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今日の写真は旧・保原町(伊達市)のものである。まだ幾つかの町の写真が残っているが、今回はここで福島シリーズを終わりにしたい。保原町という町のことは知らなかった。こういう機会がなければ一生訪れることのない町だったかもしれない。僕は縁があって訪れることになったが、多くの人にとって一生訪れることのない町であることに変わりはない。僕はこういう町が好きだ。ここはモノクロで撮ろう、着いた瞬間にそう思った。
ところで今回の福島の旅で廻った市町村は8つである。①本宮市、②旧・二本松市(二本松市)、③旧・安達町(二本松市)、④旧・福島市(福島市)、⑤旧・伊達町(伊達市)、⑥旧・保原町(伊達市)、⑦桑折町、⑧国見町である。実際のところ物理的な移動は大したことない。むしろ頭の方が付いていかなかった。今回の伊達市も5町が合併したものだ。伊達市に折角来たのだからと、全ての旧町に行こうとすれば、それだけで一日が終わってしまう。だから何処かで見切りをつけて移動する。それを繰り返すうちに、何度も通過しているのに、何故か写真を撮っていない町が増えていく。何度も通過しているが故に新鮮さが失われ、機会があっても二の足を踏む。あるいは未踏(?)の市町村を訪問すること自体が目的になってしまい、写真撮影を楽しめない。過去には他県で陥った状況が福島で起こりそうな予感がする。当面は一回の行程で訪れる市町村を、最大3つくらいに絞って活動しようと思う(終)。
LEICA M10 MONOCHROME / Summicron M35mm ASPH
保原 福島駅前から路面電車が出ていました
学生時代のひとり旅 付近は りんご畑が拡がります
その先が桑折 昔 グンゼの大きな工場があったような・・
福島市内は 個人で植栽を増やし続けた 花見山公園 桜の時期は観光バスまで出ます
小倉百人一首にもある信夫文字摺り石を訪ね 近くの家から聞えて来るピアノ曲 エリーゼの為にを佇んで聴きました
阿武隈川沿って 霊山国定公園まで歩いたこと 唱歌「牧場の朝」のモデル 岩瀬牧場 行ってこらんしょの方言など 全て中通りの想い出です
路面電車がある街は、大抵良い街ですよね。旧・霊山町が雲を掴むようなイメージだったり、桑折は何故町の規模が大きいのか不思議だったり、そんな疑問が解消しました(笑)。
今年は福島に行く機会が増えると思うので、ぜひ色々ご教示願います。
車の往来は多いのですが、街中は静かで風情がありました。白黒で撮りたくなる町は、確かに存在しますね。次の福島を楽しみにしております。