東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




仕事柄、幼稚園の先生方とお話しする機会が多い。昨日も園の先生方といっしょに新宿で会食していたんだけど、そのとき聞いたとてもいい話。

「ファインダー越しに追うと感動しない」

ようするに運動会や発表会のとき、競技したり演技したりするわが子をビデオカメラやデジカメなどでファインダー越しに追うと、「中央に写るように」とか「ズームにしなきゃ」とかあれこれ考えている間に競技や演技が終わってしまう。そうやってファインダー越しに見ていると感動しない ということなんだ。

自分も自分の子どもの運動会のとき経験があるので、すごく納得した。懸命に走るわが子をカメラで追いかけて撮影しようとすると、感動したりするヒマもないまま、競技が終わってしまうのだ。

「写真撮影などは園にまかせて、自分の子どもの競技を自分の目でみることに専念した方がいい。懸命に応援しながら 子どもの頑張る姿を自分の脳裏に焼き付けるのだ」

「子どもは自分自身のアップの映像より、全体が写っている画像を喜ぶ。いっしょに競技した子どもも写っていて、その中の自分を発見することが子どもの喜びになる」

ということなのだ。なるほど~って思った。運動会など公式行事のときはだいたい園がやとっているプロの写真館さんが撮影しているし、当然それらの写真は売り出されるわけだから、そのとき買えばいい。確かに 貴重な運動会当日は自分の子どもの競技を自分の目でみることに専念した方がいいと思った。

たとえば卒園式。歌ったり、懸命に凛々しくみせようとする子どもたちに母親たちはほとんど泣いてしまうのだが、その傍らでビデオカメラをまわす「取材班」のお父さんたちのなんと多いことか。あのときだって、オヤジもいっしょになって ま、男は泣かなくてもいいけど、ジーンとした方がいいんじゃないかって、そんな風に思った。

園の行事の写真をネット上で販売することの普及をもくろんでいる自分にはとても参考になる現場の意見だった。かつすごくいい話だと思った。

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