木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

235.素人がウリンでデッキを作る

2020-08-17 08:45:33 | ウッドデッキ

ウリンと言う木は30年以上腐りません。
JISの腐朽促進試験をすると人工木材より耐久性があります。
これでデッキを作れば、ベスト・・・と誰しもが思うのですが、
欠点があります。
まっすぐな木がほとんどない。
だからDIY初心者が作ると手に負えなくなって、ギブアップ。
やはりプロの業者に頼んだ方が良かったと思います。
しかしプロの業者も同じです。
やはり手に負えなくなって、綺麗に作れない。
かくて今後は耐久性は劣るが扱いやすいイタウバにしてもらおう。と考えます。

しかしこのデッキは素人さんが作られたデッキです。
施工の感想文を送って下さいました。

反対側から見るとこんな感じ。


なぜここまでのものが、DIY初心者で作ることができたかと言うと、
「キットデッキ」だからです。
キットデッキのコンセプトは「ど素人が作ってもプロ以上の仕上がりになること」
このデッキはそのコンセプト通りに出来上がっています。

これが前から見たところ

上のデッキと下のデッキとステップの色が違うのは何回かに分けて注文されたので、組み立てた時期が異なります。

一般の方が(プロの方でもそうですが)、よく勘違いされるのは、曲がりを補正するために、
厚みの薄い物の方が良いと思われていることです。
正しくは曲がりを補正した厚みのある材を使うと強度もあり、ビスの本数も少なくなってウリンでも楽に綺麗に仕上がります。
問題はどうやって曲がりを補正するかです。
これがキットデッキのポイントです。
これを開発するための試行錯誤に数年かかりました。
しかしそれにしても一般の方のレベルが毎年アップしているのを実感します。
お客様の声は次のとおりです。





コメント
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