東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




自然のままの良さ、ひいては地球環境の大切さを今ほど感じる時代もないと思う。20世紀的な視点では 産業発展に適さないとみなされ開発が進まなかったエリアが、今 輝き始めている。

自然が残されていて、その自然とよく調和した暮らしが営まれている「地方」は それだけで魅力的だ。最近は「二極化」とか「地方崩壊」などと言われ、東京の一極集中が叫ばれているけど、東京の魅力とはまったく違った魅力をもつ「豊かな地方」があることを実感した旅だった。

8月25日~26日の福井・滋賀 家族ドライブツアーの様子をお伝えします。

  

写真左・右上  一乗谷にて。室町・戦国時代に五代に渡り越前の地で栄えた朝倉氏の城下。長年の発掘活動により武家屋敷などが復元されて、当時の計画的な町作りと豊かな文化を今に伝えています。

  

写真左・右上  永平寺にて。

はきものをそろえると心もそろう
心がそろうと、はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう

という道元禅師のメッセージは好きだなぁ。日本人だもんね。

  

写真左・右上  東尋坊にて。日本海が生んだ断崖絶壁の景勝地。10年ぶりくらいかな。2回目の訪問。初めて来たときは会社の慰安旅行だった。あのときの旅行も楽しかったナ。人も多いし、売店も充実。こういう観光地っぽいノリも好き。

  

写真左・右上  越前海岸にて。この透明度が日本海の魅力。とにかく水がきれいだよね。小さな港があるのどかな集落が点在し、その間は岩場の景勝地が続く。ゴキゲンなドライブコース。

  

本日の宿は旧宮崎村、今は合併して越前町になっているけど、そこにある樹香苑。
写真左上は泊まった部屋にて。  写真右上は樹香苑の外観。 旧宮崎村はお年寄りでも健康な方が多く、財政的にも豊かだと聞いていた。実際訪れてみて、確かに豊かさを感じることができた。町全体が整っていてきれい。そこに住む人たちの心もそろっている感じがする。こんな「地方」になれたらいいなぁ。

  

翌朝。宿のすぐそばにある茶苑で抹茶をいただく。
写真左上は茶室  写真右上は枯山水の庭園。「日本人でよかった」って実感。

  

鉄道ネタです。どうしてもこれだけは (^ ^;) 。
写真左上は越美北線 一乗谷駅。もちろん無人駅。駅前には広場もロータリーもない。でも味があるよね。
写真右上は北陸本線 余呉駅にほど近いあたり。山と田んぼと鉄道がいい感じ。

  

写真左・右上 余呉湖にて。琵琶湖の北側にある小さな湖。静かな自然ときれいな湖水が魅力的な湖。前から一度訪れてみたかったところ。思いどおりの風景に出会えて感激。

  

写真左・右上 余呉湖にて。いるだけで癒されます。

  

写真左・右上  彦根城にて。超暑い中、坂を登っていく。昔の殿様って本当にスペシャルなんだなぁと実感。

  

写真左上 彦根城から見渡す琵琶湖。  写真右上 国宝 彦根城。
「築城400年祭」開催中です。

  

写真左上 東尋坊で食べたかき氷。実は金時じゃなくて抹茶のソフトクリームがのっていた。でも席に運ぶ途中でうっかり「スッ」と地面に落ちてしまった。そのとき思わず「あっ!」と大きな声がでてしまい、店内外から視線を集めることに・・ (^_^;) 。
お騒がせしてたいへん失礼いたしました。またお店の方、ご迷惑をおかけしてごめんなさい。写真は追加でのせてもらった小豆。

写真右上 左から長男、ヨメさん、次男。一乗谷より残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏の家族ツアーはこの日程以外全員の予定がそろう日がなく、早い段階で日程だけはおさえておいた。はじめに「旧宮崎村に泊まる」ということが頭にあり、それから前後の予定を考えた。

1泊2日で、時間的には短いため「ローカル鉄道の旅」的要素は今回は封印。すべて車で移動した。息子二人は「北陸本線に乗りたい」とのことなので、武生駅でいったん別れ、彦根駅で合流するプランにした。

炎天下、汗をかきながら移動する「夏旅」は好き。
今回は家族と日本の伝統的な良さと「豊かな地方」を実感できてよかった。

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コメント
 
 
 
ボクも行きましたよ (いそちゃん)
2007-08-27 17:15:30
一乗谷はボクも家族で数年前に行きました。
たしかNHKの大河ドラマの「利家とまつ」の
加賀百万石展を見に行った時だと思います。

タイムスリップしたみたいに、ゆったりと時間が
流れているところでした。
 
 
 
