「またWeb2.0?」「Web進化論以来 進歩してないね~」とか言われそう。でもそう言う人たちに言いたい。「あなたはWeb2.0の特性を活かして、儲けていますか?」と。
Web2.0の特性をきちんと説明できる人は これだけ雑誌でも取り上げられてきたし 多くなったことだろう。でもWeb2.0の特性を活かした儲け方を説明できる人はどれだけいるか。それを実践して成果を上げている人はどれだけいるか。少ないと思うなぁ。恥ずかしながら自分もその一人。ロングテールの理論を活かしてまさかAmazonみたいな巨大な物流投資もできないよね。じゃ自分のビジネスのために何をすればいいの?ってことになると多くの人の答えは心許ない限りなのだ。
この本はズバリ、「今、具体的にWeb2.0のどこが利益に結びつくのか」のレポート。特にWeb2.0の大きな特性である「ユーザー参加」を「給料を払わないで人に労働をしてもらう方法のこと」、「集合知」を「自分の知識の無さをチャラにしてくれる現象のこと」と定義して、この2つを駆使して展開するビジネス事例は具体的かつ秀逸だ。自ら「非常識」と言いながら Web2.0の特徴を実にうまくとらえている。決して大きな資本は必要なく、懸命に知恵を絞り出すことで収益に結びつける事例がほとんどだ。
わかったからはやく具体的な内容を書け?
それはこの本を読むことを強くオススメしたい。ここで1つ2つ事例を紹介しても、全体のグランドデザインがわからないと応用がまったくきかない。ビジネスの場で実践できないと思う。
「士業」関係の方にはギクッするような内容も含まれているし、Web2.0が決して弱者の味方でもないこともわかってくる。そういったこともふまえて今、大きな資本を投下できない中小企業として取り組むべきことは?
これからを見通すためのヒントが満載の 示唆に富んだ1冊。
写真はAmazonから取り寄せた12冊。今日届いた。サンロフトのネット系の営業マンやマーケティング担当者に読んでもらう。お客様へ「Webを使って儲ける提案」ができるように強化していかないとね。Web2.0の特性を活かしてビジネスを加速させたい人、必読です。
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