躊躇なく振ってくる。
0-3から振ってくる。
初球からでも振ってくる。
このフルスイングが相手に与えるプレッシャーは大きい。
だから相手にエラーがでる。
ゴロがイレギュラーする。
外野フライが上がるといったん下がってしまいあわてて前進してもポテンヒットになる。
とにかくツイている。
6回ウラ、一挙10点。常葉菊川高校の積極性が完全に智弁和歌山高校をのみこんでしまった瞬間だ。
高校野球甲子園大会準々決勝。地元静岡代表の常葉菊川 VS 智弁和歌山戦。
正直言って、智弁が勝つと思っていた人が多かったのではないだろうか。
それが5回ウラに3点取って逆転すると、6回にはなんと10点。その間、打席にたった打者ほぼ全員がフルスイングしていた。負けているときからとにかく明るいし、自分たちが負けるわけないってカオしているし、そしてどんどんフルスイングしてくるから どっちが押してるのかわからなくなる。
智弁和歌山は8回、9回と4点ずつ取ってあと1歩のところまで追いすがり、実力の高さを示したが、試合後の監督の談話では、アナウンサーが「最後の追い込みはすごかったですね」と話を向けても、「そうは思いません」とコメントしたとのこと。6回ウラに「のまれてしまった」ことがすべてで、勝敗はそこで決まったことを誰よりもわかっていたのだと思う。そのコメントで、逆に「智弁和歌山は強い」と思った。
ツキの大原則を目の当たりにした気がした。
好きと感じる
得意と感じる
楽しいと感じる
面白いと感じる
明るい
出来ると感じる
やる気になる
素直になる
不満がない
ツイていると感じる
良い錯覚をする
今の環境はついている
今の待遇はついている
ピンチの時でもついている
ついてない時でもついている
なんでもかんでもついている
常葉菊川高校 ツキを呼ぶフルスイング で準決勝進出 おめでとう。
エースが故障して満足な登板ができない中で、これはスゴイ。
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