一乗谷 (としたか)
2007-08-28 07:11:11
いそちゃんも行かれたのですか。
なんとなくフィーリングが合うみたいでうれしいです。

一乗谷は地図でみる限り今の福井市街からはかなり山間に入っているので、なぜこんな不便な場所に城下を構えたのか興味がありました。

信長が安土に城を構え、城下に楽市楽座という経済特区を作って栄えさせようとした構想に比べるとこじんまりした印象はありますが、文化をじっくり醸造するのにはとてもいい場所だったんだなぁ、と実感しました。

本当にタイムトリップしたみたいにゆったりとした時間が流れていました。いいところですね。
 
 
 
ようこそふくい (ake)
2008-04-08 15:23:27
樹香苑、検索でやってきました。はじめまして。樹香苑のホームページを作成したものです。グラフィックデザインをしております。宮崎村はほんとうにのどかで美しい、正しい日本の田舎という感じですよね。私の生まれ故郷は丸岡といって、福井市となり。日本最古のお城、丸岡城は桜の花で包まれています。
週末は奥琵琶湖へ行ってきたのですが、奥琵琶湖パークウェイはドライブにオススメです。海津大崎にかけて桜の美しい所ですが、ここの桜はまだつぼみでした。私は自転車で上り坂がつらかったのですが、クルマでしたら最高でしょう。上から見る琵琶湖は絶景です。琵琶湖はいつ行っても癒されます。
また、宮崎村そして丸岡にもどうぞお越しください。
 
 
 
たのしみふくい (としたか)
2008-04-08 23:59:58
akeさん はじめまして。
福井の宮崎村、「正しい日本の田舎」って感じでとてもよかったです。前回は一乗谷と永平寺と東尋坊におじゃましたのですが、丸岡城はまだみておりませんし、えちぜん鉄道にものってみたいので また福井にいきたいです。日本海の海がきれいだし、料理もおいしいし いいところですよね。

そうそう、静岡もいいところです。温暖で明るくてのどかです。ぜひお越し下さいませ~。
 
 
 
桜は散りはじめ…これからは新緑の季節 (ake)
2008-04-10 14:37:10

こんにちは。

えちぜん鉄道、超ローカルですね。丸岡城、夏はお城の中を風が吹き抜けて、清々しいですよ。ほんとうに小さなお城ですが。そばの産地なので、おそばもオススメです。

あ、樹香苑のホームページ、簡単なものですが、よかったら見てみてください。
http://www.jukouen.jp/

静岡はなかなか行く機会がありませんが、一度行ってみたいところですね。食べ物も美味しいのですよね。資生堂の美術館へ行ってみたい。気候のいい時にでも。
 
 
 
きれいなサイト! (としたか)
2008-04-10 22:45:23
akeさん、サイトの紹介、どうもありがとうございます。そうなんです。実は昨日検索してみたのですが見つからなかったのです。新しいページなのでしょうか。

サイト、きれいに仕上がっていますね。玄関を入ると太い柱と梁が見事なのを思い出しました。どの写真もきれいだし、宿の魅力を十分に伝えていると思います。そこでおもてなしをしてくれる「人」にスポットをあてたページがあるとさらに良くなるかもしれませんね。

新緑の頃のえちぜん鉄道と丸岡城もよさそうですね。
えちぜん鉄道はこちらの本(http://blog.goo.ne.jp/86mariners/e/5df6775ec6f4fabe8f3209a058f635a8)を読みましてすっかりファンになっております (^^;) 。
 
 
 
雨の月曜 (ake)
2008-04-14 10:25:22

ありがとうございます。

樹香苑のご主人、奥さんともに、自分たちがしゃしゃり出るのをすごく嫌がっていて。控えめな人たちなんです。でも顔写真は載せなくても、何か奥さんのひとこととか、ご主人から料理のコメントしてもらう、など彼らの人柄とか思いが少しでもどこかで出せるといいかもしれませんね。アドバイスありがとうございます。

週末は丸岡城で、桜祭りのイベントが行われ、それはそれは賑わっていました。今日からはまた静かなお城に戻ります。またふくいにいらっしゃる機会があれば、ご連絡いただければ(どうやって???)美味しいお店などご紹介できると思いますよ。あ、勝山市にある平泉寺もかなりオススメです。

ではでは。
 
 
 
ありがとうございますっ! (としたか)
2008-04-15 00:48:06
akeさん、もしよろしければ このブログの右側の欄に「CONTACT ME」ってところがあって、そこのフォームからぼくへメッセージが送れるようになっています。そうすればお互いメルアドを交換できます。よろしければ ぜひそちらからお願いします。

ぼくが福井におじゃまするときもそうですが、akeさんが静岡にお越しになるときも、連絡が取り合えたり、情報提供しあえたらうれしいです。それからぼくは週の半分くらいは東京で過ごしているので、特に秋葉原界隈だったらご案内できますよ~。

ぜひぜひ。どうぞよろしくお願いいたします。
 
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