東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。





「会長」という立場はどういうものなのだろうか?

ということを考えるようになってきた。これまで29年間「社長」をやってきて、「社長、かくあるべし」みたいなものも、まだ見えていないけど。ここにきて、

最先端の技術、マーケティングにはついていけてない

と感じるようになっていた。実務的なセッティングや操作はもちろん若い社員がやってくれるから、ずいぶん前からわからなくなっていたけど、ここにきて、それらの技術やマーケティングを活かした「ビジネスの組み立て方」みたいな部分でも、正確性、深みにおいて「かなわないな」と思うことが多い。そのくらい若い幹部が伸びている。これはとてもありがたいこと。

そんなとき「会長」の役割はなんだろうと思ったけど、そういうことを書いた本ってあまりなくて、情報が少ない。「最後の仕事は教育なんだろう」と漠然と思ってはいたけど、もう少し具体的に知りたいと思うようになった。そんなときヨメさんが「こんな本があるよ」と紹介してくれたのがこれ、「会長 島耕作」。わが家に全巻そろっていた( 笑 )。

確か「課長 島耕作」から始まったと思う。おもしろくて「部長」くらいまでは読んでいたような気がする。その後自分は読まなくなっていたけど、ヨメさんはずっと読んでいたのですね。

「会長の後の、相談役 島耕作もあるよ」とのことで、ま、ありがたいことだけど、まだそこまではいいかな、と思った次第( 笑 )。「会長 島耕作」を読み始めてみて、これがおもしろい。「大手上場企業の会長ってこういう感じなんだな」と思いながら、「地方都市の中小企業の会長にあてはめてみるとこういうことになるのか」とか考えながら読んでいます。

読書の秋、久しぶりに「島耕作」にはまってみます。




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