サンロフトが誇る若手デザイナーの山本君がボードゲームに興じています。
「会社で、なにやってんの?」って思ったおじさん管理職の皆さん、古いです。
社長の自分も参加して対戦していました ( ´ ▽ ` )ノ 。
今日、18:30から、新人たちが改良・制作したボードゲーム、「サンフロンティア」
の対戦に参加してました。ボードゲームは初めての体験でしたが、新人たちが説明、
フォローしてくれたので、取り組むことができました。ルールは「参加者が順番に
2つのサイコロを振り、出た目の数によって打ち手を考え、最善のアクションを
起こしていく」という、こう書くとシンプルな感じですが、実際には「打ち手」の
数が多く、何通りも考えられるので、かなり頭を使います。
参加者がこれだけ頭を使うのですから、それを考えた「作り手」の皆さんは、
さぞかし頭をを使ったことでしょう。改良・制作作業、たいへんだったと
思います。どうもありがとうございます。これ、新人研修の一環での制作物なの
でした。楽しませていただきました。どうもありがとうございます ( ´ ▽ ` )ノ 。
以下、このゲームで対戦させてもらった感想と効能をまとめておきますね。
① 1回の参加者はMAX4名。Webシステム、モバイル・セキュリティー、クラウド、
パステルというサンロフトの4事業部に分かれて対戦するようになっています。
進行していく中で手に入る「資源」は「開発」、「デザイン」、「営業」など、
日ごろ仕事でよく使う言葉に変更してくれてあるので、サンロフト社員はとても
入り込みやすい作りになっています。
② 「営業+カネ」という資源を消費すると「人脈」が手に入るとか、
「開発+開発+モノ+モノ+モノ」という資源を消費すると「拠点強化」が
できるなど、日ごろの業務を連想するようにルール化してくれてあり、
仕事内容が連想できるようになっています。
③ ②のような「打ち手」は非常に多数あり、どの打ち手が最善なのか迷うが、
そこで決断して打ち手を決めていくことは「経営判断」を連想させる。
戦略的な思考が求められる。
④ ②、③で書いたようにきわめて頭を使うゲームだが、そこに「2つの
サイコロを振り、出た目によってアクションが左右される」という運が
絡むので、「意外性」のあるアクションが生じやすく、先を読むのが難しい。
実は、勝負は、この「運」によってかなり左右される。このあたりも、実際の
人生を連想させる。
⑤ サイの目という、思考ではどうにもならないもの(=運)を呼びよせる
ためには「緻密な計算」と「気合い」が必要、という人生の縮図のようなこと
が体験できる。つまり「2=1+1」と「5=2+3または1+4」では
出やすさが違う。「いい目が出た!(=ツイている!)」という状況を何度も
再現させるためには、「いい目の可能性を広げておく」緻密な計算がいる。
一方でサイコロを振るときに気合いを入れるという、一見無意味な行為にも
意味がある。それは「気合いを入れることで、思うようなサイの目が出る」と
いうことではなく、「自分自身を鼓舞し続け、懸命に競争に参加し続ける」こと
が成果(=勝利)につながることがある、ということ。往々にして「一発逆転」
はこういう延長線上にあり、これも人生の縮図。気合の入れ方は「大きな声と
ともにサイを振る」だけじゃなくて、もっと静かな形もあっていい。いずれに
しても気合いは大事。
⑥ ボード上に現れている成果と、参加者が手の内に隠し持てる成果(サンクス
コイン等)があり、見える部分だけでは相手の進捗を判断することができなく
なっている。このため、相手の表情や言動から、現状の進捗状況を読み取ること
も重要になる。この能力は、ビジネスでは「お客様との打ち合わせ」等のとき、
「相手の気持ちを読み取り、満足度を高めるように進める」という極めて重要な
能力につながり、そのトレーニングになる。
⑦ 対戦相手の戦略やサイの目(=運)に左右されながら、対戦相手とは、
微妙な敵対関係や協力関係が生じてくる。また相対で行うので、そこに参加者の
「表情」や「言動」が加わり、これが「その場の流れ」、「その場の空気」、
ひいては「勢い」になって、成果に大きな影響を与えるようになる。
よってその場の「流れ」や「空気感」を読むことが極めて重要になってくる。
これは実際のビジネスでは「時流を読む」ことにつながり、そのトレーニングになる。
⑧ いろいろ書きましたが、まずはゲームとしておもしろく、ストレートに
楽しめるものになっている。
以上が、自分が参加させてもらった感想、そこで感じた効能になります。
またこれだけの改良・制作を成し遂げた新人たち、サポートしてくれたあゆみさん
に感謝します。相当頭を使ったと思います。知恵と知識が凝縮されていて、
「楽しく、ビジネスにも役立つゲーム」に仕上げられていました。
またこういったビジネスの勉強方法自体にも時代の流れを感じました。
どうもありがとうございます。
あと、ゲームの世界では、実際の会社における役職などは関係ない、と
言いつつも、社長という立場の自分が参加すると、参加者は、なんとなく
忖度してしまうところがあるかも ( ´ ▽ ` )ノ 。
次にやるときは、「査定には一切響かないから、忖度しなくていいよ」って
強調してから始めようかな。「ゲームによる学び方」に時流を感じました。
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