今日の「情熱大陸」という番組は必見でした。勝間和代さんの歯切れのいいトークが炸裂。ビジネスをしていく上で本当に参考になります。「効率化」を唱える勝間さんだけあって番組自体がすごく効率化されていて、30分があっという間に過ぎた。その間、懸命にメモを取りながら見ました。以下、どこまでカバーできているか定かではありませんが、わすれないうちに要約を書きます。
******************
「効率化」というとギスギスしたイメージをもつかもしれないけど、そうではない。自分の時間を作るためのカギが「効率化」なのだ。
顧客のためにならない投資はしない。そういう投資をすると回収したくなって コストアップにつながってしまう。
勝間さんの会社の名前は「監査と分析」というらしい。これもシンプルで、わかりやすい。スタッフは3名。無駄がない。
仕事の移動は自転車。有酸素運動を兼ねる。
ランチタイムは話したい人をいきつけのお店に招いて、話しながらとる。3,000円くらい。こういう投資は惜しまない。
よくいくホームページのひとつは統計局。家計調査をみるといろいろなことがわかる。たとえば1家庭あたり月平均30万円くらい使うんだけど、新聞、雑誌を除く書籍代は1家庭平均700円くらい(マンガ込み)しかないらしい。超少ない。
勝間さんが最も重要視する情報源は書籍。ネットではない。書籍は何人ものプロを手をへて届けられる情報で、情報が頭に入りやすい。迷った本は買う。
本屋にはよく行く。本屋に行ったときの習慣は陳列棚の整理。「やはり本屋さんがきれいでないと、本屋さんに来る人がいなくなってしまう」とのこと。
勝間さんの家は本がものすごい。床の上まであふれている。マンガもあった。
学生たちへの講演で、「ラクに努力する方法を教えるのであって、努力をせずにラクをする方法を教えるのではない」と。
離婚経験については、「失敗しても経験した方がいい」と。
「起きたことは全て正しい」とポジティブ。
今の日本の豊かさがこの先いつまで続くかは心配。
子どもたちが 日本にいてうれしい と思える日本にしたい。
日本経済は大きな問題はないけど、徐々に負けてきている。工業化社会から情報化社会への変換がうまくいっていない。工業化社会から情報化社会への変換で もっともうまくいっていないのは男女共同参画。情報化社会になると男女差がなくなり、有能な女性は仕事ができるようになる。その登用が日本企業は圧倒的に遅れている。
「効率化」とは「小さなINPUTで、大きなOUTPUTを得ること」。地球環境のためにも、この発想はいい。
未来に向けて種をまく「Chabo(チャボ)」という活動を開始。
書籍の印税収入の一部を途上国の支援に向けるとのこと。
番組最後の質問。「失礼ですが、勝間さんにとってお金とは?」
「感謝の現れ」と明確。「感謝の流れがお金の流れになっていく」。
******************
まさしく理論と実践。理論が素晴らしいのはもちろんだけど、本人が言われていることを実践しているところがすごい。
それから「起きたことはすべて正しい」と前向きで、書店に行ったら誰の書いた本でも整理するなど、心がけ、習慣が素晴らしい。Chaboの活動にみるように志が高い(Chaboの紹介のところでは、nanotyでお世話になっている和田裕美さんも一瞬だけどテレビに登場。そのこともなんとなくうれしい)。
そして全編通じて感じたことはとにかく「効率的」で、きもちがいい。論旨が明快だ。
実は先日読んだ勝間本「利益の方程式」は、その後も何度も読み返していて、「これって今まで読んだ本の中でも一番かもしれない」と思いだしている。
番組全編を通じてすごい納得感。明快で、効率的で、わかりやすかったです。
勝間さん、番組を制作した方々、どうもありがとうございました。
| Trackback ( )
|
|
eagletryさん、ときどきお越しいただいているとのこと、どうもありがとうございます。テレビ番組の要約やビジネス書の書評などときどき書きますので これからものぞいてやって下さいませ。
にゃんさん、「利益の方程式」をアマゾンに発注されたとのこと。あの本はいいですよ。ひと言でいえば「わかりやすくてためになる」。発想が斬新で、行動に反映させやすいアドバイスが多いです。
勝間さんのこれから活躍がますます楽しみですね。
ちなみに前述のbe5面では、「勝間式『自分ナビ』宣言」という連載コラムもあります。とにかく、好奇心旺盛でパワフルな人ですね。見習いたいです。