銘木は、建材としても、多くの場所に使われます。
和風住宅では、銘木が活躍しない場所は無いくらいあらゆる所に使われます。
例えば、一般的な和室の場合、床の間があれば、床柱、そしてその床の間の床板や床框にも銘木が使われます。
では、その中で銘木を使う場合、いったいどれぐらいの大きさの銘木が必要になるのでしょうか?
床柱は、床から天井までの長さが必要になるので、少なくても2m以上、床板の場合は、広さにもよりますが、幅が150cm以上が必要と
なります。
結構長尺ですよね。 銘木店では、広い倉庫に用途別や樹種別に立てかけて販売されているのが一般的です。
しかし、実際に家を建てる際には、一番良い部分だけを活用して、端の部分が残ってしまうことが起こります。
それが、銘木の端材と謂われるものです。
「端を繋ぎ合わせて使えれば。」たぶん、私だけでなく、銘木業界の方はほとんどがそう思っているはずですが、銘木は無機質素材では
ないので、それはやはり無理なのです。
では、端材はどうするのか? ほとんどは、処分される運命です。非常にもったいなく残念な話です。
だから、工芸技術を持つ匠は、こういったものを厳選して、吟味し、熟練の技によって工芸品などに作り変えていきます。
寄木細工などの技法は、大きな銘木というより、たくさんの質の良い銘木を使って作られていきます。
また小さな端材でも質の良いものは数多く存在します。
このような銘木の端材は、決して、不要なものではありません。私共から観るとまさに「可能性を秘めた宝」と謂えます。
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