東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




ヨメさんは土日の講演が増えているし、自分はこのところ週末はゴルフラッシュ
だったから、こんな感じでのんびり過ごす土曜日(休日)は久しぶりだ。
二人とも腰痛もちだし、きちんと身体のケアをしないといけない年齢になって
いるので、今日は「iyashiro(いやしろ)」さんでマッサージを受けた。
一人1時間ずつで、最初が自分。で、待つ間は、向かえのカフェで読書タイム(写真上)。
「iyashiro」さんのコーヒー券が使えるのです。

で、待ってる間、自分はカフェで週刊ダイヤモンド7月5日号 と 日経TOPリーダー
7月号を読んでいた。で、自分が思ったことを以下に書きます。

週刊ダイヤモンドでは 野口悠紀雄さんの「金融緩和策の大失敗 300年前から
の警告」 。毎週、ダイヤモンドの記事の中では、この野口悠紀雄さんの記事がいつも
いちばん参考になる。

今回は18世紀の「財政家」、「経済思想家」、実は「いかさま師」と呼ばれることが
多いジョン・ローが、太陽王ルイ14世の乱費で、国家財政が破産状態だったブランス
で行った施策が、現代の金融緩和政策に似ているという指摘。

フランスは一時バブル熱狂状態になったが、やがて貴金属は海外に流失し、銀行が破綻し、
インフレに陥り、ローは放逐された。野口悠紀雄さんからの警告は
1.国債を消滅させる簡単な方法などない
2.金融緩和で一時的な熱狂は起こせても、実体経済は変えられない
3.逆に、金融緩和が本来の改革を遅らせてしまう
という3点。

本来の改革、実体経済の改善のための最重要事項は、圧倒的に、第3の矢「成長戦略」。
成長戦略の最終案が先日まとまり、その中心は「法人税減税」。野口悠紀雄さんいわく
「何も実体がないことは、もう明らかだ」

ここからは自分の意見。成長戦略って、これから伸びる、雇用を創出する産業を創り
だしていくことで、国の税金にぶら下がるようにして、それが利権化しているような
外郭団体や業界を改革することだと思う。今、そのように進行しているとは思えない。

国や地方自治体は、企業経営のことはからきしわかっていないから、そもそも成長産業を
創りだすのは無理。それは志のある企業がやることで、そこに変な規制と時代に合わない
労働制度で、企業の成長のじゃまをすることだけはやめてもらいたい。

労働制度のことで、日経TOPリーダーの堀場雅夫さんが「知的楽観経営論」で素晴らしい
ことを書かれていました。

厚生労働省や労働局は「仕事というのは大変なものだから、できるだけ労働時間を減らすのが
労働者にとって幸せであり、そのために我々は、企業が1日8時間、週40時間を守っている
かどうかチェックするのだと」と考えている。

しかしすでに「現代の労働の大部分は、労働時間と労働が生み出す付加価値は比例しません。
社会が高度化すればするほど、この傾向は進んでいきます」と堀場さんはおっしゃる。

「企業が求めているのは労働時間の提供ではありません。質の高いクリエーティブな仕事です。
それは残業しても生み出せません。社員が楽しみ、生きがいを感じながら働くことで、初めて
実現できるものです。仕事は苦痛という見方から抜け出せない企業があるとすれば、いずれその
企業は崩壊するでしょう」

堀場製作所では「労働分配率は付加価値の60%以上」と定めたことで、社員が「自分の給料を
増やそうと思えば、できるだけ少ない人数で生産性を高めればいい。残業代の引き上げを要望
するより、その方が近道」と気がついたそうです。それまで人が足りないと言ってきた現場で
「おまえのところ、人が足りんのやろ」
「いえ、この人数で頑張りたいと思います」
それはもう極端な変わりようでした。 とのことでした (^_^;) 。

付加価値こそが給料の源泉。これを全社員でしっかり理解する必要がありますね。

自分も、社員が楽しみ、生きがいを感じながら働ける企業を創りたい。

そうして企業を成長させ、雇用を生み出して、地域に貢献したいと思いました。



ヨメのマッサージも終わったあと、港のあたりをウォーキング。



小学校の頃、遊び場だった黒石川あたり。懐かしい。今日も4000歩以上歩きました。

健康管理もがっちりやって、これからも楽しく、生きがいを感じながら仕事をします!




コメント ( 1 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (タクトタカハシ)
2014-07-13 20:18:30
ブログを拝見していて不意に実家を見つけ驚きました笑。黒石川も懐かしいです。
iyashiroさんは知らなかったですが、今度寄ってみます。
焼津の早盆の頃の夕涼みの雰囲気好きでした。
 
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