ロシアがウクライナに仕掛けた戦争は、当初はロシアの圧倒的な軍事力で占領されて終結と思われましたが、今はウクライナがかなりの勢いで反抗し、着地点が分からないところがあります。しかしどちらが優位になったところで、戦争が終結した時はウクライナに大きな破壊の爪痕を残すのは間違いないところです。
破壊されたウクライナの復興のためには西側諸国はかなりの金銭的な負担を強いられることになりますが、これは、不公平であることは間違いなく、さりとて加害者であるロシアはその復興資金を出す意志はありませんし、強制すれば、世界の貿易はストップするだけでなく、第三次世界大戦になってしまうかもしれません。
どのようにすればこの復興資金を捻出できるか。
・・・ロシアに出させるのではなく、西側諸国が出せば良いのです。
但し、その金額はロシアとの貿易の金額に応じて出せば良いのです。
つまりロシアから原油や天然ガスを購入している国は、その輸入金額の例えば10%を関税をかけ、その関税をウクライナ復興資金として拠出すればよいのです。
ですからロシアと取引のない国は拠出金を出す必要はなく、ロシアの天然ガスを欲しい国は、いくらでもロシアと取引してその分の10%をウクライナ復興資金として拠出すれば、良いのです。これはロシアから輸入する時だけてなく、ロシアに輸出する時も輸出税をかけて、同様に復興資金として拠出します。
もしロシアの輸出入の総金額が100兆円あるとすれば、その取引をした国が毎年10兆円拠出することになりますから、10年もすれば、ウクライナは完全復興できてさらに豊かな国になるでしょう。
しかし、ロシアと取引していてもその拠出金を出さない一党独裁の共産大国もあるのも事実です。そんな場合は、同様にその共産大国との取引した場合は、輸出入の金額の10%をウクライナ復興資金として拠出すれば良いのです。
そうすれば、拠出金の出し方に不公平がなく、ロシアも西側も負担することになりますから、第一次世界大戦後のドイツのようなことにはならないでしょう。