先日、ある新聞に非常に興味深い記事が載っていました。
その内容とは、「木造の中高層建築を可能にする新建築資材」として注目されるCLTと呼ばれるものでした。
CLTとは直交集製材と謂われる木造パネルだそうで、木材の板を縦横に交差させて層状に重ねて強度を強めたものがそう
呼ばれています。
最近では、海外で注目されていて、10階建てのアパートや大型商業施設も生まれているそうです。
鉄筋コンクリートなどに比べて軽く、柱やはりが要らないので短い工期で済むという利点から急速に普及しているそうです。
木材なので、断熱性に優れており、エコにも繋がると謂われています。
また耐震性も高く、5階建てのCLT構造の建物の耐震実験で阪神淡路大震災と同じ揺れに絶えたそうです。
このように「林業再生」のカギとして注目されつつあるCLTですが、問題は建材としての加工までにかかるコストで、費用対効果
が低いと指摘する専門家もいるそうです。
今後、林業家や加工業者など一定の流通ルートの構築や、加工技術の向上と低コスト化が課題になりそうですが、
個人的には、やはり多くの人々は、木のあたたかさに触れた生活を望んでいるように思えます。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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