桜にはいろいろな思い出があって、この季節になると記憶がよみがえってきます。日本の暦の上では、この時期は「別れと新しい始まり・出会いの季節」で、思い出が生まれやすい。大勢の人たちが、それぞれの「甘酸っぱい思い」や「ピリっ引き締まる緊張感ある出来事」を思い出すから、桜は、日本人の「心の花」なんだと思います。
昔の人は、桜が咲くからこの時期を「別れと新しい始まり・出会いの季節」にしたのでしょうか。だとしたらその感性は素晴らしく、先人が作り出してくれた伝統をしっかり受け継いていきたいと思います。最近は海外に合わせて、秋に学校をスタートさせるようなことも議論されているみたいだけど、海外からの学生を秋に迎えてあげるのはいいとして、日本のこの伝統はぜひ守り続けてほしいです。
「不易流行」という言葉が以前から好きだったけど、「
校長通信」というブログの中に以下のような記述がありましたので、引用させていただきます。
俳聖松尾芭蕉が「奥の細道」の旅をする中で体得した概念だと言われています。「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」というものです。「不易」は、いくら世の中が変わっても変わらないもの、変えてはいけないもの、「流行」とは世の中の変化とともに変わっていくものという意味です。学校教育で言いますと、創立の精神が「不易」にあたります。これは変えてはならないものです。その精神を時代の変化や生徒の変化を見据えて行っていく学校改革を「流行」だと私は考えています。学校改革は創立の精神から逸脱したものであってはいけません。だからといって、時代背景や世の中の移り変わりの中で創立の精神そのものを豊かに膨らませていくことを忘れてはいけないと思います。
素晴らしいですね。これ、そのまま企業にもあてはまると思います。サンロフトもそういう会社でありたいです。
そんなことを思いながら、藤枝の金比羅山の桜を散策していました。人が来ても来なくても律義に咲く桜に感動。自然はすごい! 素晴らしい!!
藤枝にきていたので、ランチは久しぶりに八兵衛さんにて。
田毎(たごと)がとても好きです。
お蕎麦はもちろん、スイーツも、お茶も美味しいです。
このご時世なので、玄関の戸も、中庭の戸もすべて外して営業されていました。風通しよ過ぎですが、これもうれしい配慮ですね ( ´ ▽ ` )ノ 。
夕食は焼津のお気に入りのお店、GOODWILLさんにて。
こちらは洋食が絶品のおいしさなのです。
口に入れるととろけるような、とても豊潤な味。
地元 焼津市、藤枝市では今のところ感染者はゼロなので、外食にも そんなにナーバスにならず、むしろがんばって営業してくれているお店を積極的に利用させていただきたいと思っています。
自分は桜の花を見ると、いつも自分が学生を終えて東芝に入社したときのことを思い出します。柳町工場の体育館で入社式が行われたけど、工場内の桜の花がとてもきれいでした。「これからは仕事にがんばろう!」とストレートに思っていました。今でも桜を見るとそう思います。 あと、ヨメさんが短大を卒業して、東京から地元に帰ることになったんだけど(自分は大学4年に進級)、その(地理的な)別れの前に一緒に京王線に乗って百草園に行ったんだけど、そのときのこととかも思い出したりします。百草園は梅で有名なところだけど、地元に帰るヨメさんと東京に残る自分の、青春っぽい出来事を、桜を見ると思い出したりするのでした。