東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




IT革命とか、情報革命とか言われる時代だけど、その中でも特に流れがはやい
時期に入っていると感じている。多分、多くの人が思っている以上に急激な変化が
これから訪れる。「急激な変化」と言っても多くの人たちは、別にジェットコース
ターに乗っているような気分を味わうわけではない。「なんか便利になったなぁ~」
くらいの感じで過ぎていくのだと思う。

スマホで電話したり、メールしたり、チャットしたり、写真撮ったり、動画
撮ったり、モノを買ったり、株を買ったり、切符を買ったり、ピンポイントで
天気予報見たり・・・。これって10年前からすると考えられないような
変化で、大いに便利になっている。でも、多くの人たちはいちいちその便利さ
に驚くようなことはしない。自然に使い始め、もうあたり前と思っている人も
多い。その一方でその害悪を指摘する人も多い。「正しく使うための教育」が
追いついていないからだ。技術の変化がはや過ぎる。不安になるのもわかる。

ぼくが高校の頃には駅の改札には駅員さんがいて、ものの見事に切符を
切っていたけど、今はタッチアンドゴーで、改札に駅員さんはいなくなった。
一つの仕事が消滅したワケで、「改札革命」と言ってもいいかもしれない。

その仕事をしている当事者からすると、それなりにインパクトがあったかも
しれないけど、多くの人は自然に受けれてしまっている。「革命」とか言う
表現は後の時代の人たちが「あの時代はすごかった。革命だった」と言う
もので、当事者たちは粛々と時代の変化を受け入れていくのだろう。
あの改札システムの開発は・・、すっごくたいへんだと思うし、世の中を
変えた。だけど、多くの人たちは粛々と変化を受け入れ、利用している。
そういうことがこれからさらにペースを上げて起きてくる。

自分はITサービスを提供する側にいるので、「こんなこともできるように
なったんだ!」みたいに、変化の速さに驚く機会が、多い方だったかも
しれない。とにかくスピードが速くなる、容量が大きくなる、ディバイス
の大きさはコンパクトになる、使えるエリアが広がる。その変化はかなりはやい
ペースだったと思う。それによってできることがどんどん広がっていった。
思えばインターネットの黎明期は1枚の写真を画面に表示するだけでも
かなりの時間が必要だった。「写メ」なんて送ったらタイムアウトに
なるんじゃないか。それがこの10年で劇的に改善し「インスタ映え」なる
言葉が流行語大賞になっている。すごい変化だと思う。

そして

今、つくづく、これまでのこういう変化というのは、これから始まる変化
のための序章だったと感じている。もっとすごい変化がこれから始まる。

囲碁もそうだったけど、顔認証AIとか、音声認識AIとか、用途を
しぼり込んだAIの実用化は、ぼくらが考えている以上にはやそうだ。
そして、AI機能が付加されたシステムはこれまで以上に大きな
インパクトを世の中に与え、仕事を変えていくような気がする。AIは

疲れないし、人間以上の精度を有していくだろう。
その過程ではなくなる仕事もあるし、新しく生まれる仕事もあるはず。

自転車や車のシェアリングエコノミーは、多くの人たちのライフスタイル
を変えていくはず。というか、IT先進地域ではもう現実になっている。

今の世の中には多くの課題があり、ITを活用することで、それらの課題が
解決できないか、そういうことを考えている人たちがたくさんいて、それ
らの中のいくつかのものは、実際に今の世の中の課題を解決していくと
思う。それは世の中が次々に変わっていくということ。

そして自分も、世の中をいい方向に変化させていく一翼を担いたいと
思っている。それは社会性があり、やりがいも感じる。

技術と時流を見極め、波長が合い、理念に共感できるビジネスパートナーと
オープンイノベーションを展開して、課題を解決していきたい。

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