





秋田県の旧・大森町(現・横手市)。理由はよく分からないけど、この町が結構好きだ。大森というと、学生時代に大森でアルバイトをしたことがあった。この場合の大森は東京都大田区の大森だ。駅まで送迎車が来て勤務先まで通勤したが、最初から最後まで会社がどこにあるのかよく分からなかった。アルバイトは銀行関係の機密情報を扱うので、仕事部屋には私物を一切持ち込めなかった。その代わり、作業自体は一回2時間弱で、それを2回。夜の9時から朝の5時までの拘束だったけど、半分以上の時間は待機。休憩室で備え付けの漫画でも読んでいればよかった。飲み物も軽食も無料で提供された。僕は大学の最終年度にここでバイトをして、休み時間に卒論を書いていた。忙しくなって行く回数が減ると、時給が跳ね上がって驚いた。秋田の大森を歩きながら、そんなことばかり思い出す。本当は当時付き合っていた彼女の話もあるのだが、長くなるので割愛する。ちなみに大田区の面積は約60k㎡であり、秋田県の旧・大森町の方は100k㎡である。人口の方はというと、大田区は約70万人、旧・大森町は約7千人。つまり大田区は旧・大森町の60%の面積に、100倍の人が住んでいるのである。それは地方と都市部の価値観が異なるのもやむを得ないと思う。
例によって脱線したので、話を元に戻す。大森町の撮影に使ったレンズは、中華製のMマウントレンズ(ズマロンコピー)のTTartisan 28mm F5.6である。何回か使って傾向が分かってきた。今回は時折、妙に濃度が足りない描写になった。要は「レンズフード」をしっかりと付けないとフレアっぽい(白っぽい)描写になるようだ。コンパクトさとトレードオフなので、状況によって判断が必要になりそうだ。
LEICA M10 MONOCHROME / TT artisan 28mm F5.6
大森・・昭和の時代だと 中小企業が点在する下町風景がありました
違うのは羽田の飛行機の騒音です(笑)
ツアーで横手城を訪れたある時 城の近くの駐車場にバスを置いて すぐご案内でした ある高齢の男性が そのことを忘れて
反対側の道をかなり下ってしまいました
あちこち駆け回っても見つかりません
茶店の方も周辺を探してくれました
すると乗用車が下から上がってきて 件の男性を降ろしました
なんと迷っているところを見つけ わざわざバスの所まで連れて来てくれたのです
この方の優しさ 一緒に探してくれた茶店の方など 横手の皆さんに今でも感謝を忘れません
何年か前に、茨城県(真壁町)に行ったら、そこは佐竹氏の家臣の元領地で、その領主は佐竹氏と共に秋田県に領地替えになり、角館城主となったと知りました。
僕自身も秋田県出身ではなく、移住してきた人間です。ところが意外と静岡とか、頼朝とか、直前に住んでいた京都とか、関連するエピソードを多く発見します。
世の中が意外と狭いのかなと最初は思いましたが、興味を持つ人のところに情報が集まり、意外な繋がりを「発見」するのかもと思い始めました。
のびたさんが、そういうエピソードの宝庫のような方なのは、ご自身でそういう興味を持ち続けているからだと思います。
僕も見習いたいです。