以下の文章は 大前研一さん著「質問する力」より引用しております。
日本が世界でも傑出した才能を発揮している分野がマンガ、アニメ、ゲームです。これらの業界はぶっちぎりで日本が世界一です。なぜマンガやゲームで日本が世界一になれたのでしょうか。
それは文部科学省が手を出さなかったからです。マンガやゲーム業界を支えているのは文科省の学校教育から逃れてきた若者たちです。
ゲーム業界最大手の「スクウェア」の役員には大学卒があまりいないとのこと。ゲーム業界を支えているのはアルバイトでこの業界に入り、のめり込んで学校をやめてしまった人たち。それが大ヒットを連発し、今や社員を募集すると応募が殺到して倍率が2000倍にもなるそうです。そこに集ってくる若者たちは世界的なレベルの技術力をもっているとのことなのです。
マンガやゲーム文化を主導しているのは、純粋にそれが好きでやっている十代の若者たちで、彼らは膨大な時間を使って激しい競争をしているそうです。その競争たるやたいへんシビアで、十代前半ではすでにゲームプログラムが書けるレベルになっているとのことです。
マンガやゲームは勉強の時間を食うということで、保護者や文科省の目の敵にされている鬼っ子です。だからこそ世界一でいられるのです。もし学校の教科に「マンガ」が指定され、○×式で試験でもされたら、彼らの才能や興味は一瞬で消え失せてしまうでしょう。
今や日本のゲーム業界の規模は2兆円と、ハリウッドの映画産業の規模をも抜き去っていることはあまり知られていません。これは、工業化社会から情報化社会に脱皮できず、後退する日本においてとても明るいニュースなのだと思います。
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アキバに集う若者たちの中に将来そういう才能を開花させる人がいてほしい。
きっといるような気がする。毎週末、あれだけの数の技術学生やオタクが集まる街って世界でも
他にないと思う。 彼らこそ、秋葉原の財産のような気がしている。
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それにしても、すごいですよね。漫画?コミック?業界・・・アメリカの友達も日本のことよく知らないのに、日本のアニメグッズをいっぱい持ってる・・・こっちが知らないキャラクターについて聞かれても知らないっちゅうねん。(苦笑)
でも、『MANGA』という言葉がジャパニッシュになっていることがすごいっ!あれ?違う・・・あきらかに英語になっているのか・・・
I like MANGA. といわれたとき、何!?って聞き直しちゃったもの。まさか、『漫画』を言っていたとは思わなかったから・・・(苦笑)
すごい業界だな・・・としたかさんの業界裏話!?を聞いてまたまたほほぉぉぉ~とうなってしまう・・・
そなんだ。MANGAはもう英語になってるんだね。すごいよね、やっぱし。あの業界は頑張ってると思う。
ほんとに不思議なんだけど頑張ってる業界や会社を日本はよく言わないね。マンガ業界もさることながらソフトバンクなんかも嫌いな人が多い。でる杭はたたくんだよね。それじゃベンチャーは育たんって。
ま、いいか。週末のアキバ、いいよぉ~。
○倉君みたいな人がいっぱいです (^_^;) 。
その中で決まって「アニメオタク」と「ゲームオタク」と「コスプレ」が話題になります。
個人的にはこれらすべて個人の尊敬すべき趣味の範疇にはいるものばかりですし、他人にとやかく言われる筋合いのものでないように思ってます、(私はどれもやりませんが)
としたかさんのいう通り、文科省のいうなりにならなかった若者がエネルギーを爆発させているのがこの業界で、しがらみがない分、順調に育っているのでしょうね。
先日、新宿に家具を見に行きましたが、新宿の方が怖い印象でした。
PS
ベランダにウッドボードを敷き詰めて印象がだいぶよくなり、ひとり満足しています。
「ケリーとブッシュ」のたとえがいいですね。絶妙です(笑)。
そうですね。東京は大都会ですから個性的なカオをもつ大きな街が隣接しています。新宿にしても渋谷にしても一長一短あると思うのですが、アキバはその中でも個性が傑出していますよね。
もともと家電の街だったのですが、パソコンの街になり、今はコンテンツの街に変貌しようとしていると思います。ここまで個性がきわだつということは好き嫌いがハッキリしやすいのでしょう。
家電 → パソコン → コンテンツ
常に時代の最先端をゆく商品群だと思います。
そういった少年たちが夢を感じる最先端の商品群を圧倒的なボリュームで提供し、そういうことに関心のある技術少年たち(一般的にはオタクと呼ばれることが多い)が全国から集うのがアキバの個性だと思うのです。
「コンテンツ」といえばビジネスっぽいので文科省の教育を受けた方々にもウケがいいと思うのですが、そこは時代を拓いていくのはいつも少年たちですから「コンテンツ=アニメ」ということになります。だから
家電 → パソコン → アニメ
と見えると思うのですが、ビジネス的に言えば「コンテンツ=文書」となるわけですから、そういったコンテンツの制作力や受け渡し方や交換の仕方には早くから精通した方がいいと思うのです。
新しいテクノロジーはいつもホビーの方がはやいですね。ホビーの担い手 子どもたちは新しいモノが好きです。ビジネスの担い手は大人たちですが、どうしてもリスクを避けようとして保守的になってしまいます。テクノロジー的にはホビーの後追いになっている感は否めません。
すいません、長くなりました。
いずれにしてもそういった技術少年たちが集う魅力が溢れるアキバをぼくは好きですし、銀座やお茶の水など、その周辺の魅力も圧倒的。都会のわりに肩のこらないフランクな生活感も気にいっています。
PS
ベランダのウッドボード、いいですね。また見せて下さい。ぼくは無印良品で自転車を買い、周辺を乗り回して満足しています (^_^;) 。ではでは。