Beatlesが大好きな自分にとっては、全編 Beatlesの曲で溢れている映画は、それだけでも十分すぎるくらい観る価値のある映画です。で、実際、映画館に行って観てみるとストーリーもコミカルで、今風にヒューマンチックで、笑えるし、心が温まるストーリーで、とても楽しめました。ストロベリー・フィールドやペニー・レイン、リバプールの街の風景、イギリスの海辺の町の様子なども、ぜひ見てみたいものだったので、それが満喫出来てよかったです。
ま、あまり内容を書くのはまずいと思うけど、主人公のジャックの歌と演奏はカッコよかったです。まだ売れる前に、ガールフレンドのエリーと一緒のレコーディングシーンはとてもよかったし、エドの前座としてモスクワに行ったとき「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」をシャウトするシーンも、これは絶品。
改めて、Beatlesの曲って本当にいいと思ったのでした。才能あるなぁ~。
ジャックを世界的に売り出そうとするLAの最強マーケティングチームも、的外れでよかったです。アルバムタイトルを決めるとき「ホワイト・アルバム? アビー・ロード? これはダメ。こんなのじゃ売れない。サー・ジェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド? 長すぎる。何をいいたいのかわからない」とか、笑えました。あと、ジャックのガールフレンド役のエリーもけなげでよかったです。基本路線はジャックとエリーの恋物語ですが、なんせ全編通じてBeatlesの曲が流れていますから、ラブコメをはるか昔に卒業した壮年層でも楽しめます。 Beatlesが好きな人にはもう太鼓判でオススメです。
映画『イエスタデイ』予告