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気ままに生活してるシニアの残日録

2024年ロンドン旅行(7日目、カンタベリー)

2024年11月23日 | 2024年ロンドン旅行

今日は7日目、今日の天気はロンドンに来てから初めての晴れ、この日はロンドンの東南に位置するカンタベリーに日帰り観光、カンタベリーへは電車で1時間

電車はセント・パンクラス駅から8時40分発、今回もOmioで切符は予約済みだがオックスフォードの時と違い、座席は指定されていないので空いてる席に腰かける

出発間際になり車掌が来て「カンタベリー」と大きな声を出している、何を言っているのかはっきり聞き取れなかったが、他の人が動きだしたので車掌に確認してみると、座った車両はカンタベリー駅では降りれないので、前の方の車両に移動しろと言っているようだ、慌てて他の客と一緒に前の方の座席に移動した、ぼけっとしていたら大変なことになっていた

カンタベリーまでは車窓の景色を見て楽しんだが、鉄道沿いに木が多く茂っており、景色はあまり見えなかったし、見えてもオックスフォードに行くときに見た広大なイギリスの田舎の景色という感じではなかった

カンタベリー西駅に9時30分に到着、カンタベリーの街も観光スポットは駅から徒歩で行ける範囲にある、駅を出てからゆっくりと中心街に向かって歩くとウエストゲート・タワーが見えてきた

そこを過ぎると商店街に、西駅の近くは古い町並みだが奥の東駅に近づくと近代的なビルがでてくる、このメインストリートがけっこう長く、意外と大きな町なのかなと感じた


(これは東駅近くの方)

メインストリートからちょっと左に入ったところに世界遺産のカンタベリー大聖堂への入口があった、チケットセンターでチケットを買う、一人17£、10時ころだったがほとんど観光客はおらず拍子抜けした

カンタベリー大聖堂は、597 年に聖アウグスティヌスによって建立された英国国教会の母教会、1170 年 12 月に教会の独立を守るためヘンリー2世と対立したトーマス・ ベケット大司教の殉教により中世キリスト教世界で最も重要な場所の 1 つにまで昇格した

彼は殉教者となり、彼の墓を訪れた人々が病気の治癒や他の奇跡を体験したと語り始め、これらの話は広まり、彼の墓が奇跡を起こす場所として多くの巡礼者が訪れるようになった

私はキリスト教の歴史や関連知識などはほとんど持っていないので、トーマス・ベケット大司教の話を聴いても「へえー、そうですか」という感じ

1時間くらい大聖堂内を見物して外に出た、11時過ぎだったか、出口付近には観光客がいっぱい来ていた、早く来てよかった

さて、メイン観光目的をあっさり達成してしまったが帰りの電車は4時21分で時間がありすぎる、キャンセル不能の切符を買ったので予定変更はできない、カンタベリーの街中をブラブラ歩いて4時まで時間をつぶすのはもったいない

そこで、事前に少し考えておいたドーバー海峡にバスで行ってみることにした、歩きも入れて1時間ちょっとあれば海の見えるところまで行け、3時までにはカンタベリーに帰ってこれると考えた、そこにはホワイト・クリフという観光スポットもある

バスはカンタベリー東駅近くのバスターミナルから出発する、そこまで15分くらい歩いて行った、ドーバー行きのバスバスに乗り込むとそんなに客はいない、2階席の一番前に陣取った、片道2£

ドーバーまではほとんど直線道路、最初カンタベリーの街中を走り、その後高速に入り、途中から高速を降りて街中の停車駅にいくつか停まって12時半頃ドーバーのバスターミナルに着いた、そこからは小高い丘の上にドーバー城が見えた

街中を少しブラブラ歩いて探索し、昼食はFastfood店を見つけてピザとコーヒーを買って歩きながら食べた、ロンドンもそうだが市内にはごみ箱が置いてあるのでごみの処分の心配はない

さて、先ずは海の見えるところに行かなければならない、ナショナル・トラスト(自然保護団体)の観光施設が歩いて20分くらいのホワイト・クリフの上にあるようなので、そこを目指して歩き始める、バスはないので歩くしかない

Googleマップと睨めっこしながらゆっくり歩くと海岸線に出て、振り返ると確かに海岸沿いの小高い山肌が白くなっている、これが結構続いているようだから壮観であり、奇観でもある、対岸のフランスのカレー(34キロ先)からも見えるときがあるそうだ

そこからが上り坂になり、足底腱膜炎の痛みを我慢しながら歩き、ホワイト・クリフの頂上付近のビューポイントに到達した、目的地はもう少し先だが、疲れてもう無理だと思いここで良いと思った

幸い天気は晴れで、ドーバー海峡は良く見えたし、ホワイト・クリフもよく見え、展望は抜群だった、ただ、対岸の欧州大陸は霞んで見えなかった

そこにいると何人かが登ってきた、こんな辺鄙なところだけど来る人がいるんだと思った、景色を堪能した後、再びドーバーの街中のバス停まで歩いて戻った

カンタベリー行きのバスに乗り込むと、疲れたせいか途中で寝てしまった、カンタベリーに戻ったのは3時ころだった

バスから降りて、カンタベリー西駅を目指してゆっくり歩き、途中でCOSTAに入り一休みした

休んだ後は再び西駅に戻る道をぶらぶら歩く、帰りの電車は予定通り到着し、今度はオックスフォードの時とは違い、空席があり、そこに座ってセント・パンクラス駅まで無事に帰れた

さて、今夜はロンドン最後の夜、ホテル近くのパブに行くことにした、Googleマップで検索して、行き当たりばったりで、人気がありそうな店に入ってみた

先ずは1階のカウンターでハッピーアワーのお得なビールを注文、カウンターの店員につまみはないのかと聞くと2階だと言われてビールを持って2階に行く

2階はテーブル席のみ、大きなテレビスクリーンがあり、サッカーの試合を流していた、テーブルにはメニューがあり、QRコードを読み込ませてスマホで注文しカード決済、テーブル番号を入力すると持ってきてくれた

2階は半分くらい埋まっていたが、客同士の間隔が広く、ウイルス感染を恐れるような感じではなかった、客は意外にも若い女性が多かった、友達同士、あるいは一人で来てハッピーアワーの安いドリンクを楽しんでいるようだ

7日目にして初めてロンドンらしい夜を楽しんだ

(続く)