川越に行く用事があった日、用事を済ませて、時間があったので越生梅林を観に行きたくなった。ちょうど梅の満開の時期である。事前にネットで調べてみると、現在は紅梅が満開、白梅が咲き始めの時期なのでちょうど良いと書いてある。ここに来るのは2回目である。
川越の中心部から車で50分くらい、梅林があるところの直ぐ目の前に駐車場があり、500円を払って停める。そんなに混んでいないようだ。2月11日から3月17日まで「梅まつり」が開催されており、ちょうど良い時期だったが、なんだか確定申告の期間とほぼ同じ期間だなと思った。
越生梅林は「関東三大梅林」の1つとされている(越生の他は水戸偕楽園、小田原の曽我梅林)、園内は約2ヘクタールの広さがあり、樹齢約670年を超える古木「魁雪」をはじめ、白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられている。梅林周辺も含めると開花時期には、約20,000本もの梅が美しく咲き誇るとのこと。
(黄色はロウバイ)
園内に掲示してある説明書きによれば、越生の梅は1350年頃、九州の大宰府から現在の梅園神社に分祀した際、菅原道真公にちなんで梅を植えたのが起源であると伝えられている、とある。
(これは福寿草)
入園料400円を払って中に入ると地形は奥に向って縦長になっている。咲いているのは紅梅が中心だが白梅も結構咲いていた。また黄色いロウバイも咲き誇っていたがそんなに本数は多くない。順番に見ていくと、特に紅梅については同じ紅梅でも濃淡があり、まだつぼみのものもあり、種類がいくつかあるのだろう。そんな差を見ていくのも楽しい。また、木の形も「しだれ梅」という種類があったりして面白い。また、横に広く枝が広がって下から支柱で支えている大きな白梅もあった。また、地面には黄色い可憐な福寿草も咲き誇っていた。
ゆっくり1時間ほど見物して楽しんだ。良い時期に来られて良かった。