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気ままに生活してるシニアの残日録

2024年ロンドン旅行(6日目:1/2)

2024年11月21日 | 2024年ロンドン旅行

今日は6日目、天気は相変わらず曇り

この日は前日がROHでのバレエ観劇で遅くなったので、朝はホテルでゆっくりした、朝から夕方まで歩き回り、夜は観劇の連続ではきつい、特に私は最近左足に足底腱膜炎を発症して歩きすぎると足底が痛くなるし、今夜も音楽鑑賞がある

この日の午前中はロイヤル・アルバート・ホール(RAH)に行くことにしている、ただ、大ホールでやる公演ではなく、エルガールームという小さい部屋で11時から行われる1時間のクラシックコーヒーモーニングというコンサートだ、「ロンドン王立音楽大学の優秀な若手アーティストをフィーチャー」とうたっている

これは共に10代のヴァイオリニストのピーター・ライアン と フィン・ケアガードが、ピアニストのクレイグ・ホワイトの伴奏で、ストラヴィンスキー、ラロ、クライスラー、ドビュッシーの曲を含む幅広いレパートリーを演奏するもの。チケット料金にはホットドリンクとペストリーが含まれている、ロンドン王立音楽大学との提携

10時半くらいに部屋に案内されて入ると、結構小さな子供連れの参加者も多いようだ、演奏家育成の一環のコンサートであり、この日は日曜日でもあるからだろう、また、東洋人と思われる人はいなかった

10代の2人の男性バイオリニストが順番に登場して、一人30分ずつピアノ伴奏つきの演奏を披露してくれた、私たちは一番前の席に座ってじっくり鑑賞したが結構技術力はあると思った


(RAHのホームページから拝借)

日本で最近20才過ぎの中野りなのバイオリンを聴いて若いのにすごいものだと感心したが、ここイギリスでもすごい若手がいるものだと感心した、二人の両親も一番前の席で見ていたようだ

このコンサートが終了した後、続いてコンサートとセットでRAHの見学ツアーを申し込んでいた、費用はコーヒーモーニングも含めて二人合計で48.5£

コーヒーモーニングだけで帰る人が多く、ツアーに参加したのは10人くらい、コーヒーモーニングに参加したのが地元の英国人が多く観光客は少なかったためではないかと思った、コンサート終了後、ガイドの男性が来てくれて集合し、順次RAHの中を案内してくれた

先ず、最初にこのエルガールームは、イギリス最高の作曲家エルガーにちなんで名付けられたものだと説明してくれた、また、部屋にある赤いピアノはRAHでエルトンジョンが演奏したピアノであるとのこと

次に、RAHの中を順次案内してくれ、ある部屋から見えるアルバート公の記念碑、そう、3日目にケンジントン・ガーデンズに来た時に見たあの記念碑、が見えるところに案内してくれて、アルバート公とRAHに因んだ話をしてくれた

曰く、RAHはアルバート公が芸術・文化・科学に熱心で、1851年のロンドン万博を主導し、その利益も利用して1871年に建設された、一方、アルバート公は完成前の1861年に早世し妻のヴィクトリア女王の命により1872年に記念碑が建設された


(窓外に見えるのがアルバート公記念碑、左の男性がガイド氏、はっきりした発音で聞き取りやすかった)

この記念碑とRAHは、互いに向き合うように配置され、アルバート公を記念する一対のモニュメントとなっているとのこと


(ヴィクトリア女王の絵、と説明されたと思うが記憶があいまい)

RAHの建設費用は20万ポンド、それより全然小さい記念碑は金箔を多く使ったため12万ポンドもかかったという、金に困った政府はRAH座席の99年の占有権を販売して調達し、皇室も多く引き受けたとのこと

勉強になった

次に、大ホール(オーデトリアム)に案内される、写真で見たことがあるが実際に入ってみるとそのスケールの大きさと豪華さに驚かされる

ここで開催される公演では、毎年夏に開催される「BBCプロムス(The Proms)」が最も有名で、1895年以来続く伝統的なクラシック音楽の祭典

クラシック音楽だけではなくビートルズ、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンなどの大物アーティストの公演も開催された、日本の相撲場所もここで開催された、映画も上映するという

今回、滞在中に観劇できる何か適当な公演が無いかと調べたがなかったので先ほどのコーヒーモーニングとこの見学ツアーの参加とした、クラシック音楽の公演をここで聴きたいものだと思うが、あまりに広すぎて難しいのではないかと感じた、収容人数が確か4000人とか、拡声器などを使わないと演奏は聞こえないでしょう

(続く)



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