昨日は建国記念日、それさえ知らない人も多いだろう。その日に大手新聞社がどういう社説を書いているか確認してみたくなった。特に理由はないが、突然思いついた。確認したのは読売、朝日、毎日、産経、日経の5紙。ただ、各社の社説のタイトルだけみて中身までは読んでいない。
「国民の祝日に関する法律」は、建国記念の日の趣旨について「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と規定している。
A紙:経団連が夫婦別姓要望 自民党が壁を越える時だ
A紙:生成AIの利用拡大 著作権侵害の歯止め必要
B紙:急医療の逼迫 軽症者の利用抑制が不可欠だ
B紙:農林水産物輸出 安定的拡大へ販路の多角化を
C紙:半導体復権 政府丸抱えでいいのか
C紙:被災住宅支援 与野党で徹底審議を
D紙:GDP4位転落を改革加速の呼び水に
E紙:建国記念の日 日本の由来をしのびたい
E紙:日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ
去年はどうだったか、或は、他の祝日の社説はどうなっているか確認していない。ただ、成人の日などは新成人に対するお祝いの言葉や期待などが社説で書かれていたのではないかと思う。
建国記念日を取り上げているのが1紙のみであることに驚いた。日頃の報道からみて、法律に書いてある建国記念日の趣旨に素直になれない新聞社もあるのだろう、それが現れているのではないか、それが良いこととは思わないが。そうでない理由でこの祝日のことを取り上げなかったとすれば、その新聞社の見識を疑う。ただ、被災住宅の支援について国会開催中の今、徹底審議を呼びかける社説は時宜を得たものではあるだろう。