No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

日本海ブルー

2022-07-31 | 




7月26日に北東北地方の梅雨が明けた。真夏のピークはお盆までとなる。僅か半月なかりの「夏の盛り」が訪れた。毎度毎度、気象庁の文句を言って恐縮だが、今回の梅雨明け宣言は気象庁のミスだと思う。東北南部の梅雨明けは6月29日。僕が住む秋田県は北部を除いて、梅雨明け時期は同様に6月29日だったと思う。逆に7月26日を北東北の梅雨明けとするのであれば、南東北だって同様だった筈だ。気象庁を庇うのであれば、梅雨という概念自体が、これまでのものと変わり、梅雨前線の動きも想定外のものとなってきた。戻り梅雨なんて、訳のわからない言葉も聞いた。今後は、そこも想定して欲しい。

そんな能書きは別にして、この日の海と空は真っ青だった。真夏の海と空、その色は同じ真っ青でも、太平洋側のそれとは色合いを異にしている。青は不思議な色だ。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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嗚呼、松島や、松島や

2022-07-07 | 
仙台で家人が講習会を受けている。終了後に迎えにいく段取りになっている。時間的に中途半端で、あまり遠くにはいけない。折からの猛暑で、炎天下にクルマを停め放しにもしたくない。そこで松島を見に行こうと思った。本家の松島周辺は週末で混んでいるようなので、七ヶ浜町(松島町の対岸)の高台に登った。綺麗だったけど、正直僕はこういうものに興味はあまりないことに気づいた。・・・。それだけです。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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海に抱かれて漢なら〜といきたいものだ

2022-02-06 | 



写真自体は、建物と展望台からパシャっと撮っただけで、撮影意図はない。連日の除雪作業と、諸々の雑事から逃れるために三陸方面に逃亡していた。嗚呼、我が太平洋。青い空と鮮やかな朝日。もっとも僕が生まれ育ったのは、太平洋といっても内海の駿河湾。朝日ではなくて夕日だったけど・・・。いずれにしても三陸を文字とおり縦貫したので、ヘトヘトになった。帰宅すると、秋田県の我が家は想像を絶する積雪で、疲れて帰った夕方にそのまま除雪作業をした。同じ東北といっても、千差万別だ。

X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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闇に漂うようにクラゲを撮りたい(終)~災い転じて福となす

2022-02-01 | 







さて、山形県鶴岡市の加茂水族館編の最終回。一応振り返ると、この水族館は元々は地方のマイナー水族館だった。あまり客は入らず倒産寸前だったという。なかばヤケクソで始めたクラゲの展示が大人気となり、今ではその分野ではトップの水族館となった。モダンで大きな建物に建て替えもした。僕は「これ公民館??」というくらい小さかった旧・水族館時代を知っているので、今でも親近感がある。昔は職員らしき変なオッサンが話しかけてきて、延々とクラゲの話を聞かされたこともある。それが館長だったりした。この水族館は、やはり夏休みに圧倒的に人が押し寄せる。僕は撮影をしたいので、空いている冬の時期に行く。今回はオミクロン株による自粛も影響し、広大な駐車場にクルマは数えるほどしかない。旧・水族館時代を彷彿させる閑散ぶりだった。その分、撮影する時間は望外に楽しかった。こんな感覚は久しぶりだ(撮影結果は特別良くはないけど)。

クラゲを撮る際にポイントとなるのは、①ホワイトバランス、②露出補正、③シャッター速度、④ISO感度、⑤水槽と照明の向き、⑥クラゲの動きのタイミング。以上の6点である。①から④まではカメラの設定、⑤から⑥は撮影作法となる。ちなみに最下段の丸い水槽は、スマホで撮っても綺麗に撮れる。ここはカップルの撮影スポットである。他の場所は、三脚を使えばより良いとは思うけど、幾ら空いていても、そんな無粋なことは出来ない。クラゲの動きのタイミングは、勘が良い人はすぐに掴むだろう。ただ回遊する動作と組み合わされるので結構複雑であり、他のクラゲとの位置関係も考慮しなければならない。それでもクラゲの撮影は、人の向上心に訴えるものがある。真冬の鶴岡市に行く機会があれば、ガラガラの水族館でクラゲ撮影を楽しむことをオススメする。館内レストランでは海鮮丼とかに加え、クラゲラーメンを食べることも出来る。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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闇に漂うようにクラゲを撮りたい①〜4年の月日の進歩

2022-01-31 | 








山形県鶴岡市の加茂水族館。久しぶりの撮影なので、カメラの設定をどうしていたのか、すっかり忘れてしまっていた。心なしか、以前よりも水槽が暗くなったような気もする。備忘録も兼ねて、カメラとレンズのことも書いておく。機材はX-PRO2+XF18-55mmから、X-PRO3+XF16-80mmF4に変更となった。撮影結果は良くなっているような気がするが、正直なところ驚くほどの差はない。プラシーボ効果程度かもしれない。レンズの手ブレ補正は進化したと思う。反面、ピントが迷うようになった。XF18-55mmの方はピントが迷うことはなかった。カメラ自体の性能は上がっている筈なので、より大きな望遠域を多様したからだと思う。ちなみに、そのまた以前はキヤノンのEOS6Dで撮ったが、こういう被写体には、ミラーレス一眼カメラが最適だと思う。水槽の照明が暗くなった分、適切な露出に追い込めば、クラゲが闇に浮かぶように撮ることが出来る。ガラガラの館内で、四苦八苦しながらも楽しい時間だった。尚、撮影技術の方は、4年経って完全に退化した。

尚、他のお客さんもある場所なので、三脚等は一切使用せず、手持ちで撮影した。20年前であれば、こんな撮影は困難だったと思う。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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クラゲ水族館で無我夢中の時間を過ごす

2022-01-30 | 
久々に山形県鶴岡市の加茂水族館に行った。感染症による自粛の影響下であり、しかも暴風雪を伴う真冬の天候。水族館はガラガラだった。僕は風景写真などにはあまり興味もなく淡白なのだが、このクラゲの撮影には何故か我を忘れて没頭する。真っ暗な展示室では、最低でもISO6400、できればISO12800の高感度撮影が必要となる。X-PRO3及び万能ズームの XF16-80mmF4 R OIS WRが太刀打ちできたのか。詳しくは明日掲載しようと思う。

X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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月光の海、日出る海

2021-11-21 | 



その日、僕は岩手県某所の海沿いのホテルにいた。ホテルというと聴こえは良いが、本当のところは宿泊も可能な大型銭湯である。明日以降、岩手県を巡る僕の一泊二日の旅写真を掲載する。ライフワークの東北コンプリートの話を最近は載せない。でも岩手コンプリートの残りは、とうとう一桁になった。来年の夏までには達成したい。

さて、写真はホテルの部屋から撮った海。手持ち撮影なので、構図と画質は勘弁してほしい。月光に照らされた海の同じ場所が、翌朝には日の出で輝く。後で知ったのだけど、部分月食(ほぼ皆既月食)だったようだ。月が変な形だし、暫く後でもう一回撮ろうとしたら、月が見えなかった。そんなことは梅雨知らず、「まあ良いか」と夕食を食べに行ってしまった。ちなみに夕食は施設内の食堂で、千円相当の定食である。こういのも割と好きである。明日以降は例によって、殆どモノクロ写真が続きます(一部例外あり)。


X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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空の青み、海の青み (日本海)

2021-07-16 | 



週の始めは集中豪雨で被害が出たりしたが、週半ばからは一転、連日の青空と猛暑が続く。真っ青な空の下で、日本海も真っ青に染まっている。まるで絵の具で描いたようにな鮮やかな海は、どこまでも穏やかだ。今年は夏が早く来た。僕の想像だけど、他地域との下克上が起きて、既に梅雨は開けているのではないか。4ヶ月後には、海では荒々しい波がうねり、空は一面どんよりとした灰色に染まる。そして冷たい風と共に空から真っ白な雪が降るだろう。それが分かっているが故に日本海は美しい。今はただ、たっぷりとその陽を浴びよう。

X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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知らない海を ながめていたい

2021-05-20 | 




日本海の海岸である。この海の先には、「ロシアと中国と北朝鮮」の国境が入り組んでいる地帯がある。子供の頃、僕は西伊豆に住んでいた。亡き父が海の向こうを指差し、「この海は太平洋で、海のずっと向こうにはハワイがある。ハワイは少しづつ日本に近づいてきている」と言った。いつか気軽にハワイに行ける時代が来るかもしれない。そう思って胸が熱くなった。実際には僕が住む町は駿河湾に面していて、父親が指差した方向には清水市の港がある辺りだった。ハワイは真逆の方向で、寧ろ背後の山の方向にあった。
今でも海を見ると、その向こうには何があるのかと考える。それは例え間違いであっても、亡き父が「この海の向こうにはハワイがある」、そう言ったからだと思う。この写真の海の向こうは中国だとしても、僕は死ぬまでに一度はハワイに行かなきゃと思う。子供の頃より近くなったのか、確かめなきゃならないから。

X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR

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魚眼日和②~魚眼日和は釣り日和

2021-05-14 | 
空は快晴。左手には鳥海山。入江の向こうは日本海。並んで座る釣り人二人。漁から戻る漁船。良き日かなと思う。ファインダーを覗きながら歩くと、危うく海に落ちそうになった。

X-PRO3 / KALMAN 8mm F3




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