東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




iPadをもつようになるとまず第一のメリットとしていつでもどこでもメールができて、ブラウザでWebサイトが見られるということが上げられる。さらにそこにTwitterやmixiやFacebookなどのソーシャルメディアの活用が付加されると「もう手放せない」という話になる。だけどこれってIT業界以外の人には結構ピンとこなかったりする。「なんでそうまでしてメールを急いで返さなけりゃならないんだ」と言われるとこちらとしてはキョトンとしてしまう。たとえばやるかやらないか指示を仰ぐメールがきているとき少しでもはやく「了解しました」と返信してあげれば、それで一人の人が動き出せる。「その方がいいでしょ」と言うと「そういうケースはそんなにない」と言われる。そういうときはメールよりも電話がかかってきて、そこでやるかやらないかを伝えればいい。「電話の方が周辺のことも聞けるから判断がより正確になる」と言われると「それはそうだ」という話になる。

そもそもメールの件数、使い方がかなり違っているのだ。IT業界の人たちでも、今はもうメールは減らす方向で、TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)やFacebookのメッセージで連絡を取り合う人が増えている。そちらの方がメール以上に社交辞令的な挨拶が省けるのと、迷惑メールが一切ないので、話がはやいからだ。いずれにしても直接電話で話せばいいことをメールに頼ることで、いたずらにメールを増やし、それを「いつでもどこでも簡単に返信できるようになった」と言っているフシがある。そこは率直に反省しないとだ。

ただ、そういうことを踏まえたとしても、やっぱり「いつでも、どこでも気軽にメールできる」ことは便利だし、Webサイトを見ることができる(=すぐにググッて調べられる)のは便利だ。ソーシャルメディアが即使えることももちろん便利と、自分は感じている。電車の中だったり、夜中だったり 電話ができない時間は結構多くて、そんなときでもメールなら気兼ねない。待ち合わせの場所にちょっとはやく着いたときの5分、10分とか、ちょっとしたあき時間に一仕事できてしまうのはありがたい。思わず話しが長くなった。

で、そういうコミュニケーション系の話ではなくて、今回言いたいのは「プレゼン」。たとえば全営業マンがiPadをもち、お客様訪問時に商品のプレゼンを行う場合。会社として動画による製品説明データを提供してあげて、それを使って営業マンがお客様にプレゼンする。こういうことを想定するとiPadの導入効果はまた大きくなる。お客さんからするとわかりやすいし、営業マンとしては説得力を圧倒的に高められることになる。これは明らかにIT業界に限ったことではなくて、むしろ他の業界の方がより大きな効果が得られるのではないか。動画(音と映像)を使うことで、紙と口頭ではどうしても説得力ある説明ができなかったものを、より効果的に伝えることができる。これってすごいことだと思う。ましてやコンパクトなプロジェクターも持ち歩き、大勢の人たちに手軽に見ていただけるようになると、これはさらに説得力は大きくなることになる。



ということでコンパクトなプロジェクタとスクリーンのセットを購入しました。すでにiPadは全社員に配布済みだし、営業資料をPDFにしてiPadで持参することもできている。次は、やはりなんといっても動画。この制作力を強化して、データを営業マンに配布する。そして必要に応じてプロジェクタにつなげて様々な人数の説明会に柔軟に対応できるようにする。これははっきり、どの業界でもiPad効果が出せる事例となる。まず自社で率先して取り組み、勉強会等を通じてお客様にもフィードバックしていきたい。IT活用についてはさらに頼りにしていただけるようにがんばろう。

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