東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




最近のマイブームはコーチング。もっともヨメさんが自分以上にハマっていて、彼女の場合は資格まで取ろうとチャレンジ中。自分はそこまでは考えていないけど、会社の中でも大いに役立つものだと思うので、幹部社員全員である程度のスキルを身につけるべく研修中。

ウチの会社の社員は技術系出身者が多い。システム開発課という部門に所属する人たちはみんな技術系。営業部門に所属している社員ももともとは技術系出身者が多い。デザイン課という部門に所属する人たちも分野は違うけど技術系と言っていいと思う。

あくまでも一般的論として技術系の人たちはどちらかというと寡黙で、社交的でなかったりする。朝から晩までディスプレイに向かい、緻密なプログラムを組み上げるワケだから、確かにそんなに愛想を振りまいてもいられないかもしれない。

しかし。そこをあえて。技術者だからこそ、コミュニケーション力を上げたいと考えている。「サンロフトの技術者は適切に伝えてくれる」、「サンロフトの技術者は親切だ」と言われるようにしたい。技術者だからこそ、周囲を楽しませるくらいのコミュニケーション力を身につけたいものだ。

そんな目標をもっている人にはドンピシャの一冊。

「SEのためのコーチング」と言ってもコーチングの基本スキルである「傾聴」や「承認」が重要であることは変わらない。この本では、それらを理解・実践するために豊富な事例が紹介されているんだけど、その事例がすべて「システム開発の現場」の会話になっているところが大きな特徴。

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上司 : 要件定義書提出が遅れているけど、なにが問題になっているのかな?

部下 : いくつかの不明確な点をユーザに確認しているのですが、まだ回答をいただけなくて・・・。

上司 : なるほど・・・。ユーザからの回答が遅れている理由はなんだろうか?

部下 : 先方の担当者に確認したところ、エンドユーザから「もっとこんな機能をつけてほしい」と・・・(以下略)

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こんな感じで、事例が、まさしくぼくらの会社で日常交わされているような会話ばかりなのだ。これはうれしい。職場に戻って実践していくときにストレートに参考になると思う。

「部下のやる気を高めたい」、「コミュニケーションを活発にしたい」と考えている技術系部門のマネージャーには超オススメの1冊。読みやすいし、2時間くらいで読めてしまいます。

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