東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




「Cloudforce(クラウドフォース)2011」というイベントがザ・プリンス パークタワーにて開催されました。来場登録者はなんと1万人以上あったそうです。巨大な会場はまさしく満員御礼。写真は開会10分前くらいのメイン会場の様子です。

クラウドコンピューティングの成果とこれからの発展を力強く語るこのイベントの主催企業は セールスフォース・ドットコム社。ご存知でしたか?もちろんIT業界の人なら全員知っていると思いますが、日本ではその他の業界の方々は「グーグルじゃないの?」とか「マイクロソフトじゃないの?」って方々もまだまだ多いかもしれません。それは多分セールスフォース社がコンシューマー向けのビジネスをする会社ではなく、企業向けのビジネスにフォーカスしているからでしょう。アップルのような派手さはありませんが、しかし、企業向けのシステム構築を行うにあたっては圧倒的な存在感を発揮する会社であることは間違いありません。

今日の基調講演はアメリカ セールフォース・ドットコム社 会長兼CEOのマーク・ベニオフ氏。これからのコンピュータシステムを予見させてくれる素晴らしいプレゼンでした。2時間以上に及んだ彼の講演から、ここではもっとも注目すべき一言についてお伝えします。その一言は

ソーシャルエンタープライズ

ソーシャル革命はご存知のとおり、中東では国の体制さえも変えてしまいました。今、そのアラブの国々にいくと壁に「ありがとう Facebook」という落書きが書かれているそうです。これまで「ありがとうIBM」とか「ありがとうマイクロソフト」というような落書きが書かれたことはありません。Facebookはソーシャルメディアを提供し、そこに集結したパワーが人々を動かし、革命を起こしました。そういう爆発的なパワーをもったソーシャルを企業内でどう使うのか。「ウチはコンシューマー向けのビジネスをしているワケじゃないから関係ないよ」なんてことはありません。BtoBの会社こそソーシャルを活かす効果が出しやすいと自分は感じました。ソーシャルを活用した新しいコンピュータシステム それが ソーシャルエンタープライズ です。ソーシャルエンタープライズの構築は次の3つのステップに沿って始めましょう。

1.ソーシャルプロファイルを作る(これは社員だけではなく、お客様のプロファイルも作ります)
2.社内のソーシャルネットワークを作る
3.お客様と共同で利用するソーシャルネットワークを作る

この3つのステップです。ここから先は業種、会社の事情によって異なるかもしれません。でも、ソーシャルエンタープライズの重要性と上記の3つのステップからはじめよう!というメッセージはほとんどどの業界にも共通で適用できると思います。


FacebookとiPhone/iPadが発明される以前と以降ではインターネットを利用する風景は一変してしまいました。これからのソーシャルエンタープライズが、FacebookやiPhone/iPadの活用を前提に構築されていくことはもちろんです。



展示会場。80社以上が出展していました。



いいメッセージですね。



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