東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




毎週楽しみにしていた「不毛地帯」が感動の最終回だった。熾烈を極めるビジネスの世界で、時には慎重に情報収集し、時には果敢なTOP攻勢をしかけ、社内抗争にも負けず、ストイックに生きる壱岐正の生き様には心を揺さぶられた。登場人物の喫煙率が異常に高くて、年代を感じさせるドラマだったけど、その時代の人たちの勇気と挑戦が、その後の日本の繁栄を築いてくれたのだと思う。

またこのドラマのもう一つのテーマ、過酷なシベリア強制労働の記憶も、そんなに昔の話ではないのに、現在の日本では、あまりにも風化してしまっていることに愕然とした。日本人は日本の歴史をもっと正しく習得し、ひとつの時代の中で懸命に生きた先輩たちに感謝する必要がある。強くそう思った。

写真は壱岐が大門に勇退を迫るシーン。いいシーンだったな。大門の功績を長く残すために、潔く退くことを奨める壱岐は、自らも大門とともに会社を去る決意をする。ワンマンの創業社長にとって、自ら身を引く難しさが滲みでていた。

「次の世代が育っております。これからは組織で仕事をする時代です」

壱岐正は冷静で、気骨のある参謀であり、本当のやさしさをもった人間だったと思う。

「不毛地帯」、いいドラマだった。



コメント ( 5 ) | Trackback ( )



« 東京へ移動中 第4回 経営... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (太陽)
2010-03-12 14:09:36
久し振りに散歩によって見ました。
 
 
 
良かったですね (D社のH)
2010-03-13 21:21:48
久しぶりの大作でしたね。保存版として最終回はDVDにとりました。
 
 
 
カッコよかったです! (としたか)
2010-03-14 06:05:28
D社のHさん
戦後の「奇跡の復興」を成し遂げた人たちの勇気に感銘を受けました。見習いたいと思います。

太陽さん
また散歩でお立ち寄り下さい。
 
 
 
最後の二話分しか見てませんが (1000本)
2010-03-15 04:54:08
最終話の前の話を見て「面白い」って思ったので、最終話も見ました。
最初っから見ておきゃよかった、と後悔。
二話しかわからないから、自分が感じたことが他の人と随分とずれているかもしれませんが、自分の成し遂げようとする意識が目の前ではなく、もう一段上にあるとブレないんだなあ、と思いました。
僕が感じる壱岐正のカッコ良さはそんなところです。
そういうふうにありたいものです。
 
 
 
そうですねっ! (としたか)
2010-03-16 02:08:05
1000本さん、コメント どうもありがとうございます。

>自分の成し遂げようとする意識が目の前ではなく、
>もう一段上にあるとブレない

そうですね。1000本さんが今考えていることも、「もう一段上」のレベルで、ブレないですね。プレゼンされているときの1000本さんは、とてもカッコいいです。

明日(ってもう今日か)の午後は楽しみにしています。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。