どちらも田坂広志さんの本です。「これから日本市場で何が起こるのか」と
「これから市場戦略はどう変わるのか」。どちらも穴があくほど読ませて
いただきました。自分が言うのはおこがましいですが、名著です。
「これから日本市場で・・」の方は1999年に、「これから市場戦略は・・」の
方は2000年に出版された本です。
もう20年近く前の本になるのですね。どちらの本も少し先の未来を予見した本
ですが、ものの見事に書かたことが実現していました。そして、当時「未来は
こうなるんだ!」と思った「未来」は今では「過去」になっています。
田坂さんの本がすごいのは、単なる未来予測の本ではなくて、そこに情報社会を
生き抜いていくのにふさわしい精神性があったこと。情報社会が進展していく
ことは、これは否定しようもないくらい周知の事実で、今でも進行中だけど、
情報社会がどのように進化していっても通用する、古くならない精神性があって、
それが今の自分のビジネス観の原点になっているような気がする。
それから、田坂さんの本は未来を予見しているだけじゃなくて、読んだ人が、
自ら未来を予見していけるようになる、そんな視点がもてるようになるヒント
が満載だった。
これは、本当にありがたい財産だと思っている。
こちらの本は1998年に出版された本で、黎明期のネットビジネスに、試行錯誤
しながら懸命に取り組む人たちが紹介されている本です。サブタイトルにある
通り、まさしく「泣いた!笑った!儲かった!!」って感じで、楽しく読ませて
いただいた。今では誰でも知ってる大会社の経営者も載っていて、時代を感じる。
この本も何回読んだだろう。ずいぶん影響を受けているし、夢を感じた。
こうやってみると、今の自分のビジネス観は1998~2000年くらいにかけて確立して
きたようです。スマホネイティブ、SNSネイティブの若者たちが活躍する現代に
おいても、その頃培った「精神性」(=考え方)は十分通用すると思う。ただ、
いかんせん、技術的な部分とスピードでついていくのがキツくなってきている気が
する。後継を考えないと。ですね。
それにしても上記の3冊は名著だなぁ。いい本に出合うことって大事ですね。
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