプしかありません。
それはそれで見栄えは良いのですが、強度的に弱いと言う欠点があります。
特にエクステリアにはこれらの蝶番は使えません
(人がぶら下がっても垂れないだけの強度が必要ですので)。
そのため、門扉の注文があると往々にしてこれらの蝶番を製作しなければならなくなります。
この写真の例は150年前のアメリカ西部で作られた牧場の使いこまれた門扉の雰囲気で作ってくれと言われて製作したものです。
門扉も支柱もそれなりに古くみせて、
蝶番だけでなく、固定するコーチボルトも6角頭を潰して鍛冶屋仕事のようにしています。
(もちろん屋外設置の構築物ですので金属も木材も強度や耐久性は確保しています)