2005年3冊目のビジネス書評は野村総合研究所 山崎秀夫さんと株式会社オーケーウェブ 山田政弘さんの共著、ソフトバンクパブリッシングから出版されている「よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング」。
昨日(1/3)の夜から今朝にかけて、久しぶりに「一気読み」した。そのくらい驚きと納得の連続。まったく眠くもならなんだ。もしも「これからWeb関連の仕事をしていこう」と思っているなら、絶対に読むべきだと思う。
ソーシャルネットワーキングは「ネット発の人脈作りによる新しい社交のありかた」と捉えられ、2004年までにインターネット界を席巻したブログ流行の延長線上に、その次の新たな波として登場している。これまでの「2ちゃんねる」に代表されるような激しい対立や不信感を伴うネット上のコミュニティに対して、穏やかで信頼感のあるコミュニティを成立させているのがソーシャル・ネットワーキングの特徴。
下手な書評を書くより目次項目を上げてみると
1 ソーシャル・ネットワーキングとは何か
2 ソーシャル・ネットワーキングの歴史と背景
3 数々のソーシャル・ネットワーキング・サイトの事例
4 ビジネス活用事例
5 なぜ穏やかな信頼のコミュニティが育つのか?
6 ビジネスモデルはどうなっているのか?
7 ソーシャル・ネットワーキングの未来
ブログもそうだけど、今ソーシャル・ネットワーキングを運営している人たちはどういうビジネス・モデルを考えているのか。様々なビジネス・モデルがあるけど、ここではひとつだけ紹介すると「ソーシャル・ネットワーキング・ソフトウェアの販売」。企業にこのしくみが販売されていく。では導入する企業側のメリットは何か。本当に導入が進むのか。
ぼくもそのあたりはまったくわからなかったけど、この本を読み終えた今ならはっきり言える。必ず導入されていく。間違いない。ここではその説明は割愛するけど、こうやって考えていくと、この話しはクリエイターだけじゃなくて、企業向けのシステム開発・営業マンの人たちも必読だよね。
とにかくインパクトのツオい本だった。まさしく目からウロコ。今、読んでおいてよかった。
作者の山崎さんと山田さんに感謝します。
それからこの本を読むにあたり、ブログの世界に引っぱってくれて、かつGREEに紹介してくれたH君に感謝します。この経験がなければ本を読んでも実感として理解できなかったと思う。
どうもありがとうございました。
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これってすごいですよね。
ブログ・チャット・Eメール・オークション・・いろいろな形で人の輪が想像を越えた形で広がってゆく。いまや、地球規模で社交が可能になってますものね。
私もかなりそういう意味ではかなり利用しております。
とはいっても、まあ私の場合、IT社会においては相変わらずド素人ではありますが、人と人をつなぐ架け橋くらいにはなれる自信はあるので、このソーシャルネットワーキングを自分なりにもっともっと利用し、いろいろな人と、人と人とのつながりを国境を越えてしていきたいと思っています。
としたかさん、またお知恵を貸してくださいね。
まさに「出会い」「チャンス」この2つは人生において不可欠なものですね。もちろん、そこに「パワー」やもろもろ必要なものはありますが・・・。
とにかく、本当にいつもいつも素敵な、そしてとても刺激的なブログをありがとうございます。m(__)m
や、ほんとにすごいことだと思う。
ブログをみたとき、個人が、タダで、こんなに簡単に運営できるメディアを手に入れたことに対してすごく驚いた。
そしたら今度はSNSがでてきて、「荒れないコミュニティ」を作り出している。しかも普及スピードはブログよりも速いとみた。
えらいことになってきているよね。
Hさんはワールドワイドに縁を広げることができる人なんだから、どんどん広げた方がいいよ。
またアドバイスはしますからねん。
もう~、この本読んじゃおーっと。
とんさんはGREEも入ってるし、すごくよく
理解できると思いますよ。
いい本っス。