■おいおい、君は何を見ているんだ、
日本の大工さんは休憩はそんなに取っていないぞ、
どこから労働時間が1時間半とか2時間と言う数字を出してきたんだ。
それじゃあ聞くが、カナダの大工さんは一日どれぐらい働いているんだ。
💛そうだな、3時間~4時間と言うところかな。
どちらにしても日本の大工さんの2倍働いていると思うよ。
■どういう計算なんだ。さっぱり分からない。
💛君がさっきから言っている労働時間が10時間とか言うのは、労働時間ではなく拘束時間なんだ。
実際に働いている正味の時間が労働時間なんだ。
■だから言っているだろう。日本の大工さんはほとんど休まず働いているって。
💛違うよ。本来大工さんに期待するのは、実際にボードを壁に打ち付けたり、
木材をカットして取り付けたりの作業だろう。
その正味の時間が日本の大工さんは2時間あるかないかと言うことなんだ。
■それじゃ、それ以外の時間は遊んでいると言うことか。
💛違うって。日本の大工さんの仕事を見ていたら、
色んな種類のボードを選り分けていたり、
それを2階まで梯子を伝って上がったり、
そんな準備作業ばっかりじゃないか。
自分でストップウォッチを持って計測すれば、僕の言う労働時間の意味が分かるだろう。
■効率が悪いと言うことだな。
💛そのとおりだよ。
■日本は大工はカナダのように時間制ではないんだ。
一軒の家の大工工事を請け負っているんだ。
だから確かに効率が悪いとしても、それで工務店は損をすることはない。
つまりコストが2倍になるはずはないと思うがね。
論争はさらにさらにに続きます